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仕事と生活するだけの、囚人みたい

今日はまた、将棋界の歴史が塗り替えられた日でしたね。




人生初のストレート負けを喫した、渡辺 明 名人。



投了の瞬間も、abemaで生観戦していましたが、
新たな時代の中心に躍り出る者がいれば、その一方で、
過去の時代の人物となってしまう者もいるのが、勝負の世界。



棋王・王将・名人と、3つのタイトルを全て防衛した、
"棋界の魔王"渡辺 明 が、ここまでの完敗を食らうとは、
2年前の将棋界では、誰も考えていなかったかもしれません。



時の流れは本当に残酷だなと、改めて感じた一日でした。






さてそんな中、今日は先月スタートさせて頂いたサークル企画、
「ストレスジャンププール」略して「#SJP」について、
ご投稿頂いた記事を、紹介していきたいと思います。




線路に飛び込む代わりに、"不思議なプール"に飛び込むと、
思い描いた"最高の世界"に行くことが出来るという、
こちらの"小説殴り書き専用フォーマット"に則って頂き(笑)、
皆さんと一緒に、思いのままの小説を書いていくという企画です。




デモンストレーションとして、私が書かせて頂いた2本は、
100人ものJKと、タピオカミルクティを飲む小説と、
中学の友達と、おやつを食べながらスマブラをやるという小説(笑)。



こんなものが書店に並んでも、おそらく1冊も売れる気がしませんが、
私が「これは小説だ」と言い張れば、それらは小説なのだと(笑)、
その位の強いスピリットを持って"小説を書き殴る"という、この企画。






今回は、この「#SJP」タグにてご投稿頂いた、
こちらの記事をご覧頂ければ幸いです。





団子虫丸 さんの、「河童と映画」という小説。






"はぁ…



今日も疲れたな



化粧しなくていいけど、ずっとマスクしていると、



息が苦しくて、肌が荒れて辛い"






"なんかさ、仕事と生活するだけの、囚人みたい



積極的に、死にたいとは思わないけど、



漠然と生きているのが、辛くて苦しいんだよね



わたし、疲れているかな?



はぁ…"






以前読んだ、東大教授の安冨 歩 先生の著書、
「ハラスメントは連鎖する」の冒頭に書かれていた、
"鉛色の気分"という文言が、これを読んで頭に浮かびました(笑)。




毎日の生活に、何ら目新しさも感じられず、
死なないから生きているまでという、日々の生活。



個人的には、28歳位からずっとこんな感じです(笑)。






"気が付くと、わたしは、ホームの下でなく、ホームの上で倒れていた



頭上から声が聞こえる、、、「大丈夫ですか?」"






"優しそうな雰囲気の男性が、心配した様子で、わたしを見ている



この人、マスクをしていない



時々は、見かけるけど、珍しい人だな"






ふとした瞬間に、急に新しい出会いが訪れます。



ここから先の記載では、現代社会での私達の生活スタイルが、
客観的に見て、どれ程までに異常なことになっているか(笑)、
こめかみがツーンとなる位、痛烈に記されています。



マスク、手指のアルコール消毒、ソーシャルディスタンス、
黙食、席の間隔、咳エチケット、アクリル板、フェイスシールド…



2年前までは、あまり街でも目にしなかったものが、
今では目にしない方がおかしい程の常識となってきました。



正直、私は学生時代から社会人に至るまで、
人生が総じて「囚人みたい」に感じていましたが(笑)、
上記のような生活スタイルを強いられるようになって、
その思いは、ますます強まっていった気がします。



人によって考えもそれぞれかとは思いますが、
突然、素敵な人に映画に誘われる位の事があっても、
人生の幸福度の収支は、全然プラマイゼロにはならない程(笑)、
私達は、心身ともに大きな赤字を計上しているように思います。



なので、せめてこのnoteの世界位は、自らが思い描いた
"最高の世界"が実現されても良いのでは?とも考えています。




上記の小説も、非常に面白いので是非お読み頂いた上、
皆さんの中で、こちらのフォーマットに触発されたという方は、
「#SJP」タグを付された上、ご自身の思いのままの世界を、
心行くままにご表現頂ければ幸いです。







皆さんが飛び込みたいのは、どんなプールですか?

その100円玉が、誰かの生きがいになります!