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#10 頑張っても成績が伸びない……学力の足を引っ張る「意外な弱点」とは?

2023年1月13日、「ヨンデミーセミナー」は「おうち読書のミカタラジオ」に改名しました!
読書教育に関する発信を通じて、皆さまのおうち読書にまつわる「見方」をアップデート。保護者さまどうしの経験や気持ちのシェアを後押しし、おうち読書の心強い「味方」に。
名実ともにさらなるパワーアップを目指して、精進してまいります!

※この記事は、ポッドキャストの内容を一部ピックアップしてお届けしています。詳しい内容はこちらの本編をお聴きください!

こんにちは、Yondemy代表の笹沼です!

「代表が語るヨンデミーセミナー」では、ぜひみなさんにお伝えしたいトピックや、保護者さまから募集したお題について、ざっくばらんにお話ししていきます。

今回のトピックは、「頑張ってもなかなか成績が伸びない……学力の足を引っ張る『意外な弱点』とは?」です!

勉強はしているつもりなのに成績が伸びない……
もしかして「読解スピード」不足が原因かも?

国語、算数、理科、社会……それぞれの科目の勉強にしっかり取り組んでいるつもりなのに、なかなか成績が伸びない!
そんなお悩みをお持ちの方々も多いのではないでしょうか?
もしかすると、個別の科目に関する知識や理解の不足だけではなく、どの科目にも求められる根本的なスキル、「読解スピード」が足りていないのかもしれません。
「算数の文章題の状況が整理できず、テストの時間内に解けない」
「たくさんのデータが登場する理科の問題では頭が混乱してしまい、よくわからなくなる」
「社会の教科書を読んでも、産業や政治に関するなじみのない用語に引っかかってしまい、話の流れがつかめない」
これらの悩みに共通するのは、「読んで理解することに時間がかかりすぎている」ということ。
たとえどんなに計算力を鍛えても、理科や社会に関する知識を増やしても、文章を素早く読んで正しく理解できる力がなければ、どうしても学力に限界が出てきてしまうんです。
もちろん国語においても、「読解スピード」の影響は甚大です。たとえば中学受験国語に関して最もよく耳にするお悩みの一つが、「問題を読むのが遅くて時間内に解き終わらない」こと。
「文章を素早く読んで正しく理解できる力」を身につけることが、あらゆる科目におけるスタートラインともいえます!

「読解スピード」がないと門前払い?
いまどき入試の厳しい現実

さらに、「問題を素早く読んで理解できる力」の重要性は、大学受験においてますます増してきています。
たとえば、2021年から従来のセンター試験に代わって開始された共通テストは、以前よりも高レベルな「読解スピード」を要する試験になっているんです。
まずは「たくさん読むスピード」
数学2Bでは問題冊子が昨年より6ページ増えるなど、より多くの問題をスピーディーに処理する力が求められています。
さらに「正しく理解するスピード」
数学1Aの文章題では、会話文形式の問題が複数問出題されました。どんなに計算力や数学的思考力があったとしても、短時間で会話文を正しく読み解くことが出来なければ、これらの問題に正解するのはとても困難になります。

ここでは数学を例に挙げましたが、他にも英語における長文読解問題の増加、地理や歴史における資料の読み解き問題・会話文形式の問題など……
「読解スピード」が十分にあることを前提として、あらゆる科目の問題が用意されているのが今の大学受験なのです。

文章を読むのが速いほど、時間と気持ちに余裕を持って問題に向き合うことができ、回答の精度が上がります。
ケアレスミスやいわゆる凡ミスの最大の原因は「焦り」。どんなに事前に勉強をしていても、回答時間が足りなくて焦っている状態では、そうしたミスは避けられないものです。
一方で、余裕を持ってスピーディーに回答をこなすことができれば、焦りから生じるミスを回避し、テストの点数の上限をぐっと押し上げることができます。
私自身、受験生時代に文章題で苦労したという記憶はあまりありません。ヨンデミーメンバーたちにも話を聞いてみましたが、やはり多くのメンバーが、「すぐに問題を読み終わるので文章題は得意だった。おかげでテスト全体の回答時間を余らせるぐらいだった」と話していました。
スピーディーに読解する力があれば、文章題はもちろん、試験問題全般が得意になりやすいということが実感できるエピソードです。

楽しく・たくさん・幅広く
読書の積み重ねで「読解スピード」を生涯の武器に!

まとめます!
「読解スピード」がもたらすのは、単に「早く読める」「たくさん読める」ことだけではありません。
中学受験、高校受験、大学受験、大人になってからの資格試験……人生の節目でお子さんが勝ち抜くための武器こそ「読解スピード」。
科目を問わず学力を押し上げ、お子さんの進路の選択肢を押し広げてくれる重要な力なんです。

また、こんなにも重要なのに、短期間で身につけることは難しいのも「読解スピード」。第8回でもお話ししたように、「読解スピード」は蓄積が命!地道な習慣の積み重ねで大きく差がつく分野です。
「いかに早い時期から読書習慣を身につけて日々継続するか」が、「読解スピード」のレベルを通じて、小学校から大学、そしてその後のキャリアまで、お子さんの生涯を左右するといえます。

継続が重要とはいっても、楽しめないことを一人で黙々と続けるのは、お子さんにとってつらいもの。途中で心が折れてしまいます。
長期的な「読解スピード」の積み重ねのためには、お子さん一人ひとりが読書を楽しみながら、少しずつ読書のレベルを上げ、読む範囲を広げていけることが理想です。
「楽しく・たくさん・幅広く」をモットーとする私たちヨンデミーが、お子さんの無理のないレベルアップを支え、一生の武器である「読解スピード」を一緒に育んでいければ幸いです!

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