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やりたい事に悩んでるあなたへ

この夏、高校生が参加するサマースクールに担任として参加しました。

▼参加したサマースクールはこちら▼

これまで普通のサラリーマンだった自分が”先生”と呼ばれる不思議な期間。

もちろん自分は塾名のような"日本・世界を背負ったリーダー"として活躍できているわけではありません。
でも、僅か数年であっても学んだ"社会で求められる人材"というものを伝えさせていただきました。

この間、高校生に話をするにあたり、自分を再度見つめ直す機会となりました。
自分はなぜ今の仕事をしているのか?
今後どうしていくのか?などなど、
改めて自分と向き合ってました。

自分が担任をさせて頂いていた期間はもちろんのこと、先日も開催されたオンラインカリキュラムを通して、今の高校生たちから直に進路相談を受けることが多かったので、相談を通じて感じたことを記事にしてみます。

「やりたいことが分からない」とは?

このサマースクールは『日本の次世代リーダー養成塾』と言い、将来日本・世界を背負って活躍するリーダーを目指す高校生が集まっています。

各自が高校では、部活動・生徒会・学級委員などで活躍し、中には高校生ながら学生団体を立ち上げて活躍している子も多くいました。

そんな彼らの最も多い悩みというのが、やりたいことが分からない問題。

やりたいことが分からないというのは、将来について何も考えてないということではありません。
やりたいことが多すぎて、将来何をを目指すべきか分からなくなっている状況。もしくは、自分のやりたい事を1つに絞りきれてない状況です。

日本・世界で活躍するリーダーを目指しているのだから当然です。

ある程度、将来こういう事に関わりたいとアバウトな方向性を持っている人もいましたが、じゃあ何屋さんになりたいの?と聞かれると1つに絞れない子が多くいました。

これまで会社説明会などで大学生の学生とお話する機会がありましたが、この手の相談は多かった印象です。これは高校生だけでなく、大学生でも同様の悩みを持っている人が多いようですね・・・

やりたいことを見つけるために

これに対する自分の見解としては、結論を言うと今取り組んでいることを、そのまま全部続けていると自然と見えてくるというのが本音です。

かつてMLBで活躍されたイチロー選手のこんなエピソードがあります。

2001年9月、アメリカへ渡りメジャーに挑戦したイチローが 234本の新人最多安打記録を達成した日。インタビューで次の目標を尋ねられました。記者はさらなる大きな目標の発表があるものと答えを待ちわびていたそうですが、イチローが答えた目標は「次のヒットを打つこと」と答えたそうです。

イチロー選手は常に目の前でやるべきことをコツコツとと積み重ねていたのですね。目の前の目を一つ一つ達成することで、あのような実績を出していたのです。

将来の目標を1つに絞らないまま大学を選んだり、就職先を選ぶのは本当に良いのか?と不安なるでしょう。

確かに"二兎を追う者は一兎をも得ず"という言葉もありますよね。

でも、二兎ともを得ようとして足掻いたその経験は、必ずその後の人生の糧になると思っています。

目の前の事を成し遂げて行くと、新たな道が開けたり、新たな興味、発見が見つかったりするものです。

少なくとも自分はそうやってきたことで今の自分があります。

安心して今やってる事全てを、後悔しないように、全力で取り組んで欲しいと思います。

やりたいことをやる上での注意

やりたいことを全てやると伝えましたが、1つだけ注意があります。
それは優先順位を間違えてはいけないということ。

有名なお話ですが、石と壺のお話がご存知でしょうか?


ある大学でこんな授業があったという。

「クイズの時間だ」

教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。 
その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。
壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。 

「この壺は満杯か?」

教室中の学生が「はい」と答えた。
  
「本当に?」

そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの
砂利をとり出した。

そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、
岩と岩の間を砂利で埋めていく。
  
そしてもう一度聞いた。 

「この壺は満杯か?」

学生は答えられない。
  
一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。 

教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から、
砂の入ったバケツを取り出した。 

それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。 

「この壺はこれでいっぱいになったか?」

学生は声を揃えて、「いいえ」と答えた。 

教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。

彼は学生に最後の質問を投げかける。

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」 

一人の学生が手を挙げた。

「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」

「それは違う」と教授は言った。 

「重要なポイントはそこにはないんだよ。
 この例が私達に示してくれる真実は、
 大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、
 その後二度とないという事なんだ」 

「君たちの人生にとって”大きな岩”とは何だろう」
と教授は話し始める。 

「それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり…。 

ここで言う”大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。 

それを最初に壺の中に入れなさい。

さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。
  
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、 君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。 

そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なもの
に割く時間を失い、その結果、それ自体失うだろう」 

※引用:https://mugikiri.exblog.jp/18118032/

自分が伝えたいメッセージはここに全て入っています。
高校生でなければ、大学生でなければ、今でなければできないことはないでしょうか?

やりたいことが多すぎる人は、物事を整理して優先順位をつけることをオススメします。
きっと今やるべきことが見えてきます。

最後に

実は、色々書いている私も今後何の仕事をやっていくのか決まってません。
別のnoteで書いているように実家には家業があり、今はサラリーマンをやってます。

でも、自分は人生を通してやりたいことがアバウトには決まっているので、それができるように目の前の仕事を一つ一つこなしています。

下積みをして、独立してやりたい事業を立ち上げている人も多くいます。

悩んでいる人はぜひ、今やっている取り組み・勉強などを全力で成し遂げてください。
きっと道が開けるはずです。









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