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多数決は天才を殺すナイフ

こんばんは、₫です。

最近、小説やビジネス書などを読む機会が増えました。
人と会わなくなり、刺激が足りないと思っていたところをいい感じに埋めてくれます。

漫画と違い、文字だけというのは想像力を広げてくれるようで、創作意欲が湧いてきます。
せっかくなので今回は、個人的にすごく共感できた『天才を殺す凡人』という本を、ご紹介したいと思います。

この本はジャンルで言うとビジネス書なんだと思います。
タイトルから、凡人が悪く、天才が生きにくいみたいな内容に思えますが、天才、秀才、凡人とタイプを分けて、それぞれの思考や評価軸などから、どのように付き合っていくと、うまく世の中が回るのか?というようなお話だと感じました。

タイプとして大きく天才、秀才、凡人と分けていますが、天才が一番上で、凡人が一番下ということではありません。

三者の関係はこんな感じで書かれています。

天才
秀才に興味がなく、凡人に理解して欲しいと思っている
秀才
天才に妬みと憧れの感情持っていて、凡人を見下しがち
凡人
秀才を天才だと勘違いして、理解できない天才を排斥しがち

なかでも、一番面白いと感じたのが、それぞれの評価軸のお話。

会話をしても伝わらなくて、コミュニケーションが取りにくいと感じたことはないですか?
それって、それぞれ会話の中での評価軸が違うかららしいです。

凡人は『共感性』で良い悪いを評価
秀才は『再現性』で良い悪いを評価
天才は『創造性』で良い悪いを評価

具体的には、
凡人は『その人や、考えに共感できるかどうか?』で判断するそうで、例えば「この曲、良いよね?」と言われても、個人的に好きじゃなければ、どんなに世の中で認められていても「良い曲ではない(悪い)」と評価する。

いっぽう天才は『世の中を良くする上での創造か?』で良い悪いを評価するため、天才と凡人で『良い』『悪い』の話をしても評価基準が違い、話が平行線をたどるようです。

それぞれの評価軸に、優劣の差がありませんが、世の中にいる天才と凡人の人数が大きく違うため、多数決という凶器で、理解できないものを排斥するということが起きてしまうそうです。
歴史的な偉人などが迫害されたり、不幸な幼少期を過ごした人が多いのはこういった理由らしいです。

とはいえ、それぞれのタイプがいないと、世の中に新しいものが広まることはないようです。

天才は何かを創造しても、共感力が乏しいため、伝えたりすることが苦手です。作っても誰にも理解されずに、埋もれていくだけです。
そう言う部分を秀才が理解してロジカルに説明。それを凡人が魅力的に伝えていく。そうやって新しいのもが、世の中に広まっていくようです。

自分も過去に提案した新しい試みや企画を、良くわからないから、みんなの意見を聞いて、多数決で決めましょうと言われた経験があります。
大体の場合、中途半端に意見を取り入れることで、想像と違うものができてしまい、当然、想定していたような成果が出ません。

何かを創造する時は、多数決で無難なものはできても、良いものができたためしがないと思ってます。多数決は民主主義ではなく、自分で責任を負いたくない人のたちの都合の良い逃げ道なんだと思います。

ぜひみなさんにも読んでみて欲しいです。

今日はこんな感じです。
では、また。よしなに。

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