尹雄大

物書き。

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最近の記事

mammo.tvのバックナンバーの一部

かつてインタビュアーを務めていたmammo.tvについて、今でも時折「読んでました」と言われることがある。編集部とはアーカイブを残す約束だったけれど反故にされてしまい、わずかに読めるものがネット上にあったので、ここに残しておく。 https://web.archive.org/web/20110205204606/http://www.mammo.tv/interview/archives/no281.html hhttps://web.archive.org/web/2

    • ポッドキャスト始めました。

      「そしておしゃべりはつづく」が始まりました。 初回は「雷に打たれた、ある夜のおはなし

      • しゃべらないインタビュアー

        として湯川さんにはすっかり記憶されている。 紹介記事を書いていただきました。 ありがとうございます。

        • 覚えていられない

          覚えていられないほどの圧倒的な記憶というものがある。折に触れて思い出せることは、ある意味で大したことではなく、私たちは自分の顔を直接見られないように、記憶は振り返ることのできなさに溢れた身体そのものと言える。 私には長らく謎の不安ー親密さへの忌避と分離不安が入り混じったーがあった。それを辿っていくと母親に行き着くとはわかったが、何が根源にあるのかわからなかった。記憶の底が抜けている。 あるとき私は生まれてから母親に抱きとられた経験がほとんどないのではないか?という記憶が芽

        mammo.tvのバックナンバーの一部

          「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために」オンライン編

          オンライン講座「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために」を6月から始めるよ! 日時:6月22日、7月6日、7月20日、8月3日、8月17日 時間:開場12:45/講座13:00〜14:30(質疑応答含む) 料金:4,000円 当日参加できなくてもアーカイブ視聴できます。 申し込みはこちら! 内容はこんな感じです。 6月22日講座1 「共感へのこだわりこそがコミュニケーションを阻害する」 7月6日講座2 「自己否定と問題解決の罠 −そもそも自分とのコミュ

          「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために」オンライン編

          今夜雨は冷たい

           流れてくる噂はどれもみんな本当のことかもしれない  おまえはたちの悪い女で  死んでいって良かった奴かもしれない  けれどどんな噂より  けれどおまえのどんなつくり笑いより、私は  笑わずにはいられない淋しさだけは真実だったと思う

          今夜雨は冷たい

          悪は存在しない

          昨日、濱口竜介監督の最新作「悪は存在しない」を観た。 冒頭から美しいシーンでそのつながりだけに浸るだけでも十分だったが、ストーリーの展開はそこに安住することを許してくれなかった。 もう一度観ようと思う。何が心に食い込んだのかもう少しわかりたい。 濱口さんと対談したのは、もう7年前だった。 https://nonsavoir.com/pre00/pre07_01_00

          悪は存在しない

          自身を励ますことについて

          昨日、東京での「身体で言葉に触れてみるーよき聞き手になるために」が最終回を迎えた。 なぜ話を聴くことが結果として誰かを励ますことになるのか。 「聴」には「ゆるす」の意味がある。互いの声が響く空間を認め合うこと。自分の声が自身のうちに広がることを認めること。そこから始めるしかないのだろう。よき人に、中庸に、フラットになろうとするのではなく、確かに響いているその声、音に耳を傾けることが私やあなたを励ますことになるのではないか。

          自身を励ますことについて

          5月のうた

          ロバ 王様 ぼく 明日はみんな死ぬ ロバは飢えて 王様は退屈で ぼくは恋のため 5月の空の下 ジャック・プレヴェール「5月のうた」

          5月のうた

          嫉妬

          嫉妬がそれを抱くに至った己の不甲斐なさと、そのことを直視しない後ろめたさを隠しつつ、自分の正しさを強調する上で格好の資源となることは薄々気づいていたとしても、それを手放せないのは他者を認められない、己に同化させようとする不可能な試みに挑み続けるからだろう。 これを紐解くには、道徳でも倫理でも足りない。行いの中で消していくことしか、つまりは身体懸けた試み以外にないだろう。

          5月11、12日 神代の湯 下諏訪温泉でリトリート  

          「よき聞き手になるために〜身体と言葉の関わりを知る」 日本最古の神社のひとつである諏訪大社。その膝元の下諏訪と言えば、大社の祭神である妃神、八坂刀売神が開湯した温泉のある地としても知られています。  古い歴史と宿場町の名残を残す下諏訪で、温泉に浸って寛ぎつつのリトリートを行います。  今回のテーマは「よき聞き手になるために〜身体と言葉の関わりを知る」です。「正しい聞き方」とか成功例とか、ノウハウは世の中にいっぱいありますが、それはいったん脇に置いて、自分の身体と心で感じたこ

          5月11、12日 神代の湯 下諏訪温泉でリトリート  

          記述と表現

           何か体験したことを言葉にしたとき、「わかった!」という驚きと感動がやって来る。言葉にすることは大事なことではあるけれど、それは「言葉に置き換えることができた=記述することができた」だけで、わかったことが表現できるわけではない。レシピを正しく理解できたとしても、それで料理ができるわけではない。  だけど、今どきは言葉にすることが理解だと思われている。それは情報に置き換えているだけだ。認識は重んじられても把握は等閑にされている。  わかったこと。それが体現できるのか?と問う真

          記述と表現

          星野概念さんと対談します

          精神科医の星野概念さんと3月31日、下北沢の本屋B&Bで対談します。 オンライン配信もありますよ。ぜひお越しください。 それと4月には桜林直子さんともまたトークします。こちらは後日お知らせします。 https://bb240331a.peatix.com/

          星野概念さんと対談します

          今後のトークイベントの予定

          いろんなところに回ります。ぜひお越しください。うちにも来て欲しいという書店さん、ぜひお声掛けください。 3月16日 京都:恵文社一乗寺店 3月27日 名古屋:ON READING 3月31日下北沢 B&B 星野概念さんと対談 4月4日 福岡:とらきつね 4月5日 荻窪:title 4月14日 高松:ルヌガンガ 4月15日 高知:雨風食堂 4月21日 三鷹:UNITÉ 桜林直子さんと対談

          今後のトークイベントの予定

          4月14日、高松「身体で読む、対話する一日」

           4月14日、北浜プラトーで身体と言葉の関わりを体験していく講座「身体で読む、対話する一日」を開催します。午前と午後の2部制です。 1部:10時〜12時 「身体で対話する-私とあなたの声を尊重するためのレッスン」 2部:13時〜15時 「ミヒャエル・エンデ『モモ』から読みとく身体で聞くこと」 日時:4月14日10時(開場は9時30分) 1部:10時〜12時 2部:13時〜15時 会場:北浜プラトー(高松市北浜町4-10) 料金:1部につき6,000円、1部と2部の連続参加

          4月14日、高松「身体で読む、対話する一日」

          4月13日、尾道「クジラ別館」でイベント開催 

           昨年9月に続き、4月13日に尾道のクジラ別館で身体と言葉の関わりについての講座を開催します。前回と違い2部制です。 1部:13時〜15時 「ミヒャエル・エンデ『モモ』から読みとく身体で聞くこと」 2部:15時15分〜17時15分 「身体で対話する2ー 脆さと弱さを尊重するためのレッスン」 日時:4月13日13時(開場は12時30分) 1部:13時〜15時 2部:15時15分〜17時15分 会場:クジラ別館(広島県尾道市東久保町12-11) 料金:1部につき6,000円

          4月13日、尾道「クジラ別館」でイベント開催