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大学受験、浪人で学んだことは、「好きこそものの上手なれ」そして――「継続は力なり」②

前回のつづき。
「その科目が得意な人のことを想像して、自分に足りない能力を分析する」今回は国語についてっやったことを書く。

よくある勘違いが(僕もかつて思っていたこと)、
「国語って日本語だし勉強する必要なくね?」

ノー!!

国語の試験で問われている能力は、

「限られた時間内にそれなりの量の文章を正確に読む力」

です。

そう、

読む力が問われている

のです。
国語が得意な人は、子供のころから本を読んでいるーーー
かたや俺は、読書するなら外で遊んだほうが楽しいじゃん!
的に育ってきて、放課後は野球やらサッカーやら缶蹴りやらに
明け暮れる日々。小学校の頃は朝一番で学校に行ってサッカーしてました。
漫画はたくさん読んだけど、読書は・・・。

てな感じだと気付き、その時点で小さいころから好きで読書してる人と比べて圧倒的に文章を読む経験が不足していました。

そんな状態で大学入試レベルのテストに臨むことは、普段全く運動しない人がいきなり100m走を全力疾走するようなもので、途中で足くじいたり転んだりして最後までたどり着かないわけです。

ということでやることが見えてきます。

「文章を読む訓練をしよう。それも毎日だ。」


さて、国語の試験の内容を考えると以下の4つ
1.論説文
2.小説(とか随筆)
3.古文
4.漢文

試験の時間配分は、現代文は後回し。
まずは古文、漢文をせめる。古典は意外と内容が易しいので、細かい単語の意味が分からなくても文脈とか選択肢を読めば大体解けていました。

つまり、現代文の対策がポイントになる。

そこで論説文と小説、どちらを鍛えるかべきか考えます。
小説は読みやすいけど、論説文ってまじ読みづらい。まず普段使わない言葉で書かれている。これはなんなら外国語なのかもしれない。
論説文が読めるようになれば必然小説は楽に読めるようになるだろう。

てことで、

よし、論説文を毎日読むぞ。

とはいえ、受験生は時間がない。なんせ5教科7科目(9科目?今は10科目だそうで。多すぎやろ)もあるわけで、国語の、それも現代文だけに何時間もかける余裕はない。
手ごろに毎日読める論説文ってなんかないかなぁとを考えて、ひとまず
新聞の社説を毎日よむことにしました。
(当時はまだ新聞が主要メディアでした。しかもうちは朝日とってた!いまや化石)

前述したとおり、これは読む訓練です。
筋トレのように読み筋をきたえていく・・。

「どのように読むか」
・難しい単語はできるだけ自分が分かる単語に置き換える。
でも、時短のため辞書は使わない。今の自分が知っている範囲でOK。
・そして、その難しい単語の意味を映像として自分の頭の中でイメージできるくらい、とにかく自分の知っているものと結び付けて読む。
論説文を映像として読む
ことを意識して、毎朝、朝食後に新聞の社説を読んでいました。

この作業は結構負荷がかかります。
15分くらいのつもりでも意外と時間がかかります。
長くても20分以内には終わらせ(途中でも)、予備校に行く
という日々を始めました。これを毎日です。

まるで軽い筋トレを毎日やるかの如く

どのくらい続けただろう、黙々と、おそらく3か月くらい続けてから、

ふと小説的な文章を読んでみて、びっくりしました。
その時感じたことをそのまま書くと
「文章が、、まるで水を飲むかのように体の中に入ってくる、、
なんだこれ!!
これは読書が面白いはずだ、読書好きの人はこういう感覚で本を読んでいたの!?」

という感じで、マジでびっくりしました。文章がするする入ってくる、、。
「水を飲むようにはいってくる」という感覚。まぢ。

それからというもの、国語の過去問を通しで解く練習をします。
時間はどうする?
見直しの時間は5分じゃあ短い。マークミスがないかとか、選択肢に迷った問題を再考するとか、そんな時間にする。10分は必要だ。てことで
「制限時間の10分前を自分の中の制限時間にする」ということを決めます。90分なら80分以内にすべて解ききること意識します。
残りの10分は見直しの時間。

入試問題に使われている文章って、特に小説はけっこうおもしろい。
なんならストーリーに感動して涙が出そうになる。
それくらい文章に入り込んで解いていました。
「泣いちゃいかん、これは試験なんやから!」
と感情を抑えつつ問題を解いていきます。(冷静と情熱の間)

論説文も「ふむふむ、なるほど、それがあなたの考えか、面白いじゃん」みたいに読めます。

そして自己採点、あれよあれよと正答を選べるようになる。

そう、つまり、入試問題のストーリーを楽しみつつ、80分以内に解ききり(残りの10分で見直し)、そして毎回9割5分くらいの点数を取れるようになったのです。

英語もそうですが、文系科目は一度点数が取れるようになると、安定して高得点が取れるようになります。

国語の勉強法で悩んでる方、ぜひ読む訓練を、それも毎日続けてください。
「難しい文章、抽象的で分かりづらい単語もできるだけ自分の知っているものに結び付けて自分の中でイメージとして映像化する」
ことを意識して、筋トレしましょう。

さて、現代文の解き方について、予備校で学んで役立ったものを書きます。

《選択問題は消去法で解く》
①各選択肢の文章の中に、本文とは異なる意味のワードが出てきたら、その部分に線を引いて×を書く。→この時点でこの選択肢は消える。
②最後に残ったものが答え

《問題文は》
1本文 2設問
の順でページは作られています。が、、

①まず設問を読む。
②次に、本文を最初から最後まで読んでから、設問を解く。

①設問はどんな問題が問われているのか、ざっと読み通すくらいでOK。
②本文読んでる途中で傍線部が出てきても、シカとして最後まで読み通して、そのうえで設問にあたること。

②についてはなぜ?と思うかもしれません。
例えば
「傍線部について筆者の考えに適するものを選べ」
という設問だとして、結局のところ、
筆者の考えは最後まで読まないとわからない。

だから、途中で傍線が出てきても、必ず最後まで読んでから選択肢にあたろう。

とはいえ、空所補充、接続詞を考える問題とかはその都度解いていく方が流れが分かってスムーズな時もあります。
そういう意味でも先に設問にざっと目を通しておく。

上記の解き方が現代文の王道だと思う。

「傍線部の前後に答えがある」とか、
「全部読まなくても答えはわかる」とっかいうテクニック的な話を聞くことがあるけど、そのやり方じゃ高得点は取れないぜ、と断言します。

論説文を映像として読む訓練を積むことで、文章が映像として頭に残るようになります。そうすると、文章をイメージとして捉えることができるから
一度読むだけでかなりの内容が記憶できる
ようになります。

「継続は力なり」

受験生、応援してます。

英語についてやったこと、、
別の記事https://note.com/yone495/n/n6bf076c76fc7で書いたっちゃけど、改めてまた今度かいてみるけん!


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