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お金は誰かを喜ばせた結果

さあ、4月になりました!
年度が変わって新生活の方もいらっしゃるかと思います。
本業のうどん店における人の流れも3月に比べるとまた違った雰囲気になってきましたね。
大学生と思われる若い年代の方の来店は少なくなりましたけど、4月から新しい職場で働き始めたんだな、と思われる始めて見るお顔のお客様がちらほら見える様になりました。

店舗のスタッフもこの春で数名が入れ替わりました。新しく加わったスタッフは年齢や環境それぞれに違いますけど、それでも、新しい職場に対する期待や不安の入り混じった緊張感は皆、一様にお持ちの様です。

おそらくどんな企業であっても雇う立場側としては、せっかく数ある職場の中から選んでもらった訳ですから、
「このお店で働いて本当に良かった。」
従業員やスタッフにそう思ってもらえる様に、社内の環境を整えたり、教育に力を注いだりすると思います。

そして同じように従業員やスタッフ側も
「お客さんに喜んでもらいたい。」
そんな気持ちで仕事をして欲しいなあ、と思っていると思います。

§お金は「この人を喜ばせたい」の気持ちの表れ

経営者はスタッフに様々な業務を行ってもらって日々、お店の営業を行い、その労働の対価として給料を支払って経営を成り立たせています。

お金の流れとしては

お客様 →   会社(お店) →  従業員

お金が増える仕組みとしてはまずはお客様から会社にお金の支払いがあって、その入ってきたお金の中から従業員さんへのお給料が支払われる事になります。ものすごく当たり前のことなのですが、月々の給料が会社から振り込まれている生活を続けていると、時折、この事実が見えなくなってしまうことになったりします。

新生活の開始で始めてアルバイトをするスタッフなどに関してはこの基本の仕組みが頭ではわかっているけれど、実感としては捉えきれていないな、ともう局面も多々、見かけます。

「あなたたちの給料を支払ってくれているのは誰ですか?」

私が始めてアルバイトをした時の店長は新人時代によくこんな質問をしてきました?(笑)

この質問に「店長です。」と答えるスタッフが現れると決まってドヤ顔で

「違うよ!!お客様ですよ!!」

と反応していた店長の気持ちが今ではよくわかるようになりました(笑)

兎にも角にも「お客様にサービスを提供して対価を頂く」まずはこの収入源がないことには始まりません。ですので、現場では日々サービスや品質の向上を目指して日夜努力が続けられています。

そうした品質向上を目指す際の作り手のモチベーションの中には
「お客さんに喜んでもらいたい」
こうした想いが含まれていると思います。
その思いの結果として生み出される

優れた機能、秀逸なデザイン、心温まるおもてなし、他では出来ない体験・・・

こうした商品やサービスにお客様が喜びや満足を感じてお金を支払ってくれる訳です。ですので沢山のお客様が喜べば喜ぶほどに入ってくるお金は増える、という事になります。

企業側が「お客様に喜んで欲しい」と思って提供した商品を受け取った側は今度は逆に「喜んでお金を支払ってくれる」事になります。理想を言えばこうして商品とお金の交換という行為が互いにとって喜びの感情で結びついている取引を続けていきたいものです。

§人材としても「喜ばれる」ことが大事

そうして会社やお店に入ってきたお金によって従業員やスタッフへの給料として支払われる事になります。そして、このお金の流れの中でも同じような仕組みは成立する事になります。

先ほど、商品を購入するためにお客様はお金をお店に支払いましたが、給料の支払いの場合は商品では無く労働力に対して企業側がお金を支払う事になります。

となると、スタッフや従業員が様々な経験を積んだりスキルアップすることは自分の価値を高めて企業側に喜ばれる人材になるということなのです。給料が上がるということ「その人がその企業を喜ばせた結果」ということです。

いつもと同じ業務をいつも通りにこなしているだけではおそらく中々昇給することはないでしょう。まずは自分が得ている給料以上の働きができるように、様々な経験を積んだり、スキルを身につけることが先になります。そうして実際に企業が期待している以上の成果や結果を残しましょう。

「この人にはもっと給料払ってあげたい」

経営者にそう思わせる様な人材になったら怖いものなしです。このレベルに到達すれば、それはおそらくその企業だけでなく、どこの企業も欲しがる人材になっている可能性も考えられますから、より高い報酬の場所を選べる様になっているかもしれません。

もちろん、給料が上がるというのは現実の問題としてそう簡単な話ではないと思います。ですが、お金が手に入る原則としてこの事実は疑いようのないことだと思います。重要なのは順番です。まずは誰かを喜ばせる、そうするとその報酬が得られる。この流れを肝に銘じておきましょう。

時と場合によっては報酬が中々手に入らないこともしばしばあります。それでも、腐ったり諦めたりすることなく、地道に行動を続けていくことも非常に大切なことです。

§まとめとして

タイトルにもありますが「お金とは誰かに喜んでもらった結果」
こう書くと、なんだかスピリチュアル系な匂いもしないでもないですが(笑)
しかし経験上、かなりの部分で真実だと思っています。

付け加えるとするならば、利用者がお金を気持ちよく支払ってもらえるような商品やサービスを提供し続けることが商売を長く続けていく鉄則ではないかな、とも思います。

恐怖や不安のようなネガティブな感情に基づいた取引ではなく、お互いに喜べるポジティブな感情をベースとした取引を死ぬまで続けていきたいなと思います。




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