竹内 蘭-画材代支援プロジェクト-
「藍は愛より出て愛より紅し」
プロフィール
竹内 蘭 たけうち らん -ひょうたんマダム-
1979年 岐阜県養老町生まれ
学歴
法政大学法学部 中退
展覧会
2017年 第42回全日本愛瓢会全国展示会岐阜県大会
2019年 第44回全日本愛瓢会全国展示会滋賀県大会
2019年 グループ展 ミニマムエキシビションヨーロー
受賞歴
第42回全日本愛瓢会全国展示会 金賞受賞(養老町長賞)
第44回全日本愛瓢会全国展示会 金賞受賞(全日本愛瓢会長賞)
画材代支援プロジェクトとは
「画材代支援プロジェクト」は貴方のサポートで新しいアート作品が生まれます。 作家へ画材代をサポートする事で、作品が生まれる前からともに歩み、創作活動を応援し作家の未来の夢を叶えます。 そして、作品制作に集中できるアート環境と、複数の作家をサポートできる環境を作り、美術界全体を活性化したいと考えております。
詳しくはこちらをご覧下さい
https://igblog.initialsite.com/art-support/
どうして画材代を必要としているのか
ヒョウタンの歴史は非常に古く、人類が一番最初に栽培した植物の一つと言われています。日本には縄文時代から既にあって、身近な生活用品として、または楽器や装身具の材料として人間のクリエイティブな日々をささえてきました。 しかし、世の中が便利になるにつれて必需品ではなくなり、現在は一部の愛好家が栽培加工を密かに楽しむのみです。
ヒョウタンをシンボルとして掲げるわが町でも、栽培加工者は高齢化し、文化として途絶える寸前でした。 次世代につなげるべく、まちづくりの取り組みの中でひょうたんを使った文化教育活動「瓢活」をするうちに、もっともっと新しい表現にチャレンジしたいという想いが強くなりました。
伝統的なヒョウタン工芸の枠にとらわれれず、様々な材料や技法による創作スタイルの確立、または他分野のアーティストとのコラボレーションを叶えるため、画材代のご支援を必要としています。
支援金の使い道
①次世代・型入れ栽培に必要な技術の勉強・習得
ヒョウタンの栽培段階で型枠にいれて、フォルムを調整する方法があります。従来は主に木枠やペットボトルなどのプラスティック容器をつかい単純な平面形を作る方法が一般的でした。これを3D設計ソフト・3Dプリンタを活用する事でより複雑で美しい型の制作が可能になります。 自然素材でありながら、ヒョウタンの柔軟性を利用してモダンな造形に仕上げる手法を習得する事を含め、新しい仕上げ方法等の研究に使わせていただきます。
②地域作家の作品発表・販売の場をつくる
自身が作家として面白いもの、感動してもらえるものを作りたいという気持ちはもちろん、同じように地域でものづくりやアート活動をしている仲間とともに大好きな養老町を盛り上げたいと思っています。体験講座やグループ展などはこれまでも幾度となく企画してきましたが、常設でいつでもファンの皆様やお客様に見てもらえるシェアギャラリー、気軽に集って互いに相談しながら創作が出来るシェア工房を作りたいと、空き店舗を借りました。 8月オープンを目指し、この春からみんなで行うDIYリフォーム資金に使わせていただきます。 また、昨年から始めた地域作家によるグループ展も少しずつ広げ、いつかこの養老町でしか出来ない芸術祭にしていきたいな、と思っています。
普段の活動
①ひょうたんランプの制作
動物が好きなので、ネコや鳥、自然をモチーフに制作した15センチ前後の小ぶりのランプを販売をしています。ヒョウタンに地味で古風なイメージを持っている方も多いと思いますが、沢山の方に関心を持って頂けるようポップな色使いやデザインを心がけています。 一方、展示会に出品するものは30センチ近いやや大きめのヒョウタンを使い、ここ数年はフクロウをモチーフに作品を作っています。古代が好きなので、縄文時代の土器や土偶などを参考にしてプリミティブな力強さを感じられる作品になるよう努力しています。
②体験教室・イベント
ランプづくり、楽器づくり、季節の飾りづくりなど、養老公園(岐阜県)の依頼により年間7〜8回程度講師としてヒョウタンのアート体験教室を開催しています。また、各種団体や学校、個人のお客様への出張講座依頼にお応えしているうちに、指導させて頂いた人数は2000人を超えました。また、2017年から岐阜県主催のアートイベント「養老アートピクニッック」にキュレーターとして毎年参加しています。ファミリーで気軽にアートに親しめる参加型の体験コーナーの企画運営を行っています
③まちづくりと次世代への早期瓢育
じもと養老町にとっても大事なシンボルである「ヒョウタン」文化を次の世代につないでいく為、まちづくりNPOヨロストのメンバーとして「英才瓢育」「早期瓢育」事業を行っています。幼稚園から高校まで町内の学校を対象に、春は苗配布、夏は栽培指導、秋に収穫し、冬はアート教室。 といった具合に、年間を通してこどもたちにヒョウタンとふれあう機会を作っています。また、単なるものづくりだけでなく、ヒョウタンが植物としてどんな歴史を持っているか、地域にのこる伝承との関わりなど、総合的な文化教育「瓢活」としてきちんと根付く為の方法を考え実施を続けています。そのため、町ではランプ作家というより「ヒョウタンかぶっとる人(ひょうたんマダム)」としての知名度が高めです。
この瓢活から町で唯一の高等学校、「大垣養老高校・瓢箪倶楽部秀吉」の生徒達による食用ひょうたんの栽培、商品開発、そして「オリンピック・パラリンピックの会場装飾にヒョウタンを使おう!」というプロジェクトが生まれました。ひょうたんマダムの育てたひょうたんチルドレンも、たのもしく成長中です。
詳しくはNPO法人ヨロストのウェブサイトと配信番組をご覧下さい
2020展示会情報
さまざまな瓢活を経て、いま一番力を入れているのが、地域のアーティストの活用です。 まちづくりをする中で歴史や史跡、自然や観光スポット、美味しい飲食店など様々な町の魅力を再発見しお伝えする活動をして参りましたが、ヒョウタンアートを始めてからもう一つ、宝物の存在に気がつきました。それは、すばらしいものづくりの才能を持った地域のアーティスト・クリエイターです。 自分と同じように町を愛し、大切に思う気持ちを持ちつつオリジナリティあふれる創作に向き合い続けている仲間と一緒に、作品発表の場を設け、互いが切磋琢磨することで町をもっともっと元気にしたいと思っています。
グループ展「Minimum Exhibition Yoro ミニマムエキシビションヨーロー」には、そんなみんなのわくわくが込められています。
詳しくはグループ展特設サイトをご覧下さい
https://mey2020.crayonsite.com/
私が伝えたい事
「ひょうたん(アート)では食っていけないでしょう」
「こんな景気の悪い時に会社辞めて、どうやって生活するんですか?」
「若いのに退職なんてもったいない。よく考えた方が良い。」
わたしのしている様々な活動に向けて投げかけられる言葉の中には、力強い応援・賛同のほか、上記のような心配の言葉もたくさんありました。
その一つ一つを確信を持って論破するのは容易な事ですが、反論や主張にエネルギーを使うより、私はただ、自身の喜びと可能性を信じて生きていく事を選びます。
人生は、一度切りなのです。人生は、たった1人、自分だけのものです。
どれもが、だれもが美しく、この上なくユニークで自由で豊かなのに、その存在の本質と無限の力に気がついている人はとっても少ない。
作品づくりや活動を通して私が伝えたい事は、私のすばらしさであり、あなたのすばらしさです。
ひょうたんは、愛。 ひょうたんは、宇宙。
初めのときからともにあって、内包する無限の空間でもって、起こりううる全ての事や物をやさしく包み込んで来た命のうつわ、魂の原器です。どうぞ、その安心のゆりかごのなかでやすらいで、あなたはただ、あなたでいてください。