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読みたくなるなる、綿矢りさ。

よよさんが一気読みしたという、こちらの小説。

イラストのタッチが好みだったのもあり、読んでみることに。
よよさん、ありがとうございます。

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「手のひらの京」
京都に住む三姉妹の、恋愛や就職を描いた心あたたまるストーリー。

私自身は、京都には数回しか行ったことがないんですが…
夜の嵐山の描写など、惹きつけられるポイントが多くあって、京都の風景を想像するだけでも、「わーいいなぁ〜」とほっこり幸せな気持ちになる本。

個人的には三姉妹の長女である綾香と宮尾さん(39歳・男性)の嵐山でのシーンが幸せに溢れていてめちゃ良かった。思わず2回読みました笑

気になる方は、ぜひ読んでみてね。

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で、読み終わってふと表紙をみる。 

すると、
「綿矢りさ」の文字。

「え、綿矢りさの本だったの?」

え、そうなの?

正直綿矢りさについて詳しくないし、著書もあまり読んだことがない私。

でも、先日これを読んだのです。
(オーディブル会員は無料で聴けるよ)

「嫌いなら呼ぶなよ」

「手のひらの京」の京都の美しい描写とは異なる、毒の吐き方が絶妙でクセになる本。
毒づき具合に、思わず笑ってしまう。

4つの短編集ですが、私はタイトルにもなっている「嫌いなら呼ぶなよ」がオススメ。

めちゃ性格良い人には、もしかしたら不快に感じるのかも?…知らんけど笑

なんで、この毒がクセになるのだろう?

調べてみたら、1984年生まれ。

そうか、同年代なのか。
だから、感覚的に共通するものがあるのかも?

そして、京都生まれの方なんですね。
京都の描写が秀逸なのも納得。

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ということで、ほっこり美しい話もあれば、皮肉や毒の表現が秀逸な話もある。

そんな綿矢りさが気になっている、という話でした。

他の本も読んでみたいなーと思い、
今はこれを読んでます。わくわく。

みなさんのオススメ本もあったら、ぜひ教えてくださーい。

〈あとがき〉
タイトルは、ケンタッキー食べたいなと思っていたら思い浮かんだものです。深い意味はありません。食べたくなるなる、ケンタッキー。
今日もありがとうございました。

▼ケンタッキーの温め方はこちら。


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