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知らない世界をチラッと覗いた話。

最近読んだ、こちらの本。

職場の人たちの理解に助けられながらも、月に一度のPMS(月経前症候群)でイライラが抑えられない美紗は、やる気がないように見える、転職してきたばかりの山添君に当たってしまう。
山添君は、パニック障害になり、生きがいも気力も失っていた。
互いに友情も恋も感じてないけれど、おせっかい者同士の二人は、自分の病気は治せなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる――。

本の説明より

読後、前向きな温かい気持ちになる本でした

そして脳内に「終わりなき旅」のイントロが流れてきて、希望の光がさしこむイメージ。
(あくまでも、勝手な私のイメージ笑)

そんな「夜明けのすべて」

気になる方は読んでみてね。
Audible会員は無料で聴けるよ。

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で、この話にはPMSとパニック障害の2人が登場します。
正直、どちらの病気のこともよく知らなかった私。

自分の知らない世界は無数にあって、すべてを知ることはできないし、すべての当事者になることは到底できない。

でも、本を読んでその世界をチラッと覗くことはできる。

全く知らない→ちょっと聞いたことがある、に進化できる。
それができる「読書」って、やっぱり魅力的だしすごいよなーと改めて思う今日この頃。

そして、知らない世界が無数にあるっていうのは
最近だと、この本もそうでした。

そして、どちらの本にも共通していたのは、
それを分かり会える人の存在、つながり、ですかね。

「人とのつながり」って言葉だけ見ると
一見、綺麗事のように聞こえがちではありますが…。

たった一人でもいいから、分かってくれる人がいる。
状況や思いを、共有できる人がいる。
これって、すごく心強いことなんだなー。

私が読んでいて感じた、希望の光。
その正体って、結局のところ
「人とのつながり」「分かってくれる人の存在」
そんな感じなんだろうなあ。

なんだか抽象的ですが、そんなことを思った読後でした。

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ちなみに、どちらの本も面白いけど、

どっぷり長編読みたい人→「正欲」
長すぎず、読後ほっこりしたい人→「夜明けのすべて」

こんな感じですかね。

個人的に、「夜明けのすべて」に出てきた、登場人物が勤務する会社の社長が、人柄のよさが出ていて素敵だなあと。

少人数の会社=ワンマン社長、みたいなイメージを勝手に抱いていたのですが、そうじゃない人もいるんだなーいいなあ。


気になった方、ぜひ読んでみてくださーい。

<あとがき>
Audibleで聴くと、読書のハードルがめちゃくちゃ下がります。両方Audibleで聴きました。
月額1500円で今日紹介した2冊も聴けるし、もうそれだけで元取れるかと。このサービス本当すごいと思う。
あえて難点を挙げるなら、たまーに聞き取りにくいナレーターがいることくらい。慣れれば問題ないけど、どうしても合わないな…ってケースもゼロではないですね。
今日もありがとうございました。

▼正欲について書いた記事はこちら。


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