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現代文の勉強法-偏差値40台から旧帝レベルに仕上げた方法-

ここでは勉強法がよくわからないといわれる現代文について、僕が実践した現代文の勉強について書いていく。現代文は勉強法次第で得意科目にすることが出来る。


現代文には二つの力が必要である

現代文で点を取るために求められる力は二つに大別できる。読解力記述力だ。この二つの力を養うことが出来れば現代文は得意科目になる。

読解力とは

まずは読解力だ。これなくして、現代文は攻略できない。記述力が応用とするならば、読解力は基礎だ。
 そもそも現代文には裏技など存在しないと思ってほしい。巷では「傍線部の近くに必ず正解がある。」、「このキーワードが使われている選択肢は正解である可能性が高い。」など裏技めいたものが出回っている。これらは100%誤りというわけではないがあくまで傾向の話だ。これらの傾向をいくら頭に入れたところで根本の解決にはならないことを覚えておいてほしい。
 現代文とはいかに文章を正確に読めるかが問われている。そう、この文章を正確に読める力というものが読解力である。この読解力を地道に養ってきたものが現代文の強者となる。

記述力とは

次に記述力である。記述力は読解力の応用である。読解力なくして記述力はつけることはできない。
 記述力は、主に二次試験で問われる力だ。なぜ、二次試験において記述力が問われるのか。それは、受験生の読解力をもう一歩踏み込んで評価できるからだ
 正直言ってしまえば、記述形式でない共通テスト・センター試験では受験生個々の読解力を図るのに限界がある。それらのテストは選択肢問題であり、直感で当たることがあるからだ。しかし、記述式の二次試験は違う。文章を正確に読み解き、設問の要求することを正確に記述しなければ点数は発生しない。
 記述力とは文章を正確に読み解き、求められていることを素早くまとめ記述する力のことである。

読解力を上げる勉強法

読解力の不足には、主に二つ原因がある。「語彙力不足」と「読み方が分からない」ことである。

語彙力不足の人へ

語彙力不足だと当然文章は頭に入ってこない。ここでおすすめの参考書は「現代文キーワード読解」である。

これは現代文版単語帳という感じだ。単語に加え実際の入試問題から抜粋した例文も付いているのが嬉しい。単語を覚え終わってから、例文に目を通してみるのをお勧めする。

読み方が分からない人へ

そもそも読み方が分からないと、どれだけ単語を潤沢に覚えたところで筆者の意図はつかめない。ここで、おすすめする参考書は「現代文読解力の開発講座

この参考書は革命だ。問題数は多くはないが、何より解説が一問一問現代文の本質に迫るようなものばかりだ。問題をこなしていくたびに自分の実力が底上げされていくのが実感できるだろう。何回も周回するのをお勧めする。

記述力を上げる勉強法

記述力を上げる方法は大きく二つある。「添削指導」と「上級現代文Ⅰ」だ。

添削指導

学校か塾・予備校の信頼できる先生に志望校の過去問を使い添削してもらうのがいい。僕は直前期の添削指導で一番実力をつけることが出来たと思う。添削のメリットは「労力削減」と「客観的視点」だ。

➀労力削減

自分で自分の答案を採点しやり直しをするとなるとかなり骨が折れる。しかし、添削指導だとそれらを先生に丸投げできるので圧倒的に労力を削減できるのだ。腕が良い先生なら記述の本質をガンガン教えてくれるのでお勧めだ。効率的に記述力を伸ばせる。

➁客観的視点

現代文の記述回答では、客観的視点がとても重要だ。自分では気づかずに変な記述の癖がついている場合がある。このような自分では気づきにくいミスを修正できるのも添削指導の大きなメリットだ。

上級現代文Ⅰ

添削指導を受けるのが難しい場合には「上級現代文Ⅰ」で記述の勉強をすることを勧める。

これは直前期に少しかじった参考書だが、出来がめちゃくちゃ良い。記述回答の作り方、採点基準などをとても詳しく載せているし、問題も上質だ。独学で記述力を上げるにはピッタリの参考書である。

おわりに

僕自身最後まで現代文には苦労したが、上記の勉強法でかなり実力をつけることが出来た。現代文は最後まで粘り強くしたら必ず報われる科目である。この記事を読んでいるあなたの助けに少しでもなれたならば幸いだ。

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