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「天才」になれなかった「凡人」は得意を伸ばそう

『転職力大全』という本を出しました!良かったらどうぞ!

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 そうアタシは半人前 ブサイク ただ凡人
 転生さえ願った業人
 未来 未来に手を振り連打

【歌詞引用】syudou『ギャンブル』

英語とプログラミングが出来ないとマズい?

 世間を見渡すと、やれ英語だやれプログラミングだと、誰もが異口同音に意識の高いことをつぶやいています。

 これらの強気な言葉に煽られ、自分のこれからを不安視している人が少なくありません。

 その不安から、慌てて英語の参考書を手に取ったり、プログラミングスクールに駆け込んだりしている人もいるでしょう。

 でも正直、英語とプログラミングは出来た方が良いです。生存率が一気に高くなります。

ビジネス英語を一長一短で身につくと思うな

 『ビジネス英語大全』という本も出しましたが、2回留学して、大学院卒業まで英語を勉強し、8年ずっと英語でメールを書き、議事録を英日で書き、資料を作り、会議英語で進行し、プロジェクトの進捗を行いました。

 毎日1時間英語を話したりすることは極めて重要ですが、続く方が100人いて1人いれば良い(自分の英語部の実測値です)、ビジネス英語は一長一短で身に着きません。プログラミングも然りです。

無理に変わろうとしても、変われない

 「無理に変わろうとしても、変われない。貴方は別人にはなれない」という事実を伝えたいと思っています。

「できないことはできない」と諦める

 「5教科全部出来る」は絶対正しいし、その方が選択肢が広がるのは間違いないのですが、「5教科強い」人に絶対負けるので、まあ1教科物凄く出来る方が良いかなと中学時代の自分は思いました。

残念ながら人生は「配られたカード」で勝負するしかない

 中学校の図書館にPEANUTSコミックがあったので読んだら、スヌーピーの名言を目にしました。

「配られたカードで勝負するっきゃないのさ…それがどういう意味であれ」


 偶然目にした言葉でしたが、ハッとしました。

 どんなに凡人で頭が悪くても、受け入れるしかなかった。

 でもその瞬間に、腹を括ることが出来ました。

 もう「出来ないことは出来ない」と諦め、自分の思考の癖や強みと弱みを把握して、得意なことを強みにして生きていける場所を見つけようと決めたのです。

努力では全ては解決できない

 それまでずっと思っていた、「努力すればコンプレックスがすべて解消され、別人に生まれ変われる」という考えは、的外れな勘違いでした。努力で補えることもありますが、生まれながらの才能の有無は、無視できません。

 例えば、スピーチが苦手な人が努力しても、多少なりとも改善するかもしれませんが、元々話すのが上手で、人前に出るのが好きな人には敵いませんよね。

 正直英会話が上手くなるのは日本語でも話好きな方の方が多く、日本語でもシャイな方は英語でいきなり話せるかというと、難しいケースが殆どです。

 でも別に、全員が全員話上手になる必要はないのです。

 寧ろ、苦手なのにもかかわらず、改善に労力をかけ過ぎていると、生存戦略としてはあまりに効率が悪いのです。

得意を伸ばそう

 人は生まれながらに特性があり、その特性を努力で変えることはできません。

 苦手の克服ばかりに汗をかくのではなく、得意を伸ばすことにもっと時間を割くべきです。

「英語」と「国語」に絞った

 作者は中学の時に5教科が出来ないと分かったら、「英語」と「国語」に絞った「全員留学必須」の仙台白百合学園高等学校に入ったのですが3か月オーストラリアに留学しIELTS6.0を取得。

 塾には全く行かず、大学の一般試験で1位になり4年間学費免除になり、フィリピン大学に1年交換留学した後、英語とフィリピン語のスピーチコンテストで優勝し、大学を総代で卒業し、東京大学大学院国際協力学専攻修士課程に入り、さらに2年間学費免除、修士論文が専攻長賞を受賞しました。

 大学の経済学の先生の薦めで修士論文を元に書籍化して頂けました。

 知能が低くてもそれなりの学業を収めることが出来ました。

完璧な人間などいない

 完璧な人間などいません。

 英語もプログラミングもできて、タスクのマネジメントができて、さらに運動神経のいい人に出会ったとしても、ごく一部の天才です。

まとめ 得意なことを伸ばそう

 私が伝えたいのは、「苦手なことを無理して改善しようとしても、正直「普通」以上にはなれないから、得意なことで活躍したほうが良い」ということです。

 貴方はきっと、「普通」と引き換えに、「相対的に得意なこと」もしくは「人にはない特別な何か」を得ていますから、出来ないことがあっても安心してください。

 そして、それで勝負すれば、人生を十分に楽しめます。

 従い、貴方は貴方のままで、「苦手」と「得意」の取捨選択とそれにベットする覚悟を持てばいいのです。

【参考】森 泰輝 『残念ながら、人生は「配られたカード」で勝負するしかない』https://note.com/taikimori/n/n58c33bedc0c1

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