尹雄大

物書き。

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記事一覧

11月2日、身体と言葉の関わりを知る一日(名古屋)

 11月2日、名古屋で久しぶりに一日限りの講座をやります。  「人との距離感がわからなくてフリーズしてしまう」 「うまく話せない。話そうとすると身体が緊張してしまう…

尹雄大
1日前
3

アポロ計画

アポロ計画においては、1960年代のうちに月面にロケットを打ち上げることは決まったものの、計画が着手された直後、解決しなくてはならない技術的な問題は数万点にのぼった…

尹雄大
3日前
21

魂の暗い夜

 どうして生まれてきたのか?という問いは、生まれて来なかったから芽生えないだろう。そして、この問いは、喜びよりは苦しみの中で花開くことが多い。しかも大輪の禍々し…

尹雄大
3週間前
18

講座「言葉の呪縛とセルフケア」(東京)

 2024年秋の「身体と言葉の関わりを知る」講座は「言葉の呪縛とセルフケア」といった、これまでとはだいぶ違った観点でやっていきます。  自分を罰し、否定し、呪う言葉…

尹雄大
1か月前
19

痛み

いつもどこかしら身体のどこかが痛い。そのことに気づいたのは32歳くらいだ。整体に通い始めて過緊張が解け始めると同時に痛みが身体を覆うようになった。 痛みは細かい亀…

尹雄大
1か月前
16

言葉の呪縛とセルフケア(大阪)

 2024年秋の講座は、大阪から始めます。  今回は「言葉の呪縛とセルフケア」といった、これまでとはだいぶ違った観点でやっていきます。  自分を罰し、否定し、呪う言…

尹雄大
1か月前
27

更新

そしておしゃべりは続く。 第7回目「心を開く|人と人の間を行き来する「心」のこと」

尹雄大
1か月前
5

痛みに思いを馳せる

イリナ・グリゴレさんとの往復書簡、更新です。 https://daiwa-log.com/magazine/yun_irina/life21

尹雄大
2か月前
5

生まれて生きて殺す死ぬ

 夢の中で人を刀で突き殺した。相手に対する特別な思い入れはない。憎しみはまるでない。ただそのとき、そこで互いに敵同士として出会ったから殺したまでのこと。  刺し…

尹雄大
2か月前
27

8月12日、身体と言葉の関わりを知る一日(東京)

 緊張を解くのに苦労している人はたくさんいると思います。 そのせいでうまく話せない。うまくコミュニケーションできない人もいるでしょう。(僕もそうでした)  コミュ…

尹雄大
2か月前
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「品位ある挫折感と内省的な純粋さ」

都知事選の結果にショックを受けている人がそれなりにいる。 投票日の二日前くらいにthreadsにこう書いた。 冷笑ではない。 ただ、これまでアンチレイシズム運動等々に関…

尹雄大
2か月前
43

米沢で小関勲さんとトークイベントやります

ヒモトレの小関勲さんと米沢でイベントやります。 【聞くこと、話すことの背景にあるもの】 〜身体のなかにある言葉の通り道〜

尹雄大
3か月前
7

インタビューセッション 7月の予定

インタビューセッションとは、 その人の話を“その人の話”として聞くこと 【2024年7月】 東京:7、10、13、15、19、21、26、27日 希望される方は日時を指定の上、ご連絡…

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3か月前
5

沖縄では不思議なことがたくさんあった

沖縄では不思議なことがたくさんあった(韓国語翻訳家・ライター 斎藤真理子) http://cpri.jp/2501/

尹雄大
3か月前
6

イリナ・グリゴレさんからの手紙

往復書簡、更新しました。 https://daiwa-log.com/magazine/yun_irina/life18/

尹雄大
3か月前
6

オンライン講座「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために」

6月22日講座1 「共感へのこだわりこそがコミュニケーションを阻害する」 <講座の内容> ・共感に注力することは、理解の道のりではない。 ・共感することで相手の話を奪…

尹雄大
3か月前
7
11月2日、身体と言葉の関わりを知る一日(名古屋)

11月2日、身体と言葉の関わりを知る一日(名古屋)

 11月2日、名古屋で久しぶりに一日限りの講座をやります。

 「人との距離感がわからなくてフリーズしてしまう」
「うまく話せない。話そうとすると身体が緊張してしまう」

など、なんにせよ言葉と身体との関わりが渋滞、玉突き、そのほか例え方はなんでもいいけれど、とにかくうまい具合にいかない。そんな悩みを抱えている人も多いでしょう。

 そういう悩みを言葉で解決するのではなく、身体からアプローチしてみ

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アポロ計画

アポロ計画

アポロ計画においては、1960年代のうちに月面にロケットを打ち上げることは決まったものの、計画が着手された直後、解決しなくてはならない技術的な問題は数万点にのぼったという。

つまり計画がスタートした段階では、月面に打ち上げることができないことだけは確かだった。

ある目標を立て、これから先の時間の中でそれを実現しようとするとき、自分と目標はまったく別個のものとして感じられる。

だから計画は「で

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魂の暗い夜

魂の暗い夜

 どうして生まれてきたのか?という問いは、生まれて来なかったから芽生えないだろう。そして、この問いは、喜びよりは苦しみの中で花開くことが多い。しかも大輪の禍々しい花を咲かせる。

 40歳という不惑の年を迎えてから青春ノイローゼ、アイデン&ティティの旅、要するに何度目かの思春期を迎え、毎朝苦しくて仕方なくて号泣して目覚めるという時期を数年過ごした。魂の暗い夜だ。

 生きていても仕方ないという思い

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講座「言葉の呪縛とセルフケア」(東京)

講座「言葉の呪縛とセルフケア」(東京)

 2024年秋の「身体と言葉の関わりを知る」講座は「言葉の呪縛とセルフケア」といった、これまでとはだいぶ違った観点でやっていきます。
 自分を罰し、否定し、呪う言葉はもう十分すぎるくらい口にしてきたし、耳にしてきたと思います。
 本当にそれが言いたいことなのか。何をどう感じているのか。これまでの講座でも、自分から出てくる言葉との関わりを身体で体得するという内容で行ってきました。
 本当に感じてい

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痛み

いつもどこかしら身体のどこかが痛い。そのことに気づいたのは32歳くらいだ。整体に通い始めて過緊張が解け始めると同時に痛みが身体を覆うようになった。

痛みは細かい亀裂を走らせる。無数の線を引く。痛みをなくすことがいいのだと思っていた頃は、身体の動かし方を工夫することで痛みを消そうとした。それは間違っていた。

痛みは身体から滑らかさを奪う。あちらとこちらが繋がらない。その裂け目を覗き込む。ひびの入

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言葉の呪縛とセルフケア(大阪)

言葉の呪縛とセルフケア(大阪)

 2024年秋の講座は、大阪から始めます。
 今回は「言葉の呪縛とセルフケア」といった、これまでとはだいぶ違った観点でやっていきます。
 自分を罰し、否定し、呪う言葉はもう十分すぎるくらい口にしてきたし、耳にしてきたと思います。そうではない言葉との関わりを身体を通してやろうとしたら、セルフケアに行きつきました。
 生きていればどうしたって傷つきます。痛いです。強がるのでもなく、無視するのでもなく

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更新

更新

そしておしゃべりは続く。
第7回目「心を開く|人と人の間を行き来する「心」のこと」

痛みに思いを馳せる

痛みに思いを馳せる

イリナ・グリゴレさんとの往復書簡、更新です。
https://daiwa-log.com/magazine/yun_irina/life21

生まれて生きて殺す死ぬ

生まれて生きて殺す死ぬ

 夢の中で人を刀で突き殺した。相手に対する特別な思い入れはない。憎しみはまるでない。ただそのとき、そこで互いに敵同士として出会ったから殺したまでのこと。
 刺して刀から伝わって来たのは、相手の命が果てるときの震えで、それが言いようのない罪責感としてこちらに浸透して来そうになったが、鍔元でそれをとどめた。入り込まれてしまうことは、感傷を意味する。

 殺された人の「ここで果ててしまうこと」への無念さ

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8月12日、身体と言葉の関わりを知る一日(東京)

8月12日、身体と言葉の関わりを知る一日(東京)

 緊張を解くのに苦労している人はたくさんいると思います。
そのせいでうまく話せない。うまくコミュニケーションできない人もいるでしょう。(僕もそうでした)
 コミュニケーション能力が大事だと言われるだけに、そういう悩みを抱えている人は多いはず。

 今回の講座は緊張を一方的に「悪い」と決めつけるのではなく、それとうまくコミュニケーションをとり、活用していく手がかりを見つける内容にしたいと思います。

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「品位ある挫折感と内省的な純粋さ」

「品位ある挫折感と内省的な純粋さ」

都知事選の結果にショックを受けている人がそれなりにいる。
投票日の二日前くらいにthreadsにこう書いた。

冷笑ではない。
ただ、これまでアンチレイシズム運動等々に関わったりする中で、運動のなりゆきと結果を眺めたりするうちに身についた肌感でそう思った。

というより、マイノリティを生きていれば、形勢を大きく変えることが予め望めない状況で暮らすということなのだ、という断念とだからこその諦めなさが

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米沢で小関勲さんとトークイベントやります

米沢で小関勲さんとトークイベントやります

ヒモトレの小関勲さんと米沢でイベントやります。
【聞くこと、話すことの背景にあるもの】
〜身体のなかにある言葉の通り道〜

インタビューセッション 7月の予定

インタビューセッション 7月の予定

インタビューセッションとは、
その人の話を“その人の話”として聞くこと

【2024年7月】
東京:7、10、13、15、19、21、26、27日

希望される方は日時を指定の上、ご連絡ください。
オンラインは随時受け付けています

★申込方法
nonsavoir@gmail.com宛に氏名、希望日時、連絡先を明記の上、お送りください。不明なことがありましたら、その旨も表記ください。

沖縄では不思議なことがたくさんあった

沖縄では不思議なことがたくさんあった

沖縄では不思議なことがたくさんあった(韓国語翻訳家・ライター 斎藤真理子)

http://cpri.jp/2501/

オンライン講座「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために」

オンライン講座「身体と言葉の関わりを知る−よき聞き手になるために」

6月22日講座1
「共感へのこだわりこそがコミュニケーションを阻害する」
<講座の内容>
・共感に注力することは、理解の道のりではない。
・共感することで相手の話を奪ってはいないか?
・理解に困り「じゃあどうすればいい?」と考え、正解を探すことが落とし穴。
・なぜ問題を解決しない限り、「自分は何もできない」と思ってしまうのか?

日時:6月22日、7月6日、7月20日、8月3日、8月17日
時間

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