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組織のゴールを達成する「1on1」の極意~目的と定義編~ 情熱所長シリーズVol.60

こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。
 
「1on1」をご存知でしょうか。
ご存知の方も多いかと思いますが、「1on1」とは、上司と部下が一対一で行う対話のことです。
多くの企業で、社内のコミュニケーションを活性化させるために「1on1」の導入が進められています。
 
社内の雰囲気も良くなり社員も活き活きしてきたという事例もあれば、義務でやっている感じになり益々社内の雰囲気が悪くなってしまったという事例もあります。
せっかく「1on1」を導入したのに、なぜ前者と後者の違いが生まれるのでしょうか?
 
どうしたら、前者のようになれるのか。
今回も吉田部長と情熱所長の対話から教えて貰いましょう。
 

■1on1の目的

情熱所長
新年度がはじまり、
会社から言われた1on 1をやってみましたが、
どうも部下は本音で話してくれていない気がするんです(汗)
 
吉田部長
そうなんだ。あまり上手くいっていないようだね。
どんなところに問題があるか一緒に考えてみようか。
まず、1on1は、なんのためにやるのか振り返ってみよう!
 
情熱所長
そうですね。1on1の目的は、部下を主体的にする。
部下が自分の強みや思い込みに気づき、
最後は自分の行動力をアップさせることですかね!

 
吉田部長
おー、凄いじゃないか!
よく覚えているね。
 
情熱所長
わっ、褒められた!(笑)

■部下の主体性は上司には他人事!?

吉田部長
ただね、多くの上司が部下を主体的にすることを勘違いして
部下の問題を他人事のように扱ってしまう
傾向にあるんだ。
情熱所長は、そんなことはないかな?
 
情熱所長
えっ、部下の問題を他人事のように扱ってしまう!ですか(汗)
 
吉田部長
そうそう。1on1でよく起きることなんだけど、
「部下の問題は自分自身で解決すべきだ」という意識が強くなりがちになる。
 
情熱所長
そう言えば、「それは、あなたの問題でしょ!」と他人事のように言っているかもしれません。
 

■不安になると本音は語れない

吉田部長
そうなると、「この上司は自分のことに全然関心もってくれていない」と部下は不安になってしまう。
 
情熱所長
なるほど、部下が不安になると本音は語れませんよね。
では、上司はどうしたらよいでしょうか?
 
吉田部長
それは、まず1on1を行うとき、1on1の前提に立ち戻って欲しい!
例えば、仕事にかかわる部下の問題は組織の問題であり、その問題を解決することは、組織の問題解決をすることだという前提に
 

■1on1の前提を共有する

情熱所長
そうですね。その前提を忘れていました。
部下の問題を解決しない限り、組織は前に進めないですね。
 
吉田部長
ただ、最終的には部下が主体的に動き出すことが1on1の目的だから、部下の問題は組織の問題だという前提の中で、問題解決のための役割を部下に果たして貰わなければならない
 
情熱所長
そこが大事ですよね。
部下が自分の役割に気づき、その役割を果たしていくための1on1にする必要がありますね。
 
吉田部長
だから、その役割を完遂するために、部下が行動力をアップさせていく1on1だという前提が上司と部下の間に必要なんだ。

情熱所長
そうですね。その前提を忘れてしました。
その前提を部下と1on1を始める前にしっかり共有したいと思います。
 

それでは、今回の質問です。


「部下の問題は、誰の問題ですか?」
 
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
 
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