私がたまに異次元に行く話。

ん?スピってんの?って思ったことかも知れない。だが、この体験は完全なるリアルであり現実世界(同義語)
今日もそれが起きたので、書き残しておこうと思う。
私は今日、エナジー女本部長みたいな友人と役所手続きをしていた。市役所に行き、必要な窓口を駆け回り、予定通り事は進む。
郵便局で、私は贈り物をする為、小包を小脇に抱え早足で窓口に行き、椅子に座り宛先を書いた。
エナジー女本部長を待たせるのは悪いので、急いでいる。
実は郵便局に入った時から、私への熱い視線を感じていた。距離もなかなかに近い。
宛名を書き終えて、視線の方へ顔を向けると、その熱い視線もこちらへ一目散に歩いてきた。
金髪の見た感じ、アメリカ人の女の子、かなりガーリーな服を着ている。

「私、アナタスゴイスキ!お人形みたいね!触っていい?!」と言われ頭を撫でられ、両手を繋いでダンスを仕掛けられた。
くるくると回った。記入するための机に当たっていたが彼女はそんなことはおかまいなしだった。みんなすごく楽しそうで、郵便局にいたご老人とかも笑顔で手拍子をしている。「え?」
スローモーションに感じたあの恐らく数十秒間。
私は完全にアルプスの少女ハイジでいうとクララ側の世界だった。そんな世界が私には見えた。
回っているものだから、パノラマの郵便局間もかき消され、突如として異次元が訪れた。
くるくるダンスの最中、彼女の保護官のような人が、彼女を私から引き離し優しく連れていった。
最後、彼女は振り返り、「また、会いましょう」と言った。彼女が自動ドアから出て行った途端、郵便局の中は、いつも通りの表情で、まるで何事もなかったかのようにご老人たちは自分のバッグの中を見たり、郵便局のギフトのパンフレットに目を向けた。
私は、この話のインドver.も持っている。

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