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芋とホットクックと私。

料理研究家の土井先生と、中島岳志さん(政治学者)の対談本。

土井先生、芋と対話しているらしい。

どういうことか?
土井先生いわく、料理は食材との対話

現代社会では、自分の都合よく「早く出かけたい」「早く食べさせたい」と時間を縮めることが善となっている。

でも、そうすることで、芋と人間の対話がなくなっていく。

調理を早く済ませたいから、自分勝手に火を強くして早く煮えろと強要する。それで芋が煮崩れると、芋のせいにする。芋にしたら、迷惑な話。

書籍より要約

土井先生は、「お鍋の表面が微笑むくらいの火かげんで」芋を茹でる。
芋が気持ちよさそうにしていると、煮崩れることがないらしい。

さらに、芋は木ベラで潰すといいらしく…

芋のほうも、ちょっと気持ちいいんですよ(笑)
「もうちょっと強めに押して」とか(笑)
そういう感じがね、料理なんです。

書籍より引用

めっちゃ芋と、対話してますよねw
土井先生のうれしそうな顔が、浮かんできます。
芋もうれしいでしょうね。



え?
私は、芋と対話してる?

✅芋とホットクックと私。

ここでの「芋」=さつまいも、とします。

私、さつまいもをホットクックでよく蒸します。

蒸し方はここに載せてますが、
ホットクックに少量の水・網・芋を入れて、30分蒸してます。

土井先生のように、お鍋で茹でません。
なので、お鍋が微笑む火加減もよくわかりません。

でも、都合よく時間を縮めて、芋をいじめることはしてません。たぶん。

なぜなら、過去記事にも書いたんですが、
ホットクックは時短家電ではないから。

たまに、ホットクックは時短なのか?と聞かれます。
正直、コンロでお湯沸かして茹でた方が早いです。芋蒸すのに、トータル40分くらいかかるから。

私がホットクックを使う理由は
その作業に自分が費やす時間が短いから です。

コンロにつきっきりになる作業を、ホットクックに委託しているわけです。

そこに対話があるとしたら、こんな感じ?


「この芋の量だと、30分蒸せばおk。ピピッ(電子音)。よろしく。」

私は司令塔。

ホットクック「おk。あとは任せて」

頼もしいホットクック。

芋「あざす」

じわじわ〜と蒸される芋。きっと微笑んでる?


こんな感じですかね?

一応、対話してるのか?
土井先生みたいに、丁寧なそれではないかもしれないけど。

芋の量や太さによって、蒸す時間は多少変えてます。
これは、対話でいうと「傾聴」になるんだろうか?
芋の様子は一応伺っている(つもり)。


ただ、芋の感情までは考えたことなかったな。

食材の感情まで考えて、初めて料理と言えるのかもしれない?知らんけど。

みなさんは、食材と対話してますか?

<あとがき>
アボカドを買う時は、硬すぎるとイヤなので
「お?君行ける?」「君に決めた!」みたいな一方的な声かけはしているかもしれません。それは対話とは言わないのかな?単なる品定め?
今日もありがとうございました。

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