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セブ島留学したいと思ったら(入学プランの設計、航空券の手配など)

昭和生まれ、57歳の英語が苦手なのおじさんが、1カ月間フィリピンのセブ島で英語留学してきました。そこで見たり経験したことで、他の方のお役に立ちそうなことを書き記しておきます。
今回は、留学計画の参考になりそうな情報をまとめておきます。


どの時期に留学するのが良い?



学生寮の共有スペース(自習室)からの眺め

旅行ガイドの定番「地球の歩き方」によると、セブのベストシーズンは1月下旬から5月中旬ということです。
参考までに、こちらのサイトも貼っておきますね。
「フィリピンの気候と季節ごとの服装、マニラ、セブの今週の天気 | 地球の歩き方」
私は仕事の都合、確定申告の申告期間のほか、冬の寒さと春の花粉症から出来るだけ逃げ出したい、という考えから2月の第2週から3月の第1週までの期間を選びました。
日中の温度は34度、という日もありましたが、東京のようにじっとり粘り着くような暑さはなくて過ごしやすかったです。

留学してみると、1週間、2週間の滞在という人もいましたが、様子が見えてくるのは2週目に入ってからかなと思います。
また、体調を崩して何日か寝込んだ人、病気になって1週間登校出来なかったため予定を1週間延長した人もいました。3週間以上あれば、遅れを取り戻すことが出来るかと思います。

一方で、フィリピンでは入国時に1カ月以内に帰国するチケットを持っている必要があり(入国審査で予約画面を提示する)、1カ月を超える滞在の場合は帰りのチケットは「捨てチケット」となり、新たに帰国便を予約する必要が出てきます。5週という選択は、ちょっとお金がもったいない気がします。

なかには3カ月滞在する、という人もいました。

シーズン的に、多くの大学生が春休みを利用して留学していました。なかには、卒業も就職も決まっていて入社までに少しでも英語力を伸しておきたいという真面目な若者も何人か会いました。
3月に入るとさらに大学生が増えて、1、2週の予定でやってくる高校生もいたようです。小学生低学年や未就学くらいの子どもと一緒のお母さんもお見かけしました。
ランチタイムの行列もかなり長くなり、空いている席を探すのもちょっと手間取るくらいの混み具合になっていました。
人数が増えるとグループレッスンのメンバーが増えて発言の機会が減るといった影響もあります。自由に時期を選べるなら、3月は避けてもいいかもしれません。
日本人学生が多いので、混み具合は日本のカレンダーに左右される面が大きいようです。

受講申込みの悩みどころは?

レッスン数の選択

広いフロアにレッスン用ブースがずらり。先生と隣り合って座ります。

QQEnglishの場合、留学までの流れはこちらのページまとまっています。
「留学のお申し込みの流れ」
さらに
「留学費用シミュレーション/申込み」
のページへ進むと、1日のレッスン数や、週末のレッスン受講を選択する欄があります。

私は「マンツーマン4レッスン+グループ2レッスン/日」を選択しました。それでも、予習は何とか付いて行けましたが、復習までは充分に手が回りませんでした。午前10時に始まって午後5時に終了です。
大学生はマンツーマンを6レッスン取っている人も多かったです。その場合は午前9時~午後1時、午後2時~午後6時となります。
社会人の場合「マンツーマン4レッスン+グループ2レッスン/日」でも大変すぎてグループレッスンは休むことにした、という方もいらっしゃいました。
なお、週末レッスン受講は1日につき35ドルの追加料金が必要です。申し込んでいない場合はレッスンの予約が入れられません。
せっかく海外暮らしのするのですから、週末は史跡や博物館を訪ねたりツアーに参加するほうが楽しめるのではないでしょうか。

食事とビジネスラウンジ

食事とビジネスラウンジの選択も悩みどころです。

食事を提供するQQカフェはレッスン用ブースエリアのすぐ隣にあります。
食事は、いちいち食べに行くお店を決めたり移動するのも面倒なので、契約しておいて良いかと思います。3食で1日ドル。
朝7時には寝ぼけ眼の寮生が顔を出し、やがてコンドミニアムなどに宿泊する学生が集まってきます。
夜は7時終了とちょっと早いので要注意です。

ビジネスラウンジのオプションは、つけるかどうか迷います。
最大の魅力は、QQカフェの飲み物が飲み放題になること。
(その他の学生はIDにデポジットした金額から支払い)
アメリカーノ75ペソ、ダブルエスプレッソ95ペソ、ラテ95ペソ、アイスコーヒー系は145ペソ。マンゴーシェイクは69ペソなど、カフェのメニューは豊富です。朝食後や、眠たくなる午後の時間帯に気兼ねなく飲み物が楽しめます。
カフェのスタッフとも知り合いになり、朝は顔を見るなりアメリカーノの淹れ始めてくれるようになりました(最終日、御礼に日本茶のティーバッグを1個だけプチプレゼントしました)。
朝一番はまだ氷が出来ていないのでホットのみです。製氷能力がちょっとしたボトルネックで、氷が切れてアイスが提供出来ない時もあります。
マンゴーシェイクは授業をやり終えた後など気分転換に最適ですが、実際に生のマンゴーの実をスプーンで抉って作るため手間がかかります。ランチタイムなど混み合っている時間は遠慮するようにしていました。
カフェのラストオーダーは18時です。

ビジネスラウンジ自体は、使っている人は数人でした。ただ、授業の合間やお昼休みなど、喧噪を離れて一瞬だけでもクールダウンできるのは便利でした。
夜間、学生寮の共有スペースが混み合っているときはQQカフェで勉強している学生もいるのですが、ビジネスラウンジだと先生達のレッスンのざわめきがガラス越しにホワイトノイズのように聞こえて来ました。
セブ島の夜8時は日本の夜9時。仕事終わりにオンラインレッスンを受講している人の多いのでしょう。夜遅くまで働いている先生達の気配は、ある種の励ましにもなりました。
また、急に日本と込み入った案件でオンラインミーティングを行う必要が出てきた時に、コンドミニアム住まいであれば何の問題も無いのでしょうが、学生寮の共有スペースでは都合が悪く、ラウンジの人がいない時間帯を見計らってミーティングを行うことが出来ました。

パスポートの期限が切れていたら

申込時にパスポートの旅券番号を必須で記入する欄があります。

実は私、直前で有効期限が切れていたので困ってサポートに問い合わせたのですが、「申請中」と書いておけば良いとのことで、事なきを得ました。
パスポートの申請、昔と比べるとずいぶん楽になりましたね。

飛行機は直行便、マニラ経由便?

QQEnglishでは、経由便は遅れることがあるからと、直行便を勧めています。LCCの運航が提示から遅れがちなのはその通りなので勧める気持ちは分かります。
しかし私は、「35年ぶりの学生気分を味わおう」という気持ちもあって、チケット代の安いマニラ経由便にしました。

セブパシフィック航空で土曜日の20時55分に成田発、1時5分マニラ着(実際には出発1時間遅れ)、4時40分マニラ発6時15分セブ着。
夜明けのセブ島に降り立ちました。

金曜日の夜まで仕事をしても土曜日にゆっくり出発できることや、日曜日の朝に着くので月曜日からの生活のために買い出し等の準備をしたり市内観光をする時間をたっぷり取れることが魅力的に思えました。

ただ、帰りは直行にしておけば良かったなと思います。
疲れているし、早く家族のもとに帰りたいし。
卒業式のある金曜日の夜に出発すれば、日付変わって2時25分にセブ空港を出発すると、8時15分には成田空港に着いています。
偏西風の追い風に乗って、飛行時間は4時間45分です。

なお、マニラ経由の場合、預け入れの荷物は行きはマニラでいったんピックアップして預け直しですが、帰りはセブで預けて成田で受け取りでした。

セブ島は車が混み合うので、帰国の際は余裕を持って行動しましょう。

午前4時半のセブ空港国内線出発階。帰国がマニラ経由の場合は、こちらのターミナルから。

暗い時間帯に着いても、カフェやお土産屋さんは空いています。
マッサージチェアは20ペソだったと思います。

学校周辺のITパークは朝3時、4時でもタクシーが走っています。
隣に建つショッピングモールの前にはタクシー乗り場もあります。
タクシーアプリGrabで呼ぶと、すぐにやって来てくれます。
Grabは目的地をあらかじめアプリ上でセットしてから車を呼ぶので、目的地の説明をする手間がありません。また、クレジットカード決済にしておくと到着後すぐに下車出来ます。アプリで現在位置が分かるほか、到着予想時刻も道路の混み具合で常時更新されており、ほぼ正確です。
アプリに示されたナンバーの車が近づいたら合図をすると止まってくれます。ドアをあけて乗り込むと、ファーストネームで本人確認されます。


旅の計画には、どこに泊まるかも大事な要素です。
それについては、次の回で記すことにします。

第3回 学生寮(ドミトリー)か、コンドミニアムか 人生の分かれ道






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