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小学生の英語学習アンケートと行動経済⑤

アクティブラーニング

学習者である生徒が、
受動的となってしまう授業を行うのではなく、
能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法を、
「アクティブラーニング」
と言います。
いわゆる実践型教育の事ですが、
私は教育にとても重要であると考えています。
行動経済に関するnoteを書き始めたきっかけ
「吉田行動経済研究所」
吉田行動経済研究所の第一回目、
2020年6月3日の記事がコチラ
学生応援メディアから生まれた吉田行動経済研究所です。
福岡女学院大学浮田ゼミメンバーとの出会いです。
彼女たちが全国でも指折りの、
アクティブラーニング実践を行っていたからです。

教育改革の背景

アクティブラーニングは、
大学の教育改革が進む中で取り入れられて来ました

それが小学校や中学校、
高等学校の初等教育や中等教育にまで広がって来たのです。
その背景には…
社会の経済状況変化に伴った、
社会に求められる人材の変化
が起きているのです。

時代教育の流れ

過去の戦後教育の在り方については…
様々な論が御座いますので、
あまり深掘りはしない事にします。
行動経済を語っておりますので、
日本経済が大きく揺れたバブル期からの教育から、
少し追って行きたい
と思います。
1980年代から1990年初頭にかけ…
バブル経済期や情報化社会が訪れました。
一気に日本が世界へ出て行くきっかけとなったのです。
それまで教育現場で行われていた、
規則や標準化の授業が崩れる事になりました。
1990年代以降でインターネットが始まります。
これによって何が起きたのか?
そうです!
情報化社会が加速して行ったのです。
そしてバブルが崩壊
激動の時代が動き始めました。

激動社会に対応出来る人材教育

激動の時代によって何が起きたのか?
作り上げてきた様々な社会の仕組みが、
根底から脆くも崩れ始めた
のです。
「崩れ始めたら新たに作ればいい!」
社会に対応した仕組みへの変更が動き出しました。
人口増大における、
大量生産時代に合わせて設計された、
「規則・標準化を行う授業」ではなく、
「自由化・多様化」へ
と、
教育の重点分野が変更して行ったのです。

人間はすぐには変われない

日本は右へ倣えと言う習慣がありますが、
これまでのように欧米に倣うのではなく…
自分たちで創造していくことが必要な時代
いわゆる「創造力=クリエイティブスキル」です。
しかし…
そう簡単にはいきません。
なぜか?
指導者スキルの課題です。
教育改革を始め、
新学習指導要領等の内容は、
とても素晴らしい
と感じます。
しかし子供たちに教えるのは指導者です。
だからこそ、
時間が予想以上に掛かってしまうのです。
これは今の指導者が悪い!
と言っている訳ではありません。
改革に痛みは伴いますし、
最初から何でも上手く行く訳がないのです。

グローバルかつコミュニケーション能力の重要性

これからの日本、
そして日本人のあり方として、
グローバル化の中でのコミュニケーション能力が、
とても問われています。
世界と繋がるには、
「言語」と「コミュニケ―ション」
日本を打ち出すには、
「心」と「精神性」
双方を兼ね備えた次世代の若者が増えれば…
日本は必ず大きく前に進むと断言します!
長くなりましたが…
アンケートを見て行きましょう。

アンケート実績④

吉田行動経済研究所調べ
(2020年10月資料-アンケート最終結果)
「小学生の英語学習に関するアンケート」について、
アンケート分析4日目
となります。
(有効回答数815名)

Q7:グローバル化する社会の変化に対応するべく、早期から英語や異文化に触れ、コミュニケーション能力を培おうとする背景があることはご存じですか?

この三日間でのアンケート結果は以下の通りです。
質問1「2020年の学習指導要領が変更は知っているか?」
質問2「外国語(英語)の勉強会が新たに加わったのは知っているか?」
質問3「3年から外国語活動、5年から外国語が教科になるのは知っているか?」
質問4「英語の授業は、聞く・読む・話す・書くの4技能を育む事を知っているか?」
質問5「小学6年生までに覚える英単語数は600-700語であるのを知っているか?」
質問6「日常の中で英語を話す外国人と触れ合う機会はあるか?」
でした。
今回は質問7となります。
上記の質問にある、
「コミュニケーション能力を培おうとする背景があること」
を知っているか?です。
知っている(はい)=467名(57%)
知らなかった(いいえ)=348名(43%)

以上となりました。
今回の質問で初めて「はい」が逆転しましたね!

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小学生の英語学習アンケートと行動経済⑤まとめ

2020年の教育改革話題を中心に、
5日間に渡って記事を書いて来ました。
「教育の真の目的」とは何でしょうか?
【教育とは人格の完成をめざし、
「平和的な国家及び社会の形成者」として、
「心身ともに健康な国民の育成」を期すること】
です。
一部抜粋しましたがこの通りです!
平和的な国家の形成!
そして社会は変わる
のです。
心身ともに健康とは、
心と身体の健康
なのです!
私たちの子どもの頃とは全く違う、
社会環境が起きようとしています。
ハッキリ言いますが…
とにかくやめて欲しいのは、
知識が薄く自分本位のバイアスを掛けた、
大人たちの都合で判断する指示
です。
大人都合が子供の未来成長の邪魔をする事は、
断じて避けねばなりません!
全ては知る事から始まります。
正解など無い時代だからこそ、
何度も何度もチャレンジする行動力が、
今こそ問われているのではないでしょうか?
知り得た「知識」をどう活かすか?
と言う「大人としての知性」
が求められている時代なのです。

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