【理学療法士と知る】運動と食欲のカンケイ
2023年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
わたしは【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。
わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿をどんどん書いています。もしよければ、「悩み事」や「○○について知りたい!」などのコメント・リクエストなどもいただけると嬉しいです。
先日より、女性の身体にとっては【変化】もストレスになること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということ、そして疲れた時こそ簡単な運動をしよう、とお伝えしています。
毎月の変化に加え、毎日のように溜まって積み重なっていく疲労を解消するために、アクティブレスト(軽い運動などで血流を促進すること)を取り入れることをおすすめしています。
さらに軽い運動は疲労を取る助けになるだけではなく、実は【食欲を抑える】効果もあるのです。
年末年始で食事をする機会も多いかと思いますので、是非参考としていただけると嬉しいです。
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ある研究によって、ウォーキングなどの運動を習慣として続けると、食欲を抑えられ体重の増加を防げることが判明しました。
運動をした後と食事制限後、それぞれでビュッフェに参加したところ、食事制限をした女性の摂取カロリーは約950kcalだったのに対し、運動をした女性では約660kcalと、運動をした方が摂取量が減ることが分かったのです。
その理由は【ホルモン】にありました。
ウォーキングなどの運動は、食欲を強めるホルモンである【グレリン】を減らし、食欲を抑えるホルモンである【ペプチドYY】を増やすことが同じ研究で明らかになったのです。
また、運動の効果は運動の直後だけでなく、7時間経った時点でも続くことも明らかになりました。
さらに、食べすぎを防ぐ効果が最も高かったのは、軽く続けられる低強度の運動(安静時の1.5~3倍のカロリーを消費する運動)でした。これには【のんびりとしたウォーキング】が当てはまります。
ダイエットのためなど【我慢】で運動をすると「ご褒美に甘いものを食べよう」という気持ちも出てしまいがちですが、【運動自体】を楽しいと思えると間食やジャンクフードを食べる頻度が少ないという調査結果もあります。
気軽に続けられる運動であれば、【楽しい】と思えることも多く、また気分や自尊心も高まって【質の良い食事を取ろう】という気持ちになれることも要素として考えられます。
年始でご馳走を食べる機会も多くなりますが、少しの気分転換もかねて【運動】を取り入れていきましょう。気持ちとともに、身体もリフレッシュできますよ。
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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。
動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。
現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。お気軽にご相談ください。
また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。
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