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大学のソウルフード!⑩八王子編

こんにちは。
前回に続き、東京の西側のソウルフードを取り上げていきたいと思います。

情報が集まるにつれ、国分寺・国立の奥の深さがわかってきたのですが、
今回の八王子も、非常に奥深いものになると思います。

八王子駅南口から

実はこの八王子、市内に15の大学が立地する、日本有数の大学都市なのです!!

「え?大学都市って京都や仙台、福岡のことだと思っていた」という方も多いかと思います。確かに、京都には大学が多いのですが、そもそも人口が圧倒的に京都市の方が多いので(ざっくり15万/144万)、総人口に占める学生比率でいうと、11万/58万と、八王子の方が高いのです。

そうなったのも、もともと東京の都心にあった大学が、高度経済成長期以降に、郊外に移転してきたから。そのため、八王子市の中心部ではなく、少し外れた場所に広大な校地を有する大学が多数あるのです。


中央大学・明星大学・帝京大学・東京薬科大学

八王子界隈で最大の規模を誇るのは中央大学。
そばにあるのは明星大学ですが、少し離れたところにはこれまた大規模の帝京大学もあり、大学密集地帯を形成しています。

仕事で中央大学に行くことが何度かありました。
その時は、京王線の高幡不動駅で多摩都市モノレールに乗り換えていました。
実はこの駅周辺に住む中大生が多いのです。都心まで一本で行けますし、お店も多いので納得です。
そういうわけで中大関係の方に伺った高幡不動のお店を紹介します。
(注:高幡不動周辺は厳密には八王子市ではなく日野市なのですが、中大生のカルチャーということでご容赦ください)

らーめん専門店小川 高幡不動店

塩とんこつ、美味しそうですね!

美豚 高幡不動店

二郎系のような名前と思われるかもしれませんが、魚介系です。
魚介系は個人的にも好きな味なのですが、
かなり評判もよいようなので、気になります。
(実は、打ち合わせで高幡不動にもよく行っていたのですが、スルーしていました。もっと貪欲に開拓すればよかった…)

四八天丼

向かいにある「開運そば」の支店が天丼屋さんをやっています。
名前が象徴的ですが、高幡不動尊に通じる参道沿いにあり、
門前町が学生街になっているというなかなか面白いエリアなのだな、と改めて思いました。

高幡不動を出て7分。
中央大学・明星大学駅で降りました。

ちょっと天気が悪かった…💦
法と正義の女神、テミス像。

中央大学といえば法学部が有名ですが、天秤を持ったテミス像がそれを象徴しています。
ただ、法学部は茗荷谷に移転してしまったので、今後、多摩キャンパスの役割が改めて問われていくことになるのかもしれません。

それはさておき、中央大学といえば、巨大な学食・ヒルトップで知られています。

なんと4階建て!
私も訪れた時、お世話になっている先生と一緒に学食に行き、1階のレストランコープ(生協食堂)で八王子ラーメンを食べました。
八王子ラーメンは、醤油ダレに中細の麺という、これだけだとオーソドックスなものなのですが、刻んだタマネギを加えて甘味が出ているのが特徴です。
醤油ダレに刻みタマネギというと、千葉県の竹岡式ラーメンも近いように見えますが、こちらはチャーシューを煮込んだ醤油ダレを使っていて、やや醤油と肉の味が強く出ている印象です。

さて、ヒルトップの3階には「芭巣亭」というお店が入っています。
これ、どう読むの?と思われるかもしれませんが、「ばすてい」と読みます。
勘の良い方は気づかれたと思いますが、名前の由来はバス停。
そう、正門そばのバス停にあったお店が、ヒルトップの中にも入ったということのようです。

2017年にはリニューアルもされているようです。

芭巣亭

そして、4階のこちら。

四季

卒業生の方から「四季で奢ってもらえるって、最高の贅沢だった😆座敷もあるし。」という声をいただきました!

いやー、中大の学食、奥が深い!!
ここまで深いとは思いませんでした(苦笑)。

さて、学食以外のソウルフードといえば、ここを語らないわけにはいかないでしょう!

ラーメン二郎 野猿街道店2

サムネイルは大人しいですが、二郎の中でも最強と言われる盛りの店です。
そして、私の食レポの才能の無さをカミングアウトしなければならないのですが、
二郎について呼吸するように書く方々が使う語句の「乳化」と「非乳化」、スープの味の違いをロジカルに説明できません(いや、サイエンス用語の乳化の意味はわかりますが、味の違いに落とし込めないという…笑)。
ちなみに、野猿街道店2(一回移転しているので「2」という)は「乳化」とのことですが、スープのコンディションで変わるということもあるのではないかと思うのは野暮なのでしょうね。

ここまで読まれた方はお気づきだと思いますが、私はまだ野猿街道店2には行けておりません。
いずれ、内視鏡検査のごとく前日夜から絶食して臨もうと思います(笑)。

この近辺には、中大以外にも明星大学、帝京大学、東京薬科大学などの大学が立地していて、大学銀座です。

他にオススメいただいたのが、こちら。

にんにくや 堀之内店

やはりラーメンとニンニクはソウルフードの鉄板なのでしょう(笑)。
こ、これも食いたい…。

中大のソウルフード文化圏は、高幡不動、ヒルトップ、野猿街道の三国鼎立の様相を呈していると言えそうです。

ちなみに、八王子ラーメンの話がでましたが、オススメのお店はこちら。

タンタン

仕事で八王子に来た時に訪問。八王子駅南口を出て歩いて少し行ったところにあります。

八王子ラーメンといえば…というお店です。
刻みタマネギが浮いています!

チャーシュー(ロース)を注文しました。
正午に入ったのですが、バラチャーシューは既に売り切れ、チャーシューも僕でラストでした。早めの時間を狙っていきましょう!
刻んだタマネギが溶け込んでいくのと、肉厚で崩れやすいチャーシューがたまらない逸品です。

もう一店、有名なのはこちら。

みんみんラーメン 本店

駅から遠いので前回は断念しましたが、次回は訪問したいです!

東京都立大学

多摩ニュータウンの中、南大沢にある都立大。先日お邪魔した記事を書いたばかりですが、堀之内も近いこともあり、中大と一部ソウルフードを共有しているように思われます。
そうでないと思われるのは、こちら。

カーンさんのカレー

都立大の手前、アウトレット内のスーパー「サカガミ グランルパ南大沢店」にあるカレー専門店。購入してスーパー内のイートインコーナーで食べることができます。
ここは知らなかった!次回(っていつだ?笑)また行ければと思います。

トムの食堂と売店

いわゆる学食ですが、生協食堂とは別。理系の学部の近くにあり、とても人気があるようです。量が多いのも魅力だとか。

工学院大学・創価大学・東京純心大学

新宿駅前にあることで有名な工学院大学ですが、八王子にもキャンパスがあります。先に進んでいくと創価大学・東京純心大学もあり、この辺も大学密集ゾーンです。

ラーメンエース 八王子店

2011年にオープンした二郎インスパイア。やはり大学の近くにあって欲しいお店なのかもしれませんね。

来来亭

久々に出ました町中華!
創価大の近くにありますが、北海道の製麺所・西山製麺の麺を使っているということでファンも多いようです。

法政大学

法政大学。
あれ? 八王子市じゃなくない?
そう、所在地は町田市なのです。

なのですが、キャンパスから下山すると、そこはめじろ台。八王子市なのです(逆側に下山すると、神奈川県であったりするわけなのですが…)。というわけで、生活圏は八王子市、という方も多いはずなのでこちらにまとめてみました(先程の中大の話と矛盾するとか内緒で)

で、やはり外せないだろうということで、こちら。

ラーメン二郎 めじろ台店

すいません、また二郎です(笑)。

ただ、私は今の場所に移ってからは行ったことがなく、以前、もう少し法政大学の近くにある時にお邪魔しました。

さすがに法政から距離が出たので、「法政大学前2」にはできなかったのでしょうか…
レトロなコールの案内
小ラーメンニンニク少な目ヤサイカラメ

法政大学に打ち合わせに伺ったのですが、店舗訪問はもちろん、打ち合わせの後。閉店間際に伺いました。
長年の京都勤務から東京に異動した後、初めて食べた二郎。
美味しいと聞いていたので、楽しみにしていましたが、期待を裏切らない味でした。
私は二郎を食べる時、ヤサイの山の麓から箸を入れて、底に沈んだ麺を掬い上げて先に食べます。そうしないと、伸びてきて喰い終わらなくなるからです(笑)。
そうして食べていく中でヤサイの山が崩れていきますが、これを私は「山が動いた」と呼んでいます(世代!笑)。

この後、腹ごなしにめじろ台の駅まで歩いて帰ったのは言うまでもありません(笑)。

というわけで、いくつかの大学を紹介しましたが、書いていて思ったのは、大学から結構距離のあるところまで食べに行く人も多いのだな、ということです。
これはつまり、近くに下宿していて、バイクや車を持っている学生も多いということかな、と思います。
そういう意味では、出身地も多様な、色々なバックグラウンドを持つ学生同士の交流もできそうで、八王子の大学ならではの強みとも言えそうですね。

とにかく大学が多いので、
「うちの大学が紹介されていない!」
「うちの大学のソウルフードは〇〇だ!」

という方も多いと思いますが、是非情報をお待ちしています!

次は武蔵野・小金井・西東京に参ります!


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