見出し画像

家族で楽しむ夏の絵本3選!暑い日はおうちで冒険しよう

暑い夏の日、外で過ごすのは大変!そんな時は、お子さんと一緒に絵本の世界を旅してみませんか? 今回は、親子で楽しめる絵本を3冊ご紹介します。おうち時間をもっと特別なひとときにしてくれる、夏にぴったりの絵本たちです📚


おすすめ絵本①〜しっぱいなんかこわくない!


この絵本は、NASAの女性宇宙飛行士キャスリーン・ルビンズさんが、国際宇宙ステーションから地球の子どもたちへ読み聞かせをした話題作です。主人公のロージーは、エンジニアを夢見る女の子。身の回りの「ガラクタ」を使って、ユニークなメカを次々と発明しますが、果たして彼女のチャレンジは成功するのでしょうか?

おすすめポイント1 サイエンスの入り口に!


本作の主人公はエンジニアを目指す女の子ロージー。ロージーは絵本の中で困っている人を助けようと様々な発明品の開発にチャレンジしています。ロージーの奮闘する姿は、科学にはいろんな人を助ける力があることを子供たちに教えてくれます。この絵本を読み終わる頃には、子どもたちもサイエンスが持つ力にワクワクするはず。昨今、STEAM教育の必要性が訴えられることが多くなってきました。絵本という形でSTEAMの分野の面白さ、必要性を伝えられる点はこの絵本の大きな魅力の一つです。

※ STEAMとは
Science,Technology,Engineering,Art,Mathematicsの頭文字をとったもの。これからの子どもたちが正解のない課題に向き合うために学ぶべき学問として提唱されています。

おすすめポイント2 失敗は恥ずかしくない!


主人公のロージーは物語の冒頭で自身の発明品を馬鹿にされてしまい、発明家の夢を自分の中に閉ざしてしまいます。ですが、作中のある出来事をきっかけに立ち直っていきます。この絵本に込められたメッセージの一つが「失敗は恥ずかしくない」ということ。しばしば目先の結果だけで失敗や成功を判断してしまうことがあります。ですが、失敗に見えたことも成功に繋がる、あるいは後から振り返れば部分的な成功をおさめていたなんてこともあります。失敗を恐れてチャレンジしないより、失敗してもたくさんチャレンジすることが大切だと勇気を持たせてくれる1冊です。

個人的おすすめポイント
昔話で女の子が登場する作品と言えば、いわゆるプリンセスが登場するものが多い印象があります。絵本という幼少期に与えられるものに秘められた「なんとなくのバイアス」が、その後の進路の選択などにも影響している部分があるのではないでしょうか。ジェンダーに限らず、絵本というのはこのような「なんとなくのバイアス」を取り除く可能性も秘めているのかもしれません。

夏休みは、新しいことに挑戦する絶好の機会。ロージーの経験を通して、失敗を恐れず挑戦することの大切さを学べます。お子さんが夏休み中に何か新しいことにトライするきっかけとしても、ぜひこの絵本を読んでみてください。

おすすめ絵本②〜 こっそりなっとう おべんとうのまき


あらすじ
いつもお家の冷蔵庫の中にいる「なっとう」は、お弁当になっておでかけできる「おかず」にずっとなりたいと思っていました。ある日、ほかのおかずたちの協力で、こっそりお弁当の中にかくれます。そして、はじめての旅にでかけることになったのです! めだたないけれど、濃い味の、かわいいなっとうの絵本。第21回えほん大賞絵本部門大賞受賞作品。

amazon

おすすめポイント1 お父さんが作った絵本


この絵本の作者さのこうやさんは実際に子育てをされている現役のお父さん。お子さんが生まれたことをきっかけに絵本作家になったそうです。お子さんと過ごす中で伝えたいことを絵本に込めています。夏休みは、家族で過ごす時間が増える季節。この絵本を読みながら、親子でのコミュニケーションを深めてみてはいかがでしょうか。

おすすめポイント2 食事がより一層楽しく!


この絵本の中には、主人公の納豆をはじめとして様々な食材が登場します。個性豊かな食材たちが活躍する姿をみてお子さまもきっと楽しめるはず。

この絵本を読んだ後、実際の食事の時間に「今日はどの食材が主役かな?」と想像しながら楽しむことで、より楽しい食事時間を過ごせること間違いなしです!

個人的おすすめポイント
こちらの絵本は昨年出版され、第21回えほん大賞絵本部門大賞を受賞しました!絵本の世界は普及の名作が長く愛される傾向が強く、新しい絵本がどんどん出ても手元に届くのはほんの一握りです。この記事が新しい絵本に出会うきっかけになれたら嬉しいです。

おすすめ絵本③〜 ぐりとぐらのかいすいよく


あらすじ
ぐりとぐらが浜辺で遊んでいると、沖から葡萄酒の空き瓶が流れてきました。栓を開けてみると、中には「しんじゅとうだいへきてください」という、うみぼうずからの手紙が入っていました。ぐりとぐらが、浮き袋をつけてうみぼうずの島までたどりつくと、うみぼうずは灯台の真珠のランプを穴に落としてこまっていました。ぐりとぐらは穴に入って真珠をもちかえりました。うみぼうずはお礼に、いろいろな泳ぎ方を教えてくれるのでした。

福音館書店HP

おすすめポイント1 大人気ぐりとぐらが登場


本作は有名な「ぐりとぐら」のシリーズ作品。ぐりとぐらが好きならきっとお気に入りの1冊になること間違いなし!今までとのシリーズの違いを比べてみるなど、シリーズ作品だからこその楽しみ方ができます。

おすすめポイント2 想像力掻き立てられる夏の大冒険


この絵本を通して読者は、ぐりとぐらと一緒に海の世界を冒険することができます。幼少期に、絵本を通じて様々な世界に触れ、実際の世界でも色々と想像することはとても大切なことです。夏に触れることが多い海や砂浜といったものが登場するお話を読むことでお子さまの想像力を高めることができます。あわせてこちらの記事もご覧ください。絵本から色々とすることの良さがより理解できます。

個人的おすすめポイント〜海遊びがより楽しくなる
この絵本もそうですが、絵本には日常生活の中で色々と想像することができるきっかけになるようなものが非常に多いです。
例えば、絵本の中でぐりとぐらが砂浜でびんを拾うシーンがあるのですが、実際の海にも貝殻など砂浜に色々なものが打ち上がっています。そうすると絵本の世界と同じで海の周りには色々なものが流れ着くんだなという発見をすることができます。さらに、びん以外にも違うものが流れているんだなと違う部分を知り、その違いはなぜ生まれるんだろうというような疑問が生まれます。日常から疑問を見つけ、それを自分なりに考えてみることは成長のきっかけになります。このように絵本は日常の中の景色をイメージしやすくしてくれたり、疑問の種を運んできてくれます。絵本で海の世界を冒険した後にはぜひ実際の海にも遊びに行ってみてください!

まとめ


夏の楽しい日々を絵本でより楽しいものにしませんか?ぜひ絵本を通して素敵な時間を過ごしてください!

What is YOMY!


YOMY!は、様々な世界を冒険し、多様な価値観に触れられる「絵本」をテーマに、子どもたちの「自分で考え、伝える力」「創造力」を育むオンラインスクールです。ハーバード大学をはじめ最先端の教育機関で研究された「ダイアロジックリーディング」を土台に、お友達やクルーとのディスカッションを通じて楽しく学びます。

YOMY!は教育に情熱をもつ現役慶應生が創業したEdutainmentカンパニーです。東京都主催TSG等受賞、経済産業省の支援プログラム採択。

YOMY!公式Twitterでは読み聞かせや絵本に関する様々な情報や無料イベントなどの告知をしています!ぜひフォローお願いします!