仕事で「やらないことリスト」を作ってみた結果
「何をやるか」よりも「何をやらないか」の方が重要だ。
このような話はよく聞きます。
実際にスティーブ・ジョブズは、
『やらないことを決める、それが経営だ』
と話しています。
でも、社会人はとても忙しいですよね。
✔️To Do リストに毎日追われている
✔️忙しくて仕事やプロジェクトがなかなか前進しない
これに心当たりのある方は多いと思います。
そんな人たちのために「やらないことリスト」があります。
オリラジあっちゃんのYouTubeでも「がんばらない働き方」というタイトルでGoogle式仕事術として「やらないことリスト」を作ることを紹介しています。
そこで私も実際に仕事において「やらないことリスト」を作って1ヶ月実践してみました。
実際に作った「やらないことリスト」と、それを実践した結果をお話していきます。
毎日タスクに追われている人の働き方が少しでも良くなることに役立てれば幸いです。
私が決めた「やらないこと6つ」
実際に私が作った「やらないことリスト」はこちらです。
1.メールは常時見ない
2.ゴールと制約条件が明確でない仕事は受けない
3.アジェンダが明確でない会議にはでない
4.他人の期待に全て応えようとしない
5.クレクレ星人の相手はしない
6.評価は気にしない
ではこれらを1つずつ解説していきます。
1.メールは常時見ない
メールチェックする時間を決めておき、反射的にメールが来たら返す、ということをやめました。
私は昼前と終業前の2回にまとめてメールチェックし、その場で全て返信しボールは持たないようにしました。
「どうしても緊急で返事が欲しい場合のみ電話を下さい」と関係者には支障がない範囲で公言しておきました。
ちなみに私は対内的な仕事が多いですが、対外的な仕事だと話は別かもしれませんね。
2.ゴールと制約条件が明確でない仕事は受けない
仕事って意外となんとなく、フワッと渡されることが多いですよね。
しかしそのような場合は必ず以下のことを明確にするようにしました。
・この仕事のゴールは何か?
・納期はいつか?
・使えるヒト・モノ・カネは何か?
これらが明確にできない、仮説すら持てないような仕事は受けないようにしました。
3.アジェンダが明確でない会議にはでない
私の会社では本当に打ち合わせが多いです。
しかも定例化していたり、とりあえず呼ばれて参加しなくちゃいけない打ち合わせが多いこと多いこと・・・
なので、アジェンダが明確でない会議には出ないようにしました。
「すみません別件が・・・」と断って、あとで議事録と決定事項を共有してもらうことにしました。
4.他人の期待に全て応えようとしない
これは少し抽象的ですが、私は仕事柄、社内の多くの人と関わります。
しばしば「何でも屋」として頼られることがあり、頼ってくれた人の期待のつい応えようとしてしまいます。
しかし、「今本当に注力すべきことは何か?」を自分の頭で考えて優先付けをし、優先度が低いものはうまくかわすようにしました。
5.クレクレ星人の相手はしない
4.に近いですが、「何でもかんでもやってくれ」というスタンスで頼ってくる人は結構います。
そんな人を「クレクレ星人」や「テイカー」と呼んでいますが、こんな人たちの相手をしていたらいくら時間があっても足りません。
・ググったらわかることを聞いてくる人
・自分で考えずに責任まで押し付けてくる人
こんな人の相手はしないと決めました。
6.評価は気にしない
これは上司やマネジメントへの信頼にもよりますが、人事考課の評定を気にしないようにしました。
もちろん他者からのフィードバックは貴重なのでそれは真摯に受け止めますが、それを目的にはしないということです。
それよりも、
・結果は出たのか?
・前進したのか?
・自分は納得しているのか?
を重視するようにしました。
「やらないことリスト」を実践してみた結果
これらの6つのことをやらないようにしてみた結果、
こんな効果がありました。
✔️作業効率が爆上がりした
✔️本当にコミットするべきことを考える癖がつく
✔️リストを作ることで強い意志を持てるようになった
✔️作業効率が爆上がりした
メールのことを気にせず作業に集中することで作業スピードとアウトプットの質は非常に上がりました。
余計なことを考えないので頭がとてもクリアな状態で仕事と向き合えます。
✔️本当にコミットするべきことを考える癖がつく
やらないことを決めた分、反対にやるべきこと、本当にコミットすべきことは何なのか?を常に考えるようになりました。
今まではタスクを多くこなせば満足してしまうことも正直あったのですが、結果を重視するようになりました。
✔️リストを作ることで強い意志を持てるようになった
「やらない」と決めて本当にやらないようにするのはとても勇気が入ります。実はたまにやっちゃうこともあります。
でも、やらないようにする回数は着実に増えていきました。
私はリストをデスクトップに付箋アプリで表示して、いつも目に入るようにしています。
デメリットは・・・
「やらないことリスト」を作った結果、これらのいいことがありましたが、デメリットもありました。
それは、シンプルに離れていく人がいることです。
私にも、今までよく頼ってきていた人があまり頼ってこなくなりました。
でも、正直困りませんでした。
無理に「誰かにとって都合のいい人」にならなくても仕事は回るし、本当にやるべきことに集中できるので、個人的にはとてもやってよかったなと思います。
ただ、相手の気持ちを考えなくなったり、自分だけが正しいというようなスタンスになってしまわないようには注意したいですね。
無理のない範囲で少しずつ
もちろん最初は仕事に支障をきたさない範囲で少しずつ実践してみるのがいいかもしれませんね。
自分の時間は自分の命、人生そのもの。
家族、仕事、趣味、挑戦・・・
どう使いどう生きるかは自分次第ですね^ ^
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