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Nizi Projectに学ぶ、自分にしかない強みの出し方

今更ですが、Nizi Projectを見ましたハギです。

10代の女の子たちが夢に向かっていく姿、 J.Y. Park(パク・ジニョン)の数々の名言、プロになるまでの厳しい道のり...たくさん心を揺さぶられました。

オーディション番組を通じて、アイドルを目指す彼女たちとJ.Y. Parkから学んだことがあります。

それは、個性(自分にしかない強み)の出し方です。

正直、学生のうちに見ておきたかった〜!と思います。目指す畑は違えど、就活生は自己分析や面接の参考になると思います。

個性が光る「スター性テスト」

Nizi Projectは、ソニーミュージックと韓国の大手芸能事務所JYPによる共同プロジェクトで、2019年に開催されたガールズグループのオーディションに密着した番組です(公式サイト)。

番組内でとても印象に残ったのは、予選通過者が参加する東京合宿で行われたスター性テストです。

スター性テストの前に行われたダンスとボーカルの実技テストは、主に技術力が試されました。しかし、スター性テストは技術的なものより、その人本来の持つ魅力がいかに表現されるか?が重要視されます。

テストの中身はというと、決められたものはなく完全にフリー。自分で自分をどのように見せるのか考え、それをみんなの前で表現する。オーディションの中で一番個性が出るシーンです。

実際に参加者が披露したものは、チアリーディング、一人芝居、ラジオ番組、レモンを無表情で食べるなど。字に起こしただけでもどんなふうに見せてくれるのか気になりませんか?(笑)

個性を出すにはまず自分を知る

それぞれが魅力的なパフォーマンスを披露していましたが、J.Y. Parkから高い評価を受けている子たちは総じて、自分の見せ方がとても上手でした。

少し天然な性格とテニスの経験を活かしてテニス講座をするアヤカ、独学で勉強したドラムをかっこよく演奏するリマ、空手黒帯の実力でかわいさとのギャップを魅せるリク、自分で描いた紙芝居を持ち前の表現力で読み聞かせするマヤなど。

数分、しかも一発勝負で、審査するJ.Y. Parkと画面の向こうにいる視聴者の心を掴むすごさ。年上の自分が準備して「やってみて」と言われてもできる気がしません(笑)

スターになるべくしてなった特別な子たち、そう思ってしまう。

ですが、Nizi Projectの総合プロデューサーであるJ.Y. Parkは、スター性テストについて以下のように言いました。

スター性というのは実は
特別な何かに恵まれていることではなく、
どんなところが特別なのかを知ること!
”すべての人は特別なので”

(涙)

なんという素敵な言葉...。そして、それを心から伝えられるJ.Y. Parkが尊い!!!

そしてこれは、仕事をする上でとても重要な考え方であると思いました。

自分だからできる仕事

私の立場に置き換えてみます。私はコピーライターで、業種はクリエイティブ職と言われます。クリエイターというのはビジネスパーソンでありながら、アーティストと同じ表現者の端くれでもあります。

優秀なクリエイターは、ビジネスパーソンとしてのスキルを担保しつつ、自分ならではの視点を作品に表現します。クリエイターになったからには、「あなたと仕事がしたい」と指名を受けたいものです。私もそう。

でも、「あなたはどういうコピー表現が得意なの?」と聞かれると今はうまく答えられません。

女性だから化粧品のライティングができる。デジタルネイティブ世代だからSNS広告のライティングを任される。理由としてはもちろんありがたいです。しかし、それはあくまで私の社会的な属性に沿ってお願いされたもの。

言ってしまえば、私ではない女性のコピーライター、20代のコピーライターでも書けてしまうということなんですよね。

私が生きてきた環境や価値観だからこそ書けるコピーのほうが人とは違う魅力が出るもので、私だからできる仕事になるんだと思います。

そのためにはJ.Y. Parkの言うように、"自分のどこが特別なのか?"自分でわかっておく必要があります。

そして、オーディションに参加した彼女たちのように、わかった上で"どうやって自分を見せるか?"を考えて、試行錯誤しなければいけないのだと。

よりみちコピーライターとしての強み

私の特別なところ、つまり、強みは何だろう?と考えてみます。

大学のことで言えば、ゼミでクィア・スタディーズという人間の性の多様性について研究をしていました。学問としては比較的新しく、私はゼミの一期生でした。今考えると、他の人とはなかなか被らない経験です。

知識や興味がなければ、LGBTQ+という切り口で記事を書くことはなかったかもしれません。

よりみちコピーライターとして言えば、昨年からnoteとTwitterで活動を始めました。

個人でコピーライターとして活動している方は多いですが、会社員のコピーライターとして本格的にnoteやSNSを運営している人ってあまり多くないのかな?と思います。

まだまだ駆け出しではありますが、このnoteが自分たちの強みになると信じて活動していきたいです!

それでは、また。


文:ハギ
@よりみちコピーライター

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