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リモートワーク時代の部下との付き合い方|上司は現状を受け止め安心安全な場をつくる

リモートワークで部下のモチベーションをあげる6つのポイント

1. 上司は現状を受け止め安心安全な場をつくる
2. 朝礼と夕礼を効果的に実施する。全員の意識を揃える
3. 仕事の締め切りを設け部下に緊張感を持たせる
4. 部下と言葉のキャッチボールをする
5. 不定期なコンタクトで部下に緊張感とブレイクタイムを与える
6. 部下の1日をリセットする

今回は『上司は現状を受け止めて安心安全な場をつくる(その2)』です。

① 上司は現状を受け止め自分のイライラをなくす(前回)
② 部下の「わからない」「できない」をなくす(前回)

・上司は知ったかぶりせず、部下に教えてもらうことも必要

さらに、オンラインでコミュニケーションをとるための操作方法を上司も部下も全員で勉強会を開いてマスターしていけばチームとしていい雰囲気をつくることもできます。


このとき上司もオンラインについて知ったかぶりをせず、わからないことは、詳しい部下に教えてもらったり、もっと良いやり方をメンバーから募集したりして全員でより良い環境をつくり上げていくようにしましょう。

上司が正直にわからないとことを部下に聞く姿勢は、上司の誠実さが伝わり部下は安心します。この上司の姿勢は、チームの中にわからないことはすべて上司に聞けばいいという投げやりな雰囲気ではなく、お互いに助け合う和やかな雰囲気をつくります。

・オンラインで簡単なルール作りをする

その他にも、オンラインでコミュニケーションを円滑にする仕組みがあります。仕事の話を抜きにして全員でオンラインでの雑談やランチタイム、オフ会ではオンライン飲み会も開催しましょう。

リラックスしてオンラインの使い方を覚え、コミュニケーションスキルを磨くことができます。
例えば、最初に名前を呼ぶこと、ミーティングで発言するときは手を挙げることや画面は顔が確認できるビデオにしておくことなど、チームで簡単なルールを決めてオンラインへの抵抗を少なくしてください。

そうすることで、メンバー同士の親近感が深まっていきます。

もし、在宅勤務で家族がいる環境であれば、家族のいる環境を受け入れてあげましょう。「なんだ、子供がいるのか!」というように部下の環境を否定する眼差しを向けるのではなく、部下の子供の名前を呼んだり、家族のいる環境でリモートワークをしていることを労ったりして、部下が気にしている家族のことを理解してあげましょう。

部下は、そんな上司の計らいに安心します。

一方、自分の部屋を見られるのが嫌な部下がいれば、海辺の風景などの仮想画面の設定の方法を教えてプライバシーを守りリラックスムードで親睦を深めることもできます。

・バッドニュースを歓迎する

あなたが上司に報告するとき、どんな報告をしますか。
多くの人は、良いことは過大評価し悪いことは過少評価して報告します。ひどい場合は、悪い評価を報告しないでしょう。

これでは、上司は状況を把握できず正しい判断ができません。人は、自分を高く評価してもらいたいので、良いことばかりを報告しようとします。自分を認めて貰いたいからです。だから、この認めて貰いたい基準を変えればいいのです。


その基準とは、真実を報告した人が評価されるということです。ただ、真実を報告しなさいと言っても部下は構えてしまします。だから、上司の方から「バッドニュースは何かな?」と問い掛けて、バッドニュースを聞きだします。最初は、少しムッとするかもしれませんが我慢です。

「ちゃんと報告をしてくれて助かるよ!」と部下の報告をねぎらいます。これを繰り返してくうちに、部下は安心して真実を報告してくれるようになるでしょう。


偽りの報告を信じて間違った判断をしてしまったら、会社に大きな損害を与えてしまうかもしれません。部下から真実の報告を受けて適切な判断することが大事です。


本当に評価されるのは、良いニュースを過大報告することではなく、バッドニュースを過少報告ではなく真実を報告することが大事だと部下に伝えていきましょう。チームの成果が10倍あがります。

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今回のポイント
① 上司は現状を受け止め自分のイライラをなくす(前回)
② 部下の「わからない」「できない」をなくす(前回)
③ 上司は知ったかぶりをしない
④ オンライでの簡単なルールをつくる
⑤ 上司はバッドニュースを歓迎する

今回の質問です。 

「部下がモチベーションをあげるために何が必要ですか?」

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

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P280リモートワークで部下を動かす7つのポイントを引用しています。

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