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#7 ヨンデミーメンバーに聞いてみた!② 東大2年文科三類 H・Mさんの思う「豊かな読書体験」ってどんなもの?

2023年1月13日、「ヨンデミーセミナー」は「おうち読書のミカタラジオ」に改名しました!
読書教育に関する発信を通じて、皆さまのおうち読書にまつわる「見方」をアップデート。保護者さまどうしの経験や気持ちのシェアを後押しし、おうち読書の心強い「味方」に。
名実ともにさらなるパワーアップを目指して、精進してまいります!

※この記事は、ポッドキャストの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容は本編をお聴きください!


ヨンデミーセミナー初企画! メンバーへのインタビュー

こんにちは、Yondemy代表の笹沼です!
「代表が語るヨンデミーセミナー」では、ぜひみなさんにお伝えしたいトピックや、保護者さまから募集したお題についてお話ししています。
ふだんは代表の笹沼のみでお送りしているセミナーですが、「他のヨンデミーメンバーのことも気になる!」「対談が見たい!」というご意見を受けて初の対談企画に挑戦したところ、たくさんのご好評をいただけました。

(初めて対談企画を行った第4回のフル音声はこちらから)

そこで今回は……
ヨンデミーメンバーにインタビュー・第2弾
今回登場してくれるのは、メンバーのH・Mさんです。

図書館でワクワク……H・Mさんの幼少期

(笹)それでは、自己紹介をお願いします。
(H・M)初めまして、ヨンデミーメンバーのH・Mです!
現在、東京大学・文科三類の2年生です。文学部でフランス文学を専攻しようと考えています。
ヨンデミーでは、サービスの機能の企画や検討、お子さんにおすすめする本のデータ作りに携わっています!
(笹)フランス文学はどんなきっかけで学ぼうと思ったんですか?
(H・M)もともとフランスへの憧れがあったんです。
大学一年生のときにフランスの女性作家による現代文学作品を読んで、「面白い!」と惹かれたのが専攻の決め手です。
(笹)本当に本が好きなんですね。幼稚園生や小学生の頃は、どんなふうに読書をしていたんですか?
(H・M)毎日、お散歩がてら20分ぐらい歩いて、母に地元の図書館まで連れて行ってもらっていました
(笹)しっかりめのお散歩ですね(笑)。
前回のインタビュー企画のHさんも、親御さんに図書館に連れて行ってもらったエピソードを話していました。H・Mさんの場合、そういった経験は自分の読書習慣や読書体験にどんな影響を与えていたと思いますか?
(H・M)「母と図書館まで歩いて、本に囲まれながら一緒に絵本を読む」という体験そのものがとても楽しくて、自然と読書をするようになった気がします!
(笹)図書館に行くこと自体が楽しいイベントだったんですね。
実はヨンデミーでも、ユーザーのお子さんが、「初めて図書館に行った」ときの感動を語ってくれることがよくあるんです。
多くのお子さんにとって、自分の背よりも高い本棚でいっぱいの図書館に行くこと自体、すごく良い経験なんだと思います。

絵本に触発された幼少期、言葉に支えられる現在

(笹)H・Mさんは子どもの頃、どんな本を読んでいたんですか?
(H・M)おいしそうな料理やお店が出てくる本が好きでした。
今でもお菓子作りなどが好きなんですが、子どもの頃読んだ本の楽しい記憶が「作りたい!」というモチベーションの源になっていると思います!
(笹)読書って、本を1冊読んだからすぐに大きな変化が起こるというようなものではなくて、色々な読書経験の積み重ねがそれこそ10年後、20年後の未来につながって、行動や気持ちを左右するものなんですよね。
H・Mさんにとって、「読書をしていてよかった」「読書のおかげで今の自分がある」と感じられるのはどんなときですか?
(H・M)読解力がついたり、文章を読むことへの抵抗がなくなったりといったメリットはもちろんですが……
最近感じるのは、自分がどうしようもなくつらいときに、本を手に取りたいと思うようになったということです。
読書を通じて言葉と出会うことによって自分の心がスッと落ち着いたり、気持ちを整理できるようになったんです。自分でも驚きでした(笑)
(笹)そう感じるようになったのはいつ頃からですか?
(H・M)かなり最近ですね。自分が言葉を求めているんだなということに気づきました。
(笹)素敵な表現ですね!詳しく聞きたいです。
(H・M)私は自分の気持ちを言葉で表現することを大事にしていて、だからこそ、自分の気持ちをぴったり表せるような言葉に出会うと、「これだ!」と感動するんです。
(笹)なるほど。このセミナーのアンケートや、ヨンデミーの「なんでも相談窓口」に届く保護者さまのお悩みの中でも、
「子どもが自分の気持ちを素直に表現できない」
「子ども自身は気持ちを伝えたいと思っていても、言葉が出てこない」
「子どもがみんなの前でうまく話せない」
といったご相談をよく拝見します。
お子さんにとって、気持ちを言葉で伝えることはハードルが高いんですよね。H・Mさんは、どんなきっかけで「自分の気持ちを言葉で表現する」ことを大事にしようと思うようになったんですか?
(H・M)絵本などを通してたくさんの表現に触れてきたからこそ、自分もやってみようとチャレンジできたんだと思います。
小さい頃は、絵本に触発されて日記を書いたり絵を描いたりもしていましたね。絵本作家さんへの憧れがあって、自分もなにか生み出したい!と感じていました。

感情が湧き上がる! H・Mさんが考える読書の力

(笹)読書って、文章読解力や語彙力の向上といった勉強に直接つながる部分は注目されやすいんですが、H・Mさんが話しているような、勉強以外の部分は日頃語られにくいんですよね。H・Mさんがぜひとも伝えたい、読書の魅力ってありますか?
(H・M)楽しいと感じることももちろんですが、すごく怖いと感じた描写や苦手な描写も含めて、読書を通じてたくさんの経験が蓄積されたのがよかったですね。楽しさや勉強面のメリットだけではなくて、いろいろな感情が湧き上がることも素敵な読書の魅力だと思います。
(笹)確かに!でも、感情が湧き上がってくる媒体って本以外にもたくさんありますよね。アニメとか漫画とか、今ならYouTubeとか……。そんな中で、H・Mさんが感じる「本ならでは」の魅力って、どんなものですか?
(H・M)私の場合は、読書が図書館という「場所」と結びついていたことで、読書を通じて湧き上がった感情が強く心に残ったんだと思います。
家の中だけでなく、図書館という外の世界での経験だからこそ、よりいっそうインパクトが大きかったです。
(笹)なるほど……。日頃なかなか見られない切り口から読書の魅力を語ってもらえて、とても新鮮です!
改めて、このセミナーの目的の一つは、「読書の魅力をさまざまな側面からお伝えする」ことにあります。今お子さんが読んでいる本一冊一冊に注目するだけではなく、お子さんの未来、読書の「その先」にもフォーカスしていきたい……そんなふうに考えています。
今回のH・Mさんのお話は、まさに読書の「その先」の宝庫でした!

終わりに

今回は「読書」を軸にメンバーの経歴や読書経験を聞いてきました。
リスナーの方々にとっても、お子さんが今読書をした後「こんなふうになるかもしれない」というイメージがついたのではないでしょうか?
SNSでは「#ヨンデミーセミナー」でご意見・ご感想を募集しています。
ぜひみなさんのご感想をお聞かせください!

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