そうだ、文学フリマに行こう #5
文学フリマ東京38、1週間前———。
ここまでに準備したことを書き記しておきます。
1.現地の下見
当日ブースで販売のお手伝いをいただく海人さんと、現地の下見に行ってきました。
なにしろワタクシ、これまで一度も文学フリマに行ったことがないのに、突然出店しようとしている粗忽ものでございます。
べらぼうに緊張しているのに、現地に行くのも当日が初めてでは、なにかとんでもない失敗をしでかしてしまいそうです。
とにかく下見だけはしておくことにしました。
アクセスと行き方を確認し、東京に戻ってから海人さんと当日の打ち合わせをしました。打ち合わせの時、note仲間は、気がつくとnoteのことや共通のクリエーターさんのこと、夢のある企画などなど、楽しい話が広がって横道にそれていき話が尽きなくなるので、そこは、要注意。笑
この日も、まだ終わっていない文フリをすっ飛ばして面白い企画話に花が咲いてしまい、ちょっと待って、まずは文フリだよねと話を戻しつつ盛り上がりました。
どんな話だったかは、ぜひ、海人さんの記事をご覧ください(下見の写真も、海人さんの写真の方がきれいで見やすいです!)。
海人さんの「気になる本 その1」はこちら。
2.おつりの準備
さて、おつりについては、文学フリマの案内には、このように書いてありました。
そこまで言うならと、金融機関に出向きました。正直、手数料はそんなにかからないだろうと決めてかかっていました。だって両替だし。1000円は100円玉10枚なんだし。そこんとこは変わんないわけだし。
で、あんまり調べないで買い物のついでにフラッと行きました。⇠テンケイテキニダメナヤツ
そもそも、最近現金を使う機会も少なくなったうえ、銀行に行くことが滅多にありません。すでに銀行がどんなところだったかだいぶ忘れ果てていた私。
現在、金融機関にお勤めのかたなら、おそらくこの時点で私を止めてくれたでしょう。せめて「もしもし。もうちょっと調べて行った方がいいですよ」と言ってくれたに違いありません。がしかし、とある興味もあって、わたしは銀行に意気揚々と出向きました。
とある興味。
皆さんは、スーパーなどのレジで10円玉や100円玉の「1本」を見たことがおありでしょうか。いわゆるまとめて棒状、筒状に包装してあるものです。
もしかしてアレで出てくるのでは??
アレが見てみたいし、なんなら持ってみたい。
と、そのような邪な考えを抱いていたのであります。
銀行の案内に行って、両替をしたい、と申し出たところ、受付の方は「ATMでの硬貨の両替は10枚までとなっております」とおっしゃいました。1日1回、10枚までです。と、彼女はさらに補足を加えました。
そうではなくて、1万円を小銭にしたいのだというと、上階に行くように指示され、また別の方がいらっしゃって、案内してくれました。
手数料がかかりますがいいですか、770円です、と言われた時、一瞬、自分のすべての動きが止まりました。
な、ななひゃくななじゅうえん?
結構な金額です。渡された紙には10枚までは無料、11枚~500枚までは一律770円と書いてあります。ちょっと待って。硬貨の種別は問わないということなら、10円玉を70枚両替したら、同じ金額以上手数料がかかるということでしょうか。
躊躇しましたが、今回の私は「文フリ」という「祭り」にあてられてまさに「お祭り気分」。金銭感覚が少々おかしなことになっています。
いいですか、とまた言われ、「い、いいいです」と言ってしまいました。
ナンデーーー!!!ナンデイッチャッタンダロウ・・・
両替申請書に記入すると番号札を渡されました。
この時、またひとつのミスを犯していた私———
1万円以内に収めたかったので、100円を40枚、500円を10枚と書いてしまったのです。そうすると手数料込みで9770円になる、と思ったわけですが、後から、100円を50枚にして、500円はやめとけばよかったと思いました。
理由は、———のちほど。
待ち時間も結構ありました。粛々と番号が呼ばれていき、ついに自分の番です。番号札を渡すと、また違う番号札を渡され―――さらに待つことしばし。
ようやく自分の番が来ました。
しかし、ついに対面するはずだった「1本」はどこにも見当たりません。
100円と500円硬貨がジャラっと入っているトレイを渡され、確認してビニール袋に入れるよう、指示がありました。
私は見るからに落胆の表情を浮かべていたと思います。
えっ・・・なんで?なんで「ジャラッ」なんだろう。
私の茫然とした表情を見て窓口の方が、「あのぅ、1本で出てくるわけではないので」とおっしゃいました。
バレてる。
なんにも言って無いのに!
後から、硬貨は50枚で1本にまとまっているということ(私は100円を40枚申請したのでもちろん1本にはならなかった)、その名称は「棒金」ということを知りました。
そう、だった、んだ・・・・
770円払っても、1本が見たかったのに、凡ミスにより770円払って「1本」が見られず。———アホです。
この経験から、教訓を得ました。
みなさんは、ぜひ、無駄な手数料を払わずに、あるいは手数料がかかっても棒金を手に入れて、両替してください。
私のアホな経験が、今後の皆さまのお役に立てば幸いです。
3.会計と什器
いろいろ考えて、こちらのトレイをAmazonで購入しました。
とりあえずこのトレイがあれば、混乱しない気がする。
そして、売上管理には、コクヨのバックカーボン複写式領収証を使ってみます。もしかしたら少々会計が手間取るかもしれませんが、二人で対応するし、まさかそんなに混雑もしないはず。笑
これなら、お店もお客様も何をいくら買ったか(売ったか)残り、明朗会計かなと思っています。
4.宅配便手配
下見のもうひとつの目的は、どの程度宅配便で送り、どの程度を手荷物にするか、ということを見極めることでした。
持っていく荷物は軽い方がいいに決まっていますが、どうしても持参する必要のあるものもあります。電車の混雑具合やエレベータの有無で、送るか手荷物かは迷うところ。
宅配便に関しては、次のような決まりがありました。
本来なら、早めに荷物を梱包して送ればいいのですが、ブースのおおまかな配置や、先ほど言った手荷物にした方がいいものなどを考慮するには下見をしてから、と思っていました。そして下見は当然、土日のどちらかがいい、と思いました。
で、少しギリギリになりますが、下見してから、到着予定日の2日前に配送することに。
とはいえ、下見直後は疲れてしまって、すぐに準備に取り掛かれなかったので、なんだかんだで予定発送日の前日の梱包になりました。
ブースのスペースを考慮しながら、冊数と配置を決めるのは、結構手間でした。実際のブースは見ていないので、そちらをみないとなんとも、ということもありましたが、何とか梱包完了。
あとは送るだけ。
しかしこの「送るだけ」が私には曲者。
私は宅配関係では結構、間違いをしでかしてきた歴史があります。間違わない自信がない。むしろ、間違う自信がある。
ちゃんと送れたかどうかは、次回最終回、文学フリマ直前スペシャルでご報告したいと思います。あ、でも結局、ちゃんと送れたかは、当日にならないとわからないんですけどね。
ベストを尽くします。笑
というわけで、今回は少し長くなりました。
みなさま、当日は「さわきゆりさん」&「ウミネコ制作委員会さん」の隣、「文学フリマ38東京」の「た―19」で、お会いいたしましょう。海人さんと一緒に、お待ちしております!
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