二度とない歴史的な相撲ドラマ。世界に通じる相撲版の桜木花道が、日本の希望となるか。
「日本でしか創れない相撲版の桜木花道」
話題だったので観てみました。
最初は暴力的でB級な雰囲気もあったのですが、話が進むに連れて、みんなが相撲に本気となり、余計な思惑はどうでもよくなるくらい泥臭く、日本らしさがたっぷり詰まったエンタメに仕上がっています。
日本人ですら曖昧な角界の様子、役作りで2年以上かけて数十キロ増量、世界中に観られるという鬼気迫る演技力、興奮して一気見でした。
何より凄いのは相撲協会の協力なく、反論を恐れずにこれだけ無茶苦茶な映像作品に仕上げたこと。迫力ある試合展開はMVのようにスタイリッシュで、若年層にとっても刺激的なものとなっているはず。
スラムダンクやピンポンといったスポ根好き、本気で何かに打ち込み自分を変えたい人にぜひおすすめです。
この作品の影響で、体格を持て余す外国人が、日本で力士になりたいという希望が増えていきそう。
伝統芸能を題材にしたヒット作という意味では、日本は韓国よりも歴史やネタが幅広いので、今後のグローバル展開のきっかけとなるか。
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