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ブックカバーはボディガード?

旅先のカフェで見つけた、こちらの本。

「こだわりのブックカバーとしおりの本」

なぜこれを手に取ったのか?

理由は、こだわりのブックカバーもなければ、しおりも持っていないから。

私の知らない世界が覗けそうだなあ、と。

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想像どおり、私の知らない世界がそこにありました。

色んな方の
お気に入りのカバー。
お気に入りのしおり。
そして、それらにまつわるエピソードが綴られています。

特に印象的だったのが、イラストレーターの秋山孝さんの言葉。

僕にとって本はまるで恋人。持ち歩くときには本が傷つかないように、カバーで守らなければなりません。さらに、電車で読んでいる本を他人に知られないための目隠しにもなります。カバーはボディガードのような存在です。

書籍より引用

本は恋人。
カバーはボティガード。

これを読んで、自分との違いに唖然としました。

私にとって、
本は情報を得るもの。
カバーは不要なもの。

ブックカバーどころか、本のカバー邪魔なので基本捨てます。(もちろん本によるけど)

基本図書館で借りるかKindleで買うので、紙の本を買うことはほぼないのですが。

あれ?
なんか、冷たいヤツですよね。

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恋人のように愛でて、傷つけたくないからカバーをする。
そこには、本に対する思いやり・敬意すら感じます。

一方私は、どうでしょう?
情報を欲しい分だけ頂戴して、情報を得られたらポイ?
良い本だったなあと反芻することはある。
でも、愛でるまではないかなあ。

カバーもつけないし、よほど乱暴に扱わなければ傷つくことはないでしょう(と思っている)

この違いは、なんでしょうね?

モノを「愛でる」人と、モノを「使う」人の違い?

この例が良いのかよく分からないんですが

新車の座席のビニールカバーを付けたままにしたり、
ぬいぐるみをビニールに入れたまま飾る人って、いませんか?

これって、おそらく
大事にしすぎるあまり、カバーを外せない。
カバーを外して汚すのがもったいない、という心境なのかなと。

私からすると、カバーを外してこそ、その良さがでる。
だって、使う為に買ったんでしょ?

だから、ビニールカバーは外したいし、ぬいぐるみはタグもビニールも外します。(そもそもあまり買うことありませんが)

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私の想像でしかないのですが

本を恋人のように扱う人は、本の内容はもちろんのこと、「本という存在」自体を大切にしているのかなと。

一方私は、本の内容重視。
なので「本という存在」自体には、関心が薄い。

******

どちらが良い悪いではないと思うんですが、
本を愛でる人生の方が、ちょっと豊かな感じがします。


みなさんには、カバーをつけてボディガードのように守りたい存在、ありますか?

<あとがき>
カバーをつけて守りたいもの、思い浮かびません。
ふとんカバーはつけるけど、あれは本体が洗えないから着けるだけだし。スマホカバーもできれば付けたくないし。
カバー、それは意外と奥が深い世界なのかも?
今日もありがとうございました。



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