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「同じ」と「違う」は大きく違う?「やわらかい頭の作り方」を読んで

最近ハマっている、細谷功さんの本。

ヨシタケシンスケさんのイラストが表紙!
中にも挿絵が入っていて、かわいい。

✅頭のやわらかい人とは?

頭のやわらかい人、柔軟な思考力を持った人は、見た目ややることが変わっている「変人」であることが多い。
なぜか?

頭のやわらかい人というのは、「他人と違う」ことをやるのです。

✅「同じ」と「違う」

一見これらは
「女性」と「男性」
「年上」と「年下」のように対等に比較できる対立概念のように思えるが、実は対等ではない。

「同じ」は一通りだけど、
「違う」は無限に存在する。

「去年と同じやり方」や「他人と同じ趣味」は基本的には1つのことを指すが、
「去年と違うやり方」や「他人と違う趣味」は数限りなくある。

そして

「同じ」ことをするには、何も考える必要がない
「違う」ことをするには、頭を使うプロセスが必要。(いくつものオプションを考えた末に、それらの中から選択するため)

さらに

「同じ」ことをするには、理由はいらない
「違う」ことをするには、理由がいる

※例 去年と違うことをやると必ず理由を聞かれるので、常に理由を考えておく必要がある。

そう、そうなんですよね。
違うことをするのって、それなりの労力が必要なんですよね。

✅非常識な人の方が、物事を考えている?

「常識的な人」というのは、「大多数の人に合わせる人」、つまりは「他人と同じことをする人」を意味します。
そう考えると、「非常識な人」の方が、実は色々と考えて行動する必要があるのです。

「出る杭は打たれる」という日本社会の中では、他人と違うことをやると必ず周囲の人間から叩かれる。
それに対抗して生きていくためには、
必ず「理由」が必要で、個人としても確固たる「哲学」が必要。

「分別のある常識人」よりも一見「頑固な変人」と思われている人の方が自分の考えを持っていて、柔軟な発想ができるのかもしれない。

「一律でコストを○%カット」
「とにかく全部大事」
などは、典型的な思考停止。

安易に「一律」という言葉を使うのをやめて、
常に「違う」ことをやると意識することが、自分の頭を使って考えることの練習になるのです。

感想

「一律でコストを○%カット」…どこかで聞いたことあるんですよね。
どこかは…察してください笑

あーやっぱり思考停止してるんだなーと改めて気がついたり。
そして自分も思考停止してること多々あるな、と反省したり。

この話で思い出したんですが…
確か勝間さんが言ってた話。

4人で中華料理屋さんに行きました。

メニューに「3個セット」の小籠包。
みんなで食べたいけど、単品メニューはない。
3個じゃ足りない、6個だと多い。

あなたなら、どうしますか?

日本人は誰かが1人が我慢したり、6個頼んで誰かが多く食べるケースが多いんだとか。

でもそこで、「4人で食べたいので、追加料金払って4個にできますか?」と店員さんに聞いてみる。
すると、ほとんどのお店は対応してくれるそう。

確かに、自分がお店側だったら、対応できるなら対応しようと思います。
減らしたいと言ってるわけでもないし。

できない場合は仕方ないけど、「(確認するのが面倒だし、メニューにはないから)できません!」と言って思考停止するお店だとしたら、そこにお店の姿勢?が現れる気がします。

まぁ大規模チェーン店とかだと、臨機応変な対応は難しそうだし、対応した人にもよるし、時と場合によるとは思いますが。

面倒くさがること=思考停止。
頭のやわらかい「変人」になりたい。
むしろ、「変人」でありたい。


そんなことを考えさせられた本でした。

みなさんも一緒に、変人になりませんか?

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