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公演を終えて思うこと

「ラスノーブルをめぐる冒険」
チームNACSの我らがリーダー森崎さんを迎えて行った今回の公演を終えて感じたところ。

ちょっとだけ長めの独り言を言わせてください。(文句ではなく😂)
↓↓↓
これだけの公演をやっていながら
客席は満員の3分の1以下。

ほとんどは知り合い。

一体なぜなんだろう。
何点か思いついたので語ってみる。

①芸術・ショーなどのエンターテイメントのチケットに「投資」する文化の後退

「人間は損を極端に恐れる生き物」であることは、科学的にも実証されている。
人間にとって「損」は「得」の2.25倍のインパクトを持っているそうだ。

「無料🆓」が溢れた世の中、
誰もが「タダで有益な情報」を求めてる

自ら選択して「損」かもしれないステージを見に行くことは相当ハードルが高いのだろう。

だけどね、「損かもしれない」リスクを冒して
観に来てくれた人の顔は一生忘れない。


②「映え」に偏重し「味」を忘れていないか

今回の「豪華ゲスト」を迎えて
「農業」と「芸術」を繋ぐアプローチは
今までの美瑛町には存在しなかったこと。

観光公害に揺れるマチ
農業と観光の軋轢に満ちたマチ
それが美瑛町だ。

まさに今日の公演は
「美瑛町の未来」だったと思う。

だから今回の「ラスノーブルをめぐる冒険」の魅力を正しく伝えられなかったことは本当に悔やまれる。
「今日の客席の様子は、今年の不作のアスパラと一緒だ。来年はもっと豊作にしよう」
そう言った森崎さんも少し悲しそうだった。

農業の悲哀よりも、未来。
農業の辛さより、楽しさ。
それを伝えてこその「味わい」

そう言った観光と食の「味わい方」を
多くの人は知らないのではないか。

農家の農業に対する
人生を賭した信仰に近い情熱

そして何代も前から受け継がれる
地元の文化・歴史を知ってこそ

ラスノーブルのように
複雑で濃厚な味わいが生まれるはずだ。

③マーケティングの重要性
美瑛の新しい未来を信じる仲間がたくさんいると信じたいが、それでも今回の集客状況は予想外だった。

自分を含めて、広報やマーケティングに関する見直しは必要だ。

僕たちは「金」のためにやっている人たちはいなかった。

だけど「値付け」は間違えたかもしれない。
町民に2500円は高かった。

学ぶことが出来るのが人間だと信じる。

聖子さんの悲喜こもごもに溢れた涙を
一生忘れない。

様々な公演は「お客様」がいて
舞台として完成するはずだ。

コレをバネにさらに精進すると誓う。

昨日と今日の公演と
美瑛フェスティバルにあたって
全力で広報にも走りまくった者として
強い「自戒の念」をこめて記す。

まだまだ、「何も」あきらめねーぞ!

いつもより強めのメッセージを添えて。