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冬の短歌 一首 ~令和版百人一首恋の巻【冬の部】~

ひた走り耳赤くして帰り来むココアの香り君のぬくもり

【一首にまつわる想いやエピソード】
創作の一首。リアルエピソードは、恋愛ではなく、前の会社の同性の先輩との似たような思い出になる。前職では、冬が一番の営業期。売上の七割を占める冬営業だが、寒空の下、車で重いサンプルセットを準備して一日四取引先ほどを回ると、手はかじかみ、指先、耳まで冷えて赤くなる。真っ暗な道、車を走らせ職場に戻ると、残っているのは同性の営業の先輩だけ。あったかい缶ココアの差し入れと優しさが身に染み渡り、グッときて、きゅんとした。そのエピソードをもとに、恋にまつわる短編小説俳句を作った。少し歌と状況が異なるが、これらをもとに、会いたい相手のもとにひた走る純情乙女になりきって、甘い青春の眩しさに憧れながら詠んだ。
(299字)

既に投票になることが決まっているなか恐縮ですが、今回も諦めずに参加させてください。
暑さに打ちのめされそうになる日々に、少しでも涼やかな気持ちになっていただけましたら幸いです(いや、最終的に熱いのか…?)。
ちなみにエピソードに出てくる先輩は、昨日もごはんに行ったくらい、会社が変わっても仲良しです。

お一人での運営、大変なことも多いことと存じます。令和版百人一首の完成を楽しみに、引き続き応援させていただきます。
三羽 烏さん、よろしくお願いいたします。

#百人一首恋の巻冬

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