ブックカバーはボディガード?
旅先のカフェで見つけた、こちらの本。
「こだわりのブックカバーとしおりの本」
なぜこれを手に取ったのか?
理由は、こだわりのブックカバーもなければ、しおりも持っていないから。
私の知らない世界が覗けそうだなあ、と。
******
想像どおり、私の知らない世界がそこにありました。
色んな方の
お気に入りのカバー。
お気に入りのしおり。
そして、それらにまつわるエピソードが綴られています。
特に印象的だったのが、イラストレーターの秋山孝さんの言葉。
本は恋人。
カバーはボティガード。
これを読んで、自分との違いに唖然としました。
私にとって、
本は情報を得るもの。
カバーは不要なもの。
ブックカバーどころか、本のカバー邪魔なので基本捨てます。(もちろん本によるけど)
基本図書館で借りるかKindleで買うので、紙の本を買うことはほぼないのですが。
あれ?
なんか、冷たいヤツですよね。
******
恋人のように愛でて、傷つけたくないからカバーをする。
そこには、本に対する思いやり・敬意すら感じます。
一方私は、どうでしょう?
情報を欲しい分だけ頂戴して、情報を得られたらポイ?
良い本だったなあと反芻することはある。
でも、愛でるまではないかなあ。
カバーもつけないし、よほど乱暴に扱わなければ傷つくことはないでしょう(と思っている)
この違いは、なんでしょうね?
モノを「愛でる」人と、モノを「使う」人の違い?
この例が良いのかよく分からないんですが
新車の座席のビニールカバーを付けたままにしたり、
ぬいぐるみをビニールに入れたまま飾る人って、いませんか?
これって、おそらく
大事にしすぎるあまり、カバーを外せない。
カバーを外して汚すのがもったいない、という心境なのかなと。
私からすると、カバーを外してこそ、その良さがでる。
だって、使う為に買ったんでしょ?
だから、ビニールカバーは外したいし、ぬいぐるみはタグもビニールも外します。(そもそもあまり買うことありませんが)
******
私の想像でしかないのですが
本を恋人のように扱う人は、本の内容はもちろんのこと、「本という存在」自体を大切にしているのかなと。
一方私は、本の内容重視。
なので「本という存在」自体には、関心が薄い。
******
どちらが良い悪いではないと思うんですが、
本を愛でる人生の方が、ちょっと豊かな感じがします。
みなさんには、カバーをつけてボディガードのように守りたい存在、ありますか?
サポートいただけたら、あなたのリクエストに応じた記事を書くかも!?