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プライド月間に思うこと

6月は性的マイノリティの多様性について考えるプライド月間(Pride Month)だそうです。

LGBTQ+という言葉に代表される性的マイノリティですが、最近はかなり細かい分類が出来ているんですね。調べてビックリしました。

私の個人的な意見ですが、そんなに細かい分類をする必要はなくて、もっとゆるくて融通のきく感じが本当の多様性なんじゃないのかなと思います。

異性愛者(ヘテロセクシャル)の人だって、好みのタイプなどが細かくあったりする人がいますが、それにいちいち名前を付けて公表なんてしないわけで。

好きになった人が好き。その人の性別がたまたま同性だったりするだけ。
そして、その人とあれはしたいけど、これはしたくない。
その気持ちは、それ以上でもそれ以下でもなく、それを(カップルであればお互いに)大切にすれば良いだけ。他人に四の五の言われる筋合いはありません。

アセクシャル・ノンセクシャル・アロマンティックの方たちも同様です。ご自分の気持ちを大切にすれば良いだけ。何も後ろめたいことはありません。

そして、もう1つ。若い人は自分のセクシャリティやジェンダー(SOGI)を早急に決めつけないで欲しいな、と私は思います。

十代であれば、人生はまだまだ始まったばかり。これから、多くの人と出会って行きます。自分はアセクシャルだと思っていたけれど、ピシャーッと雷で打たれたような運命の出会いを10年後にするかもしれません。
異性愛者だと思っていた男性が、とっても魅力的な男性と出会って恋におちることだってあるかもしれません。

また、生まれた性別と心の性別に激しい違和感を覚えていたけれど、年を重ねて色々と経験して行って「やっぱりどうしても受け入れられない部分は多いけれど、受け入れられる部分も出来てきた」
そんなこともあり得るので、若いうちは「性別適合手術をするしかない」と思いつめないで欲しいです。考えが変わることがあるのは人間として自然なことですから。

そんな風にSOGIは流動的でグラデーション的なものだと思いますし、そのような部分を認めていく柔軟性が多様性なのだと私は思います。

その一方、当事者のお気持ちは分かりますが、どうしてもゆるく…とはいかない難しい部分もあります。スポーツやお手洗いなどの男女別がそれで、折衷案とも言えるだれでもトイレの増設などが望まれます。

そして、同性婚も難しい部分をはらんでいますが、例え少しずつであっても前向きに進んで行ってほしいと願っています。好きな人との「結婚」という選択肢がないのは、やはり悲しく切ないです。

最後に、性的マイノリティの象徴「虹」のようにどんな色である時も、あなたはあなたで、私は私。
今回は性的マイノリティのお話でしたが、それだけに関わらず、様々な場面でお互いの「色」を認め合える世界になるよう願っています。


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