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#4 東大2年・文科三類 Hさんの「読書が役に立ったとき」とは? 〜ヨンデミーメンバーに聞いてみた〜

2023年1月13日、「ヨンデミーセミナー」は「おうち読書のミカタラジオ」に改名しました!
読書教育に関する発信を通じて、皆さまのおうち読書にまつわる「見方」をアップデート。保護者さまどうしの経験や気持ちのシェアを後押しし、おうち読書の心強い「味方」に。
名実ともにさらなるパワーアップを目指して、精進してまいります!

※この記事は、ポッドキャストの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容は本編をお聴きください!


ヨンデミーセミナー初企画! メンバーへのインタビュー

こんにちは、Yondemy代表の笹沼です!
「代表が語るヨンデミーセミナー」では、ぜひみなさんにお伝えしたいトピックや、保護者さまから募集したお題についてお話ししています。
ふだんは代表の笹沼のみでお送りしているセミナーですが、リスナーの皆さまから「他のヨンデミーメンバーのことも気になる!」「対談が見たい!」というご意見をいただきました。
そこで今回は……
新たな試みとして、ヨンデミーメンバーにインタビューしてみます!
今回登場してくれるのは、メンバーのHさんです!


東大2年のHさんはどんな読書をしていたのか?

(笹)それでは、自己紹介をお願いします。
(H)初めまして、ヨンデミーメンバーのHです!
現在、東京大学・文科三類の2年生です。国文学を中心に勉強していますが、教員免許も取得したいと考えてそちらの勉強も進めています。
ヨンデミーでは、お子さんにお届けする本のデータづくりのほか、保護者さまにお届けしているプチレッスンの執筆にも携わっています。
(笹)Hさんは「国文学」に興味があるということで、かなり読書との関わりが深そうですが、本は昔から好きだったんですか?
(H)本は昔から本当に大好きでした。よく読み聞かせもしてもらって、「バムとケロ」シリーズとかが好きな子どもでしたね。
小学校に上がると、自分で好きな本を見つけて読むようになりました。「つるばら村」シリーズは特に好きだったのを覚えています。
中学年になると、講談社の青い鳥文庫にすごくハマって、そのままいろいろなシリーズをどんどん読んで……気に入ったものは高校生くらいまで読んでいました。
(笹)シリーズの本って、1冊目が好きになったらどんどん読めますよね。Hさんはその1冊目には、どんな風に出会っていたんですか?
(H)ほとんどは図書館ですね。地元の、家の近くの図書館に放課後に行って、本棚の間を歩いているうちに「面白そうだな」と思ったり、ずらっと並んでいる本が気になって手に取ったりしていました。
(笹)本棚の間を歩いて探すのって、ワクワク感がありますよね。
ヨンデミーを受講されているお子さんについても「始めて図書館に行った!」「こんなに本があるなんて知らなかった」というお話はよく聞きます。
ご家族で図書館に行く機会をとってみると、お子さんのモチベーションがグッと上がる体験になるかもしれません。


「自分で学ぶ」勉強の下地には読書がある

(笹)Hさんの中で「読書をしていてよかった」「読書のおかげで今の自分がある」と感じられるようなエピソードはありますか?
(H)まず、勉強の面で言うと、大学受験ではやはり読書に助けられていたと思います。
私はすごく数学が苦手で……でも、大学受験になったら、伸び代が大きいぶんきちんと対策をしたいと感じるようになりました。
そこで何をしたかというと、教科書をじっくり読んで定理や公式の意味を理解したり、問題集の解説を読んで間違えた理由を考えたりしました。
そういう勉強をかなり地道に積み重ねて、なんとか数学は足を引っ張らないくらいにまでなりましたね。
これには、やっぱり読書を小さいころからしていたのが大きいと思います。
読んで理解することがとても当たり前に日常にあって、そこが勉強の基盤になっているのは強く感じます。
(笹)それはとても素敵ですね。教科書を読むにしても、特に理科や社会は用語が難しかったり、教わっても忘れてしまったりするので、自分で文字を読んでしっかり学べるかどうかは、その後に大きくつながるポイントだと思います。
(H)私は中学校から大学受験まで、学校の授業を中心にしつつ、通信教育を活用して勉強していました。
通信教育は基本的にテキスト中心です。「読んでとことん考える」というスタイルを取れるので、読書がかなり日常に染み込んでいた私には合っていましたね。

「好き」をより深く、広くしてくれる

(笹)読書には、勉強だけではなくて、心の成長を引き出したり、支えになってくれたりする価値も非常に大きいと思います。
Hさんの中で、勉強以外の面で「読書が好きでよかった」と思うエピソードはありますか?
(H)それは、今になってかなり強く感じています!
好きなもの、ときめくものに出会ったときに「本を手に取れる」というのはとても大きいと思うんです。
私は宮沢賢治が好きなんですが、彼の童話や詩はとても難解です。比喩や表現が難しくて何を言いたいのかわからないときもあります。
その「心惹かれるけれどなかなか理解できない」という状態になった時に、私には「本を読む」という選択肢があるんですよね。
他の人がどう解釈しているのかを読んでいくうちに、自分でも「少しだけわかったかもしれない!」と嬉しくなります。でも、今度は次の疑問が湧いて
きて、また次の本を手に取ることになります。
そうやって、好きなものをより深く広く好きになっていけるのは、読書のおかげだと思っています。
(笹)なるほど。好きなものをどんどん深められるのは理想的ですね。
でも一方で、「わからない」となった時に、現代ならインターネットで調べることもできますよね。それでもあえて「本」と言う形で読むのには理由があるんでしょうか?
(H)そうですね……実は、私もインターネットで調べることは結構あります。
ただ、本がいちばん情報の濃さや密度では優れていると思います。
本は、研究者の方々が自分の考えや研究の成果を集大成としてじっくりまとめ上げたものです。
しかも出版されるまでに多くの人の目に触れています。
正確性という意味でも、内容の濃さという意味でも、本から受け取るものの方が多いと思っています。
(笹)確かに、それは僕も感じるところです。
ヨンデミーを立ち上げるときに、右も左もわからないままで、 経営を学ぶためにビジネス書をたくさん読みました。もちろんインターネットにもまとめ記事やブログはあるのですが、やはり本という手段の強さは感じていました。
多くの人は、一生に数冊しか本を書くことはありません。作者は長い期間の経験、あるいは一生の経験で得たエッセンスをそこにまとめていて、読み手は数時間の読書を通じてそれを受け取ることができます。
先ほどのHさんの話のように、研究者の方などの人生や経験が凝縮されているというのは、まさに本の魅力だと思います。

終わりに

今回は「読書」を軸にメンバーの経歴や読書経験を聞いてきました。
リスナーの方々にとっても、お子さんが今読書をした後「こんなふうになるかもしれない」というイメージがついたのではないでしょうか?
SNSでは「#ヨンデミーセミナー」でご意見・ご感想を募集しています。
ぜひみなさんのご感想をお聞かせください!

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