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3D都市モデルプロジェクト。

SDGsで掲げられている持続可能な社会の実現や、災害対策、パンデミック対策などの課題を解決するために、都市の情報を分野横断的に統合・可視化していく取り組みが行われているようです。

2021年、国土交通省が主導で、
世界水準の3D都市モデルの構築が始まっています。

バーチャルな都市空間に、様々な情報が集約され、これらがすべての人にオープンにされることで、誰もが住みやすい社会の実現が加速していきそうです。

■Project PLATEAU 公式ホームページ

国土交通省って、普段は、馴染みがないイメージですよね。
いろいろな取り組みがあることは知ってましたが、正直、他人事だったように思います。
公式ホームページを見ると、プロジェクトの壮大さにびっくりするし、めちゃくちゃ応援したくなります。

そして、
3D都市モデルには、様々な可能性があるように思います。

例えば、仮想空間において、街中を出歩けるようになると、今回のような新型コロナウィルスの世界的な蔓延による外出自粛においても、QOL(クオリティ オブ ライフ)を向上させることができ、都市の活性化を図れるように思います。

また、ARとVR機能を組み込むことにより、
それぞれが別の場所に居たとしても、あたかも同じ場所にいるかのように、コミュニケーションが取れるようになります。

具体的には、3D都市モデルを活用することで、
現地にいるARユーザーの目の前に、遠方にいるVRユーザーのリアルな姿を映し出すことができ、
そして、遠方にいるVRユーザーは、現地をモデル化した仮想空間の中で、ARユーザーと一緒に体験を共有することができます。

このような技術革新は、疎遠になっている遠方の方との人間関係の再構築にも貢献するように思います。

また、ドローンを用いて、常に最新の都市データを収集し、3D都市モデルに反映することで、緊急時の物流サービスがスムーズになるように思います。

ドローン事業には、
ワクセル主宰の嶋村吉洋さんも注目されているようです。

嶋村吉洋さんは、
株式会社キーエンスの取締役名誉会長である、
滝崎武光さんの真似をして、メディア露出は控えてるそうです。

キーエンスと言えば、
センサや測定器の技術が凄いことで有名です。

高精度な測定器が世に広まることで、
様々な分野における開発スピードが加速していきそうです。

その恩恵の一つとして、
ドローンの性能が向上し、目視外飛行が可能になるならば、
3D都市モデルを活用して、事前に物流ルートをシミュレーションすることで、確実に迅速に物資を届けることが出来るようになると思います。

今、様々なプロジェクトチームが連携を取りながら、この壮大な案件をスピード感をもって実現させようとしているようです。

どの分野においても、
チームビルディングは、とても大事ですね。


向山雄治


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