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辞める人、ぶら下がる人、潰れる人。

色々と考えさせられた本だったので、紹介。
ちなみにkindleUnlimited対象本。

産業医・経営コンサルタントとして活躍する著者が、「組織の病」の原因と対策を徹底解剖するという内容。

読みながら「本当それな」と頷く箇所が多すぎて。
kindleに線引きまくった結果まとまらなくなったので、感想だけダラダラ述べます笑

詳しくは本読んでみて欲しいのですが、率直な読後の感想と脳内の記憶を書き出すと

  • マネジメント層や人事の人、読んだらいいのに

  • この本に書いてあるようなこと、マネジメント層や人事は本当に分かっているんだろうか(疑)

  • マネジメント職ではなく現場仕事をやりたいという人の気持ち、分かる気がした(マネジメントって大変やな)

  • 「無関心と想像力の欠如」は組織の病をさらに悪化させる(それな)

こんな感じ。(どんなだよ)

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あと、なるほど!と思ったのが

離職が多い組織というのは、なんらかのマイナス感情を抱えてる社員が多い。

だから、組織はリモートワークやフレックス制の導入など「働きやすさ」を実現するための施策を実施。
→それにより、一時的なプラス感情を生み出す。
でも…

その喜びは一時的で、むしろ与えられていることは早い段階で「当たり前」に代わり、中長期的にはプラス感情は生み出さず、むしろそれが失われた際のマイナス感情のほうが大きくなってしまいます。

「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」より引用

それでも、多くの企業がプラス感情を生み出す施策を実施している。
なぜなら…

マイナス感情を解消する施策より、何かを足す施策を導入する方が手っ取り早く、かつ"時代の流れに乗れている感”を経営・人事層はもつことができるためです。

「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」より引用

でもそれじゃあマイナス感情に蓋をしてるだけ。
中長期的に考えるとよくない
→だから、その向き合いかたを丁寧に書かれた本なのです。



まさに過去、テレワークという「働きやすさ」という施策が導入され、はじめはめちゃくちゃ嬉しかった。

でも、だんだんとそれが当たり前に感じ

「え、なんで出社しないといけないの?」
「リモート会議でよくない?」

と当然の権利のように主張。(←過去の私)

そして今、テレワークという働きやすさは失われ(会社の制度として消えた)、マイナス感情はより増大しているわけです。(←今ここ)

本当、この本に書かれてる通りだなと。


結局根っこにある「マイナス感情」に向き合わないと根本的な解決にはならない。

これ、組織の病に限らずですよね。

睡眠不足や疲れから逃れるために、翼を授ける系のドリンクを飲むのもそうかなと。
一時的には逃れられても、結局根本的な解決にはなってないですもんね。

ストロングゼロを飲んでイヤなことを忘れたいなんていうのも、同じことかなと。

あ、これらのドリンクを飲んでる人を否定してるわけではないです。あくまでたとえ話ね。

******

ということで、オススメ本の紹介でした。
気になる方、ぜひ読んでみてくださーい。

<あとがき>
会社に勤めてる人はもちろん、そうでない人が読んでも面白いと思います。
今日もありがとうございました。

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