👜突然バックパッカーになったハナシ04👜
「あれ?ヨンちゃん、アナウンス呼ばれてない…?」
私の名前が放送で呼ばれている。
時刻を見る。
ヤバい、移動時間はとっくに過ぎていた。
「うわ、やべぇ」ボソッと呟きながら、顔面蒼白でバックパックを背負い、ろくにまゆとドロンコと別れを伝える暇もないほどに走った。
アナウンスしてくれたCAも一緒に走った。
めちゃくちゃ全速力で、搭乗ゲートを目指す。関西国際空港は広い。私が乗る大韓航空の搭乗ゲートはかなり遠かった。
激励してくれながらも、たまに私を追い抜かすCA。
あの時の彼女はき