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評価基準の設定から読み解く行動経済

アンカリング効果について

行動経済を深めれば深めるほど…
実に深く面白く感じます。
よく通販番組やテレフォンショッピングで
「本日の○○時までにご契約いただいた方にはもう一本プレゼント!」
等の内容は良くありますね。
人間はモノを買う時、
無意識に評価基準を設定してしまいがちだと言われています。
実はこのプレゼント!とか、
今なら特別価格です!等は、
アンカリング効果と言われるものです。
このアンカリング効果は評価基準がアンカー(錨・いかり)となり、
「購入者へ標準より安くなっている」と言う事を判断させて、
買いたい欲望を高めさせると言う戦略の一つです。

割引価格に通常価格を付ける事で印象が変わる

アンカリング効果の実例とすれば…
販売価格8,800円の女性用ワンピースがあったとしましょう!
① 割引価格8,800円!と言うのと、
② 通常価格18,000円を51.2%OFFの割引価格8,800円!であれば、
どちらがお得に思いますでしょうか?
どちらも同じ8,800円です。
しかし、②のように通常価格18,000円を前に入れることで、
購入者の評価基準が定まります。
評価基準がアンカー(錨)となりましたので、
「標準より安くなっている」事を判断させています。
これで、買いたいと言う欲望を高めさせて購入へ繋げているのです。

アンカリング効果の実証

吉田行動経済研究所では、
行動経済学から紐づいている
ナッジ理論
フレーミング効果
そして今回のアンカリング効果含めた
実証アンケートも今後、数多く行って行く予定です。
何度も書きますが、
吉田式マーケティングメソッドは実証を繰り返す事で、
進化を遂げていくからです。
知識が増えると実証数がモノを言います。
我々はマーケティングメソッドを最大限活用しながら、
デジタル動画メディアを大きく展開して行くのです。

それは無理!と言う変われない人たち

私は2020年に入ってから明確に感じたことがありました。
今までその道で食べていた方々の仕事が大きく変わる!と。
一つは動画編集です。
テクノロジーの進化は驚くほど進んでいるのです。
数年前からここに目を付け、私は時間投資を行って来ました。
2020年に入り僅か2ヶ月で150本を超える動画編集を行いました!
1日2.5本以上です。
異常なほどの数値だそうです。
以前の仕事のやり方に縛られていた人間はみんな口々にこう言いました。
「それは無理です」と。

出来ない理由を探す人間は確実に置いていかれる

しかし、私はやってのけたのです。
出来ない理由を探す人間はみんな離れていきました。
もちろん、最初はかなり低いレベルです…
そりゃそうでしょう!やった事などほとんどないのですから。
下手な鉄砲数打ちゃ当たる!と言うのは本当ですね。
しかも「度を越させる事」が大切です。
そんな下手な鉄砲でも「これだけは!」と言うルールを守っていました。
それが「被写体の価値を高める事を一番に考えた動画」を作る!
と言う事でした。

価値向上へ繋げたい

話を元へ戻しましょう!
コロナ禍で大きく変わった環境の中、
以前のような状態に戻るには…
よほどのパワーが必要でしょう。
私はもう戻らないのでは?とも感じています。
であれば、新しく作ればいいのです。
人口減少に向かう我が国日本の最大課題は、
【生産性や価値の向上】と言われています。
これが大きな課題であるのは紛れもない事実です。
そして、デジタル社会はアナログ社会と違って、
「遅れれば遅れるほど致命傷になる」
と言う事を真剣にご理解頂きたいのです。

価値向上とスピードを連携させる

価値向上とスピードの連携
そんな都合の良いことが出来るのか?ですが、
これが出来るのです。
行動経済を深めれば深めるほど感じています。
と言う事は…
いかに今まで無駄な情報が多かったか?と言う事実や、
間違った情報、
バイアスの掛かった状態で知識を入れていたか?と言う事です。
しかし人間は簡単に変われません!
変化は好まない動物だからです。
だからこそ行動経済の視点が重要なのです。

実証実験の繰り返し

アンカリング効果等の実証実験は、
なんとなくそんな気がするではなく、
本当にそのような結果が数値化されているか?と言う確信を取るためです!
更に初期的な質問から、
どのようなナッジ手法が効果的であるか?をも実証実験で調べていきます!
ナッジ理論のフレームワークは幾つかヒントが見えてきました。
1に簡単であり、
2に社会的であり、
3にタイムリー性があり、
4はいかに魅力的であるか?と言う事です。
その上で、フレーミング効果実証実験も重ねてまいります。
今までにはなかった圧倒的メソッドを手にする為に、
行動経済の実証実験を実施していきますのでお愉しみに!

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