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二年目

121
2020年の詩まとめ
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#夢日記

停電

暗闇に浮かぶ体育館のステージ、月光だけが僕らを照らして青白い
ステージ下の収納、パイプ椅子の隙間から取り出すのは黄ばんだ外国の絵本、開きたいのに開いたらいけない気がしてそのまま集めて重ねて重い扉を開いて退出
目覚めて教室、かわらず月光が僕らを照らしてる、黒板は新学期初日のように濃い緑でチョークの粉は見当たらず、日直の名前に覚えはなく、扉は開いたままなのに誰も廊下にでようとせずなにかに怯える
埃っぽ

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あかくてつめたい

あかくてつめたい

青森の喫茶店、赤い円卓にそれを囲むベルベットのソファは沈みたいほど心地よくてあと少しで君に会えると思ったのにオーナーに肩を叩かれた
別室の畳は踏むたびに冷たくて目が覚める、僕しかいないのに他人の圧がすごくて正座した
ブラウン管テレビにリモコンをむけると全国ネットは2局だけ、NHKすら映らない知らないタレントが自然公園を案内してる、竹林に茶屋をみつけて裏口にはウサギの死体
階段くだって外にでる、竹林

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木造駅舎に電光掲示板、スマートフォンで検索をかけた5番線ホームが見つからない
快速列車に次々乗り込むサラリーマン、ボックスシートにひとりで座る
目的地へ検索かけても到着時刻が表示されない

雨の日、駅前ロータリーでバスを探す
いちばん待機列の短いバス停に並ぶ、乗車したのは自分だけ
渋滞する道路、窓ガラスの雨粒で歪む赤信号

0103/2

名無しのバス停で来ないバスを待ち続けるトンネル前
トンネルの先、目的地の××山

河川敷、歩き続けて唯一すれ違った軽トラック
飽きて田んぼの畦道歩く

谷に隠れたレストランで食べるドリア
駐車場は満車なのに店内はわたしだけ