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【命は誰のもの…?】一緒に歓びを共有できたら素晴らしいね、という希望でいっぱいだったのに

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【大好きだったフジはもうこの世にいず…】

もう何年になるか…いまだに
彼女が死んでしまったことが
信じられなくて。

実はこのフジは私の馬ではなく、
近所で肉牛牧場を営む地元の
オジサンが飼っていた馬でした。

他にも何頭かを一緒に飼っていた
のですが、特に彼女は

頭が良く、リーダー格であり、
ちゃんと調教されたわけでも
ないのに、初めから聞き分けの
良い地元馬でした。

地元の人の馬の飼い方は
ちゃんとしている人も
いるはずなのだろうけれど、

ん…いや…「ちゃんと」という
定義が、何なのかが
わからないので、
何とも言えないのだけれども、

自分が見てきた中では、

・柵の中で放りっぱなし、か
・繋牧(繋いで飼う)しっぱなし

かで、この飼い主オジサンも
例に漏れず、

柵の中で放牧しているときには、
日照りが続く真夏でも

何日も全く水をやらず、

食む草がなくなっても
放ったらかし

という有様だった。

食うものもなく、
水もなく喉がカラカラ…

の、まま、放ったらかされる。

(馬を少しでも知っている人は
 馬がどれだけ水を飲むかは
 知っているはず)

繋いで飼っているときは…

嵐が来ようが雷が夜通し鳴ろうが、
じゃんじゃん雨が降ろうが
またまた放ったらかし。

何日でも放ったらかし…。

ついに繋がれて動ける範囲内の
草がなくなっても、まだ
繋がれっぱなしにされる…

という、ずさんな飼い方にも
関わらず、自分のことを

【俺は動物好き♡】と言っていた。



あとから思い出した…こういう事実も…↓

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その馬たちの悲惨な様子から
堪りかね、遠く離れた水場から
バケツで水を汲んでは
マメに運び、

汲んでは運び、汲んではまた
運び…

さながら映画【少林寺】の
修行シーンのような(古…)

ことで、自主救済にあたっていた。

食む草もしかり。

一輪車もなかったので、
刈っては両腕に抱え込んで
馬のいる上り坂を登っては
置き…を繰り返した。

見に行く暇もない時にも
やはり気になって仕方がないと
夜中でも草やり、水やりに行った。
(もちろん外灯もないので
 ヘッドランプ装備で)

身体はドロドロコテコテで
人間でも風呂に入ってないと
気持ち悪いのと同じで、
これまた気持ち悪かろうと、
犬用のブラシを持っていっては
ブラッシングをした。

これも人と同じで、しばらく
続けていくと、毛並みが
ツヤッツヤになっていく。

まるで魔法のように。

そんなこんなでしばらくは
続けていたのだがこのオジサン、

前にこちらから
「水ぐらいやってあげてください」
って何度言っても、
勝手なこと言うんじゃねぇ
ってな感じだったので、
見かねて世話をしてたのだけど、
それも勝手にされると、
「気に食わない…」態度。

ある日、言い争いになり、
でも自分も馬たちを見れば
放っておけないので、
飼っているところには
行かないようにした。

それからしばらくして人伝で、
フジが死んだと聞いた。

自分が行かなくなってから
フジは何度も借りてきた
種馬と交尾させられようとした。

(その様子は何度か目撃したけれど)

何度も何度も何度も何度も
無理矢理に。

やっと身籠ったあとも、
飼い方は相変わらず。

結果、脚に障害の持つ子が産まれ、
間もなく死んだ。

その後あいも変わらず、
また無理矢理の種付作業…。

また身籠ったけれど、死産、
今度はフジ自身も死んじゃった…。

ユンボを使って埋めたらしいが。

強くて賢くて、そんなに
可愛がってもらったことも
ないはずなのに、人に好意的な
優しさと、理解力を持った
あのこがなぜ
死ななければならなかったのか…

酷い仕打ちや扱いに、
捻くれることもなかった、
人に対しても懐疑心を持たず、
優れた聡明さを持つあの子が…。

私はどれだけあの子を
引き取りたかったか…

しかしオジサンは、
「これは自分のもの」として、
あたかも【子供のオモチャ】の
ように扱っていた。

世話をするこちらのことを
本当の馬の飼い方を知りやしねぇと、
小馬鹿にし、コケにして、
どれだけ馬や牛や豚やヤギを
死なせても、自分のほうが
正しいと思っている彼…。

この画像の私の笑顔は
聡明な彼女とこれから一緒に
いろんな自由の世界へ
今まで彼女が、私が、
知らない歓びの世界へと
飛び出していけるのかも、
という希望の想いが
込められたものだった。

ビーチとか山とか草原とか
いっぱい連れて行ってあげたい、

一緒に歓びを共有できたら
素晴らしいね、という
希望でいっぱいだった。

過ぎたことは悔やむほうでは
ないけれど、思い返すと、
本当に残念でならない。

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