新入社員(24年)に就活のこと聞いてみました!
こんにちは、人事部採用Gの渡辺歩希です。読売新聞の新卒採用では全7職種の職種別採用を行っています。利点はなんといっても、配属のミスマッチが起きないことはもちろん、自分が働きたいと思った職種のプロフェッショナルになる事ができる点です。その7つの職種の1つとして、経営管理職があります。今回はこの春(2024年)に経営管理職で入社した4人に、就職活動の事などをざっくばらんに話してもらいました。
1 経営管理職とは?
そもそも、経営管理職って何だろうと思うかもしれません。ざっくりと言えば、企業の「ヒト」「モノ」「カネ」を扱う職種です。人事部や総務部、経理部、財務部、労務部、秘書部などで、多くの企業ではコーポレート部門と称しているケースが多いかもしれません。
また、読売新聞には約150社の関連企業があり、そうしたグループの経営についても、経営管理職の社員が関わったり、協力したりしています。年次に応じて様々な業務を経験し、専門性を磨いていくことができるのです。
24年は計95人の新入社員が入社しましたが、東京本社の経営管理職は4人(大阪本社は2人)です。今回は東京本社の4人、①人事部の鈴木佐和(すずき・さわ)さん ②財務部の土屋智伽江(つちや・ちかえ)さん ③経理部の鈴木孝次朗(すずき・こうじろう)さん ④経理部の渡邉紗彩(わたなべ・さあや)さんーーに登場してもらいます。
2 想定質問50個!
ではさっそく、私と同じ人事部で働いている鈴木佐和さんです。
就職活動を始めたのは大学3年生の6月下旬頃で、最初は他社でも使い回せるようにESを仕上げることに力を注いだそうです。
「初めて参加したインターンシップが読売新聞東京本社で毎年行われている『よみうりアカデミー』でした。登壇した社員のエネルギッシュさに共感をし、アクティブな社風が私にマッチするかもしれないと思い、読売新聞にエントリーをすることを決めました」
学生時代には、スポーツ新聞部に所属し、主務を務めていました。事務作業や学内外との連絡係などを経験して、「デスクワークに自分は適性がある」と思い、経営管理職を志したそうです。
「就活が本格的に進むにつれて、予想外の質問に答えられるように50個ほど想定質問を自作し、面接練習を重ねました。さらには、アルバイトで稼いだお金を新聞購読料に充て、3紙の社説を読み比べることにしました」
こうした徹底した準備のおかげで、見事に内定。本番ではリラックスをして100%の力を発揮することができたということです。今回の取材でも、メモ用紙にびっしりと回答を考えてきてくれたほどで、しっかりと準備する姿勢が身についていることに脱帽しました。
これから就活を始めようとしている人は、鈴木さんの就活への向き合い方をご参考にしてみてはいかがでしょうか。
(なお、24年の「よみうりアカデミー」は6月30日、7月1日に行われます!)
3 多彩な関連企業も魅力
続いては、財務部の土屋智伽江さんです。土屋さんは読売新聞のインターンで、弊社が手がけた沖縄復帰50周年プロジェクトの話に心を打たれたそうです。
このプロジェクトでは、読売新聞が沖縄で安全保障のシンポジウムを開催したほか、グループの一つである読売日本交響楽団が沖縄音楽の魅力を取り入れた楽曲でコンサートを開催し、沖縄でジャイアンツが公式戦を行いました。さらには、沖縄特集号を発行した読売KODOMO新聞と読売中高生新聞を沖縄県内の全小中高生へ寄贈するなど、読売新聞がグループの力を総動員して取り組んだプロジェクトです。
「多様な関連会社を持つ読売新聞ならば、様々なことに挑戦でき、多くの人に良い影響を与えることができると魅力を感じました」
なかでも、経営管理職は会社を動かす経営判断の材料となるものを提供することが可能で、新しい変化や挑戦を間近で見る事ができる仕事であることに共感したとのことです。
土屋さんは、社員と交流ができるインターンに参加する重要性をこう説明してくれます。「説明会だと一方的ですが、座談会などに積極的に参加することで、現場で働く社員の声を聞く事ができ、仕事への理解が深まりました!」
就活中の息抜きとして、読売新聞グループの一つである「東京よみうりカントリークラブ」でゴルフをしたり、ジャイアンツ戦を観戦したりと、オンとオフの使い分けを大事にしていたと言います。
現在は、財務部の先輩に業務を習いつつ、メインバンクの担当者とやり取りをしているほか、会社に入ってくるお金と出ていくお金のチェック、各部署の収支予測の仕事をしています。
4 身近だった、読売
次は経理部・鈴木孝次朗さんです。ご実家では読売新聞を購読していて、休日にはジャイアンツ戦を観戦、学生時代には友人と箱根駅伝の応援に行くなど、身の回りに「読売」がたくさんあったそうです。
鈴木さんは「人との信頼関係を大事にする」ということを就活の軸として、様々な企業のインターンに参加しました。
「多くの企業の話を聞く中で、読売新聞は、読者との信頼関係が150年続いていることや読者だけではなく現場の声にも積極的に耳を傾けていることに感銘を受けました」
こうして、「読売」×「就活の軸」が見事にマッチし、読売新聞を志すようになったそうです。
学生時代は、簿記の勉強にいそしみ、その頃から経理や財務の仕事をしていきたいと思っていたようです。経営管理職のインターンに参加した際、「目立たない職種だと思っているかもしれませんが、1人1人が自分の仕事に責任と熱意を持って仕事をしているよ」という先輩社員の言葉が胸に刺さったそうです。
各種企業のインターンにも参加しましたが、「読売新聞は社員と話す時間を多く設けてもらい、社員の生の声を聞く事ができて不安感をなくせました!」と語ってくれました。
面接にはアドリブで臨んだという鈴木さん。「事前に回答を考えると、次の日には気が変わって回答が変わったりしてしまう気がして、、、」とのことで、今回の取材も事前準備なしで臨んでくれました。
とても肝が据わっているなと感心した反面、人によって就活のやり方が全く異なることにも驚きました。
5 活字を守ることに共感
トリを務めるのは、経理部の渡邉紗彩さんです。
渡邉さんは、デジタル化が進んでいく世の中で、活字文化を守り続けるという読売新聞の姿勢、事業展開に魅力を感じ、読売新聞を志望しました。
渡邉さんの活字への探究心は中学生時代まで遡ります。学校の授業で「ビブリオバトル」という、自分が面白いと思った本を5分間で紹介し、ディスカッションを行う授業を受けたことで「文字を読むことの大切さ」や「相手の気持ちを想像することの大切さ」を学んだそうです。
「読売新聞は『本よみうり堂』などで書籍を紹介する紙面を組んでいるなど、読者とともに活字文化を伸ばしていこうとしているところに共感しました」
大学では簿記の勉強、ゼミでは財務会計を学び、有価証券報告書などの数値を分析することがとても面白く、会計の仕事に就きたいと思ったそうです。そこで培ったスキルを生かしながら、現在は、監査補助と呼ばれる業務を担当しています。具体的には、事業局から経費処理として出てきた伝票のチェック作業だそうです。それ以外にも、1年目なので各種電話対応もしています。
業務中にわからないところがあれば年齢が近い先輩だけではなく次長クラスの社員から指導があったり、毎月1回Excelの使い方講座などを開講してくれたりするなど、年次に関係なく多くの人から知識を得ることができ、刺激的な毎日を過ごしているそうです。
渡邉さんは、社会人になってから私生活が180度変わりました。学生時代はカフェのバイトで夜型の生活を送っていたようですが、社会人になってからは土日でも早寝早起きの習慣がつき、日光をしっかり見るようになったそうです。「これからも、大学生時代に学んでいた会計の知識を使い、経理や財務の仕事に携わっていきたいと思います」
6 就活生のみなさんへ
最後に、就活中の方へのエールとともに、経営管理職を目指す学生さんに向けてメッセージをもらいました。
取材後記
今回は、2024年に経営管理職として入社した4人に話を聞きました。取材を終えて、これからの読売新聞の未来を支える仕事に携わる4人の成長を、これからも見守りたいとあらためて思いました。今後、読売新聞では、26卒向けのインターンを順次開催していく予定です。実りが多い時間を過ごせるように、採用グループも力を入れて準備していきます。みなさんと会えることを楽しみにしていますね!
所属肩書は当時のものです
取材・文 渡辺歩希