見出し画像

キナリ杯で選ばれなかった私の本音

馬鹿正直に今の感情を表すと「自信喪失」。悔しい感情が溢れて止まらない。

今日はキナリ杯という文章コンテストの受賞結果が発表された。私はどの賞にも引っかからず、「選ばれなかった」という望んでいない結果を知らされることになった。

受賞者が羨ましい。羨ましくて仕方ない。包み隠さずに言えば、嫉妬すらしている。

有名作家の岸田さん(コンテスト主催者)にnoteで褒めちぎられ、Twitterでも拡散してもらって、ライブでも嬉しそうにべた褒めされて・・・。
なんてことだ、この文章を打ちながら涙が出てきてしまう。私も、選ばれたかった。尊敬する作家さんに「あなたの文章は特別よかったよ」と認められたかった。

でも、現実はそうではなかった。その現実を受け止めようと、今必死に涙を乾かしながらこの記事を書いている。

自分の作品が選ばれなかったコンテストでの受賞作品は、読むのが怖い。私は傷つきたくないのだ。受賞作品と自分の文章との差に打ちのめされそうな恐怖心と、岸田さんが認めた作品を知りたい好奇心がせめぎ合う。結局、受賞作品のページを素直に開くまでにかなりの時間がかかった。

実際に読んだのは、5作品ほど。

その5作品はどれも愛おしくて、心の琴線に痛いほど触れてきた。なぜだろう、悔しさとは違う涙が溢れてくる。これは、感動の涙だ。文章の情景がはっきりと脳裏に浮かび、私も作者と同じ体験をしている。同じ言葉を言われ、同じ景色をみて、同じ誰かを愛している。そんな経験を文章を通してできることが愛おしくて、私は自分の負けを認めざるを得なかった。

私が応募した作品は今も変わらず好き。でも、受賞作品も好き。それはもう、大がつくほど好き。少なくとも私は涙を流すほど感動したのだから。
岸田さんの感性がすべての人に共通するとは限らないが(そもそも万人に共通する感性はこの世には存在しないだろう)、岸田さんの感性は私も含めて多くの人に合致するのだと思う。

岸田さんが選んだ作品は、確かに愛おしかった。

認めるよ。私の負けです。


心の底から言わせてください。受賞者の皆さま、おめでとうございます!
そして岸田さん、お疲れ様でした!来年のキナリ杯では私も後に続きます。書くことを諦めません。辞めません。愛し続けます。

コーヒー1杯くらいおごってあげるよ!という感覚でサポートいただければ泣いて喜びます。いただいたサポートでビアードパパのシュークリームを買おうと思います。