【政策5つの柱:その4】 観光・環境 ~沖縄の優位性と課題解決~
全天候型Jリーグ規格サッカースタジアム建設の目的は、世界的にみてもファンの多いサッカーにフォーカスすることで国内外からの旅行者を増やし、地域経済の活性化を図る意図があります。なぜサッカーかといえば、競技人口やファンが非常に多いにも関わらず、沖縄にはJ1規格のスタジアムが現状1つも無いからです。スタジアムを建設することによって、スポーツツーリズムが活発になり、より多くの旅行者を取り込むことができると考えています。
ちなみに鹿島アントラーズは、茨城の何もなかった土地にスタジアムを建設し今や日本を代表するチームとなり、浦和レッズの事例をみても、試合の度に街全体が盛り上がるなど、多くの実例があります。FC琉球をはじめとする地元クラブからJ1のチームが誕生し、スタジアムとともに世界で活躍できるチームがでてきて欲しいと期待しています。
県内には宜野湾マリーナなどが漁船などのない、レジャー目的を中心としたマリーナとなっていますが、一方で那覇市にはマリンレジャー専用の港が整備されていません。現在もマリーナ自体はありますが、漁船やヨット・ダイビング船などが混在する形で港に停泊しています。
珊瑚や海の透明度など世界に誇る沖縄の海を楽しみにお越しになっている国内外からの観光客が、漁船や貨物を見ながら船に乗り込み海に出発していくという観光体験を十分に引き上げることができない状況です。
世界でも誇れる、美しい海を有している沖縄だからこそ、観光客の皆様がもっと喜んでいただける環境にしていく必要がある。観光客と事業者のどちらにとっても満足度の高い、世界レベルのマリーナ整備を進めていく必要があると、私は考えています。
「LRT」とは、次世代型路面電車システムと呼ばれる、路面を走行する低床式車両のことをいいます。
現在、那覇市は日本で一番渋滞する街となっています。そのため、渋滞緩和の打ち手として那覇市の東側にある真和志地域の周辺にLRTを引くことが計画されています。
LRTの導入に関しては、周辺地域に住む人々が移動しやすい道路整備などの、街づくりとセットで行うことが前提です。モノレールは東西に走っていますが、真和志地域にまでは届いていないため、LRTの導入によりラストワンマイルの交通利便性を向上させることができます。
車に乗らない方でも快適に過ごせる街となるよう、渋滞とともに公共交通の拡充を図りたいという想いがあります。
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