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見栄を張るなら?「お金の減らし方」を読んで

新年一発目、最近ハマってる森博嗣さん。

森博嗣さんの「集中力はいらない」という本が面白かったので、こちらも読んでみました。

どんな本?

大勢の人は、自分のためにお金を使っていない。
「誰か人に見せるため」に使っている。

「周囲の他者」を気にし過ぎ。

お金は「自分の満足」と交換するためのものであり、価値があるのは、その満足の方。

だから、お金を減らすことで自分が欲しい物、やりたいことと交換する。
お金を失うことで、価値が得られる!という話。

うん!すごくいい!

以下、面白かった箇所紹介〜。


✅誰もいない環境を想像してみる

どこかの山奥へ引っ越し。
誰にも会わない、話できない、写真を見せ合うこともない環境。
そうなった時、今買おうとしているものは欲しいか?

✅見栄を張るなら?

他者に対する見栄を張るくらいなら、自分に対して見栄を張ればいい。
同じ金額のお金を持っていても、自分が成長すれば、それだけ価値があがる。

✅偉そうな人は偉くない人

お金持ちは、たいてい正直で謙虚。
威張る必要がないから、腰も低い。

自分を良く見せたい人というのは、本当はそれほど良くないから、引け目を感じている。
だから背伸びをして、人からバカにされないようにと考える。それが、偉そうに見える態度になる。


感想

3つに共通すること…
それは、冒頭にも書いてますが「他者の目線」を気にして、「他者のため」「誰かに見せるため」にお金を使っているんですよね。

******

誰もいない環境になったら…
みなさんは今欲しいもの、買いますか?

パッと欲しいものが思い浮かばないので、何とも言えないのですが。(ないんかい)

基本的に自分の殻に閉じこもるタイプなので、他者目線で何かを買うこと…ないような気がします。

******

例えば、分かりやすいブランド物を身につけること=「誰かに見せるため」なのかなと。

もちろん「品質が良いから」「好みだから」などの理由で買う人もいるとは思うんですが。

「ハイブランドを身に着けてる私」を他者に見てほしいから買うんですよね、たぶん。

SNSに写真をUPするのも、
「素敵な場所に行った自分」
「素敵な写真を撮った自分」
というものを見せたいから、ですよね?

あ、書いてて気が付きました。
撮った写真をインスタにUPしてた時期がありました。

リースやアイシングクッキー作りのワークショップに参加してた時があって。

タグ付けして写真UPしたら、参加できたお礼になるかなと。

お礼をしたいと言いつつも、どこかで「素敵な写真を撮れた私」を見てもらいたかったのかもしれないなーと。

今はやってませんが、どこかで他者の反応を気にしていたんだと思います。

まあそんなこと言い出したら、このnoteもそうですよね。
「他者の反応」を気にしていないといえば、それはウソになりますからね。

うーん、難しい。

******

ちなみに森博嗣さん、「他者に興味がない」と断言しています。
最高です。

私は断言する境地にはまだ達してませんが…笑

自分のためにお金を使って、価値を得たい。
そんなことを考えさせられた本でした。

ではまた〜!

<あとがき>
見栄を張るなら、自分に対して見栄を張ればいい。
いい言葉だなあと思ったと同時に、私の頭に浮かんできた人物。
そう、「見栄晴」です。
検索してみたら、インスタやってました。
映えを意識していない、気取っていない写真の数々。
そう、見栄晴は、見栄を張っていなかったのです。
今日もありがとうございました。


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