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「カバー変更器」っていいな。

ヨシタケシンスケさんの「あるかしら書店」。

こちらの本、知っている方も多いでしょうか?

「あるかしら書店」は、本にまつわる本の専門店。
店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ときくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれる。
そんなエピソードが詰まった本。

どれも面白いのですが、「本にまつわる道具」を探していたお客さんに紹介した「カバー変更器」がいいなーと思ったので、紹介します。

✅「カバー変更器」とは?

急な来客。
でも、家にある本が欲望まるだしで、恥ずかしい。

そんな時、「カバー変更器」に本を入れる。
すると、なんだか頭がよさそうなタイトルに変更されるのです。

たとえば、
「今日からモテモテテクニックベスト50」が…

変換すると
魅力の最大化と訴求事例」に。

どうですか?

一気に頭良さそうになりましたよね?笑

他にも変更事例載ってるので、気になる方は本読んでみてください。

✅「カバー変更器」で思い出した人物

関根勤さんです。

え、なんで関根さん?

関根さん、過去に「笑っていいとも」で一般人が出場するモノマネコーナーで、その紹介者の特徴を、絶妙な一言で紹介していたのです。

これについて、YouTubeで話していたの印象的で。

一言で魅力が伝わるように、面白く紹介したい。
でも相手は一般人。
TV慣れしていない人を、傷つけるわけにはいかない。でもちょっと揶揄もしたい。

なので、瞬時に「傷付けない笑い」に変換して紹介していた、という話でした。

たとえば、少し暗そうな雰囲気の人だったら…

「失恋したら、雨戸を閉めて5時間泣きっぱなしです」と言いたいところを

詩集、3冊目を書き終えました」とか、
アップリケをジーンズに付け終わりました

と紹介する。
すると、少し暗そうな雰囲気は伝えつつも、なにかしらを終えている、という前向きなメッセージもあるという。

もう、さすがだな…と。

これが瞬時に出てくるって、どんな優秀な変更器持ってるんだ?と思ったわけです。

✅「カバー変更器」になるには?

とにかく色々な表現方法や語彙を知って、言語化トレーニングをすることに尽きるのかなーと。

芸人って一歩間違えたら差別になるような揶揄や悪意を、絶妙な表現力で笑いに「変換」できる。

私は芸人になりたいわけではありませんが…
表現方法の引き出しをたくさん持っていて、適切なアイテムを適切なタイミングで出せるっていいよなぁ…と思うのです。

具体的には、
やはり読書や人との会話、経験、そしてこのnoteのように「言語化したものをアウトプットする経験」を重ねることで、その「変換力」は付いてくるのかな、と。

みなさんの周りにも、素敵な「カバー変更器」をもっている人がいるかもしれません。

そして…
実はあなたも、すでに「カバー変更器」という素敵な変身ベルト、持っているかもしれません。

へーんしん!

〈あとがき〉
子どもが読むかなと思って借りた本ですが、私が一番気に入って読んでます。
漢字にフリガナがないので、小2の娘にはどうかな?と思っていたのですが…文脈から連想したり「これって何て読むの?」と聞いたりして読み進めていた娘。習ってない漢字があるとか、そんな小さいことは気にするな、とゆってぃが教えてくれた気がしました。
今日もありがとうございました。


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