【メジャ就 7/25】 アメリカのプロスポーツ界は、私にチャンスを与えてくれた (1)

私も、プロ入りを夢見ていた野球少年だった

今回のシリーズを通じて、読者の皆さんに、アメリカのプロスポーツ球団のフロントに就職することを勧めるのですが、もともと私は日本生まれの日本育ち。

大学まで野球部に所属し、英会話もほとんどできない学生でした。

大学を卒業後、将来は野球に関係した仕事に就きたい一心で、英会話を身につける目的で渡った先のカナダで得た縁から、1A球団のフロントでマーケティング・オペレーションの仕事に携わり、そこから3A、そしてNHL、NBAというメジャースポーツの球団フロントに就職しました。

2002年の初版出版当時は、独立してニューヨークのマンハッタンに「オカモト・スポーツ・マーケティング・インターナショナル」という会社を設立。MLBとNBAとは、リーグとの間でコンサルタント業務を行なっていました。

その他、球団ではMLBミネソタ・ツインズと契約し、環太平洋地区オペレーション・ディレクターとして活動をはじめ、トヨタ自動車のバスケットボール部アドバイザー、さらにアメリカのスポーツ出版社やアパレルメーカー、広告代理店、マーケティングコンサルティング会社等と契約、それぞれのマーケティング・ビジネスに日米で関わっていました。

また、日本のメディアでは、これまでMLBやNBA、NHLのジャパン・ゲームのテレビ中継レポーターやMC(アトラクションの進行役)を担当。スポーツ新聞の連載などで登場してきました。

過去の実績ですが、今も継続しているものもあります。

もともと英語もほとんど話せない、特別な才能もコネもない、ごく普通の学生でした。そんな私がここまで来ることができたのは、周囲の物心両面での助けはもちろんのことですが、アメリカのプロスポーツ界がそんな私にもチャンスを与えてくれる社会だったからです。

そのことを理解してもらうために、まずは私の経歴、そしてアメリカのプロスポーツ界でどんな活動をしてきたのかを紹介しましょう。

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