見出し画像

手巻きシガールに奮闘!2年目社員が挑む職人の技

はじめまして。ヨックモックnote編集部の竹川です!
今年の4月から、このnote編集に携わることになりました。
昨年までは、入社1年目の配属で青山本店のコーディネイター(販売員)を経験しました。

店舗配属の詳細はこちら。

ヨックモックには、他にも1年目社員が学ぶ特別な新入社員研修があります。

それは…「シガールを手巻きで作ること」
私はもう一度初心に戻るためにも、再び研修に行ってきました!
これから、新入社員研修を振り返っていきます。

「シガール巻けてこそ企業の一員」
とはいいますが、そもそもなんでシガールの手巻き技術を学ぶ必要があるのでしょうか?


創業当時はすべて手作業?!

1969年の発売当初、ヨックモックでは代表商品であるシガールを1本ずつ手で巻いて製造していました。バターを大量に含んだ生地は非常に高温で、手のひらの火傷が絶えない現場だったそうです。手巻きと同じクオリティを機械で再現するのはとても難しく、巻き機の開発に約10 年もの月日がかかったんだとか!ヨックモックの歴史を支え続けてくれた先人の努力があってこそ、今の私たちがあるのです。

手巻きシガールを作れる人は今もいる?

手巻き時代の技術をお持ちの方は、わずかですが現役でいらっしゃいます。現在も手巻きの技術は、商品部を中心に受け継がれていますが、当時の技術とは大きな違いがあります。

それは、連続作業ができるかどうか。

生地の熱さに耐えながら、一定のクオリティを保って巻き続ける。
習得はとても難しく、まさに「職人」と呼べる技です。

実は私、以前工場見学に訪れた際、プロの技を見せてもらっていました。

当時からヨックモックに在籍し、シガール生産に携わり続けている方でしたが、「見せるほどのことしてないんだけどね…」と照れくさそうにしながらも、私たちにその連続技を見せてくださいました。

熱さを1ミリも感じさせない手さばきに感動しましたが、私たち以上に盛り上がっていたのは周囲の工場の方々。
「やっぱりすごいんだよねえ」
「あれがどうしてもできないんだよ」
同様に長年勤めている方々にとっても、連続技ができるという点でレジェンドとして尊敬されていました。

そんなこんなで、あらためて先代の努力があってこそ今のヨックモックがある、それを常に意識する必要があると感じています。新入社員研修として行われる「シガール手巻き体験」「工場見学」にも、それを再認識させる意図があるのだと思います。
ではここで、初心を思い出すべく、シガール手巻き体験再チャレンジに向かいます!

向かったのは足立区梅島にあるヨックモック商品部。
入社時にこの場所でシガールの手巻き研修をしました!
なんと今回は、新入社員研修を共に頑張った同期の2人に教えてもらえることに!

店舗配属終了後、私はブランディング部、2人は商品部に配属されました。商品部はお菓子を開発するチームなので、日々シガール作りを練習してきたそう。私が到着すると、すでに生地を仕込んで待っていてくれました。

プロフィール(写真左から)
竹川 :ブランディング部所属。2023年入社。好きなヨックモックのお菓子は「ポーム ド テール」
西脇:商品部所属。2023年入社。好きなヨックモックのお菓子は「南青山ロール」
住原:商品部所属。2023年入社。好きなヨックモックのお菓子は「ブラゾン ドゥ ショコラ」

シガール手作りに挑戦!

というわけで、1年前を思い出しながら、型抜き、手巻きを体験レポート。

まずは型に生地をはめ込み、オーブンで焼成します。

生地を多めに乗せてから、表面を均一に整える。意外と難しい‥

なんとか形になりました。
溢れた生地が周りについていますが、こちらは目をつぶってください。ここで整えた生地の薄さや配合がうまくいかないと、オーブンから取り出す際に破れてしまいます。

この生地をオーブンで焼いたら、ついに手巻きにチャレンジです!

焼けた生地をオーブンから直接そっと持ち上げて…

お箸サイズの巻き棒を使って巻いていきます。

ワクワク!

いざ挑戦…!笑っていられたのはこの一瞬だけでした。

熱っ!!!!
熱すぎて生地を触るだけで一苦労。
生地から手を離すと、あっという間に冷えてしまい、巻けない硬さになりました。

私が挑戦できるのは、残り3枚…!
必死に奮闘した結果がこちら。

じゃんっ。
芸術ぶりをお届けします。全然思うように巻けませんでした。

かろうじて成功したであろう、シガールらしい1本がこちら。
私が巻いたのは右、左は同期が巻いたもの。

巻き具合が異なり、サイズが大きくなっているのが分かりますか?この少しの差でも食感や味わいに違いが出てくるそうです。奥深い‥。同期の2人との技術の差に敗北感を感じつつも、気を取り直して、焼き立てを実食します。

実食!!

「いただきます!」

食感が全然違う…!
私が巻いたものは、シガールには程遠いお菓子でした。
2人のシガール、めちゃ美味しい!

配属から半年の間、2人がひたすらシガール作りに励んできたことがすごく伝わる味でした。商品部はメンバー全員が手巻きの技術を習得しているそう。はじめから綺麗に作れたわけではなく、何度も繰り返し、ようやく巻けるようになったそうです。

2人に話を聞くと、巻くよりも難しいのは生地作り。お互いの試作品を食べ合ってうまくいかない原因を話し合うなど、試行錯誤を重ねながらここまでのスキルを身に着けていました。

こんなに綺麗で美味しいシガールを作れるようになっているなんて、すごい。この半年を知らない私からすると、着実にスキルを身につけてどんどん進んでいる2人をみて、私は同じくらい真剣に仕事に向き合ってこれただろうか?と、ちょっと不安になりました。2人の手巻きシガールの美味しさが、私も頑張ろう!と前向きな気分にしてくれました。

新入社員の頃、一緒に頑張っていた同期のみんな。
今はそれぞれの部署で離れていますが、あの頃と変わらないくらい頑張っている。みんなの存在は大きいなとあらためて思えました。

日本中の2年目社員の皆様、私は今日もヨックモックの一員として奮闘中です。この記事を見て、少しでも元気になってくれたら嬉しいな。
それぞれの場所で、自分なりに、頑張っていきましょう!

(おわり)

■ヨックモックの商品情報、最新情報等、詳しくはこちら
・ホームページ      https://www.yokumoku.co.jp/
・オンラインショップ  https://www.yokumoku.jp/
・公式Instagram      https://www.instagram.com/yokumoku_jp/
・公式X          https://twitter.com/yokumoku_jp

最後までお読みいただきありがとうございます! X(Twitter)では最新情報を発信しています。ぜひフォローしてください!