4月13日、尾道「クジラ別館」でイベント開催
昨年9月に続き、4月13日に尾道のクジラ別館で身体と言葉の関わりについての講座を開催します。前回と違い2部制です。
1部:13時〜15時
「ミヒャエル・エンデ『モモ』から読みとく身体で聞くこと」
2部:15時15分〜17時15分
「身体で対話する2ー 脆さと弱さを尊重するためのレッスン」
日時:4月13日13時(開場は12時30分)
1部:13時〜15時
2部:15時15分〜17時15分
会場:クジラ別館(広島県尾道市東久保町12-11)
料金:1部につき6,000円、1部と2部の連続参加は1万円(当日現地でお支払いください)
定員:20名 動きやすい服装でお越しください。
申込先:こちらからお申し込みください。
クジラ別館では問い合わせに対応していません。
nonsavoir@gmail.comまでご連絡ください。
内容について!
まず「ミヒャエル・エンデ『モモ』から読みとく身体で聞くこと」では、文字通り「身体で聞くこと」を体験していきます。
<講座の内容>
1部:「ミヒャエル・エンデ『モモ』から読みとく身体で聞くこと」
ミヒャエル・エンデの『モモ』を手がかりに、コミュニケーションについて「身体」で考えてみたいと思います。
なぜコミュニケーションの根本が「身体」なのか?
『モモ』は知識や情報を通してではなく、「身体」で見聞きし、話すとはどういうことか?のヒントを与えてくれます。
たとえば、モモは質問をあまりしません。ところが彼女に話を聞いてもらうとこんなことが起きます。
「ばかな人もきゅうにまともな考えがうかんできます」
そのときモモは「ただじっと座って、注意深く聴いているだけ」です。
とても単純なこの描写は何を意味しているんでしょう?
小説だから起きることでしょうか。ただ話を聞くだけで、そんなマジックみたいな都合のいい話が現実にありえないと思うかもしれません。
けれども、私たちが本当のことを口にするとき、そしてそれに耳を傾けるとき、実はノウハウなしに行っているはずです。ただ言葉を交わし、何かが分かち合われた瞬間を誰しも体験したことがあるはずです。そう、モモのように。とすれば、日常そのものがマジックと言えます。私たちは本来の姿を見失っているだけかもしれません。
講座では以下の内容について体感、体得していきます。
・偉い人の立派な見解を頼りにすることなく、自分の身体を通した言葉で話す。
・論理的に滑らかに語れてしまうことにも問題はある。
・客観的な理解で自分を萎縮させず、主体的で能動的な振る舞いを信頼する。
・頭の理解(認識)と身体の理解(把握)は異なる体験をもたらす。
・観察者という立場とモモ。
2部:「身体で対話する2ー 脆さと弱さを尊重するためのレッスン」
私たちは物心ついたときから「ちゃんと・きちんと・まじめに」を教えられ、正しくあろうとしてきました。
常識に従って生きることを正しく身につけたことで、誰もが自分の考えを「普通」だと思っています。
自分は「マジョリティ側の人間」だと思うことが当たり前になった結果、他の人とは違う自分の持ち味、独自なところを「普通ではない」と決めつけ、差別してもおかしいと思わなくなっています。
与えられた「正しさ」や「普通さ」からはみ出た自分の中のマイノリティの感覚に耳を傾ける
マイノリティの感覚が周囲に溢れる小さな声を拾い上げる力になっていきます。
この講座では、自分の中の脆さや弱さにフォーカスしていきます。脆弱さを克服することが強くなることではありません。
克服という古びた物語から離れたときにわかるのは、ただの自分としてしかいられないという当たり前の事実です。主に3つの点について取り組んでいきます。
・自分の弱みと強みが何をもたらすのか。身体を通して検証する。
・「感じていること」と「感じている自分」の違いを明確に知る。
・脆弱さを大事にすることが結果として強さになっていくプロセスを体験する。
【申込先】
キャンセルについて
キャンセル料が発生しますのでご了承ください
4月6日~12日のキャンセル:入場料の50%
13日及び無断キャンセル:入場料の100%
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