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食レポ

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食べたものの感想をまとめてます。美味しい・不味いは個人の主観であるため書きません。
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#サロン・デュ・ショコラ2024

Chocolate. It's like Jazz

Chocolate. It's like Jazz

フレデリック・ブロンディール

珈琲焙煎士の祖父を持つF.ブロンディールは家族から受け継いだ“焙煎”の技術と哲学を元にしているこの“Le Jazz”は2024年の軌跡です。カカオ豆は、産地の気候や発酵状況などに強く影響を受ける自然の産物。焙煎の中で、毎年変化するカカオ豆一つ一つの声を聴き、反応し、戯れ、ショコラへと閉じ込めます。

F. ブロンディールが、まるでジャズのセッションのように豆と対話し

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不協和音の概念を崩せ

不協和音の概念を崩せ

PÄTISSIER eS KOYAMA

ショコラ界の頂点で輝き続け2023年のCCC.では10度目の最高位を獲得。外国人部門最優秀ショコラティエ賞も3度受賞。2013年に設立した子供専用パティスリー「未来製作所」がキッズデザイン賞を受賞し、絵本も出版しているというあまり他では見ないプロフィール。2019年には「トップ·オブ·ショコラティエ100」の一人として表彰を受けたとのこと。

CCC.とは

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台湾気分を味わえるチョコ

台湾気分を味わえるチョコ

吉祥寺にあるショコラトリー PRESQU'ILE chocolaterie

今回のサロンデュショコラまで全然知らなかったけど、いろんなサイトで紹介されている有名店のよう。
お店にはケーキやフォンダンショコラも売っているとのことで、実店舗にも行ってみたくなりました。
カカオのこだわりを見ると摩砕、精錬の工程で酸味を和らげるよう仕上げているとのこと。
道理でカカオの酸味が弱くて自分好みのカカオ感なん

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チョコとカクテルのミクソロジー

チョコとカクテルのミクソロジー

虎ノ門にあるバーmemento moriと、中野坂上のROND-POINTによるミクソロジー。

ミクソロジーとは聞き慣れない言葉ですが、「Mix(混ぜる)」と「Ology(―論)」を組み合わせた造語です。
本来はリキュールやフレーバーシロップを使用せず、フルーツや野菜、ハーブ、スパイス等の様々な素材を使うカクテルのことを指します。
混ぜ合わせるだけではなく、液体窒素や遠心分離機など、革新的な技術

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フルーツのキャラメルとハーブの組み合わせを楽しめるチョコ

フルーツのキャラメルとハーブの組み合わせを楽しめるチョコ

Vincent Guerlais14歳から修業を始め、1997年に22歳で故郷ナントに自身のお店をオープンし、現在7店舗を展開。伝統製法と素材へのこだわりや、芳醇なエスプリで、高い評価を得ています。2007年より世界最高峰の洋菓子職人協会 「ルレ・デセール」のメンバー になり、2018年に会長に就任。

ナントってどこ??って思って調べてみたら、フランスのブルゴーニュ地方の街。しかも『海底二万里』

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フレンチの皇帝の息子による異彩を放つチョコ

フレンチの皇帝の息子による異彩を放つチョコ

「フレンチの皇帝」として知られるあの有名なジョエル・ロブションの息子、ルイ・ロブションが手掛けるチョコ。
まさかの御本人が店頭に立っていたのでサイン付き。
(写真もどうですか、と言われたが恥ずかしくて断ってしまった)

父親ジョエル・ロブションの代表料理や、ルイとジョエルの思い出の皿からインスパイアを受け、息子から父親へのオマージュをフルコース仕立てのショコラで表現したと書かれており、その表現に偽

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