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2022年「ガンジツスゴクオモイシンブン」(元日凄く重い新聞)蒐集行 第3章 ~昨年、2021年の「ガンジツスゴクオモイシンブン」蒐集行②~

毎年元日付の分厚くて重い新聞を集めています。

米原から反転。一路東へ。

米原から特別快速豊橋行きに乗り、東に向かいます。
米原駅の在来線側はJR西日本が管理していますが、東海道線上り、名古屋方面の普通電車は全てJR東海の電車であり、発車直前にホームに鳴り響くメロディーもJR東海仕様となっています。

雪の米原駅に入線する特別快速豊橋行き。

真っ白だった車窓は岐阜を過ぎて木曽川を渡り、愛知県に入ると嘘のように雪が消え、青空に覆われました。冬は大抵雪か雨、良くても曇り空の北陸に比べて太平洋側が羨ましくなる瞬間です。

木曽川を越えて愛知県に入ると雪が消えた。

名古屋に近付くと同じく「ガンジツスゴクオモイシンブン」を集めているツイッターのフォロワーさんが同じく名古屋を目指しており、米原から新幹線に乗っていたので「岐阜新聞」を買えなかったとのツイートがあり、手元に「岐阜新聞」があったので名古屋駅でお会いして受け渡しをしましょう、との遣り取りをしました。

名古屋到着直前の車内。入ってくる日差しが柔らかい。

果たしてフォロワーさんと名古屋駅でお会いし、名古屋駅周辺での新聞購入スポットを紹介して最後に近鉄名古屋駅に。近鉄名古屋駅構内のファミマでは三重県の「伊勢新聞」を売っていますが改札外の店舗では売り切れており、フォロワーさんは近鉄で大阪に戻るので、と改札口を通り改札内のファミマで無事「伊勢新聞」を入手。改札越しに受け渡しをして別れました。
引続き「青春18きっぷ」での東への移動を再開。新快速豊橋行きに乗ります。

三河湾が見えた。

静岡県を更に東へ。

豊橋に到着。すぐに浜松行きの普通電車に接続していましたが、ここで1本後の電車にします。豊橋市にはローカル新聞が2紙あり、改札内のコンビニ「ベルマート」で「東愛知新聞」と「東日新聞」を入手しました。

豊橋から東側の電車はロングシートが主力。

静岡県に入り、浜名湖を眺めつつ進みます。
浜松でも新聞を入手します。ここでは静岡県の「静岡新聞」の他、「中日新聞」が浜松に東海本社を置いて名古屋とは別紙面の「中日新聞」を発行しています。

浜松駅改札外ベルマートの新聞陳列。元日付の新聞は特設の棚を組んで横置きしてある。

この辺りでお昼を迎えますが、駅弁を買っても静岡地区の普通電車はロングシートなので食べづらく、少しエキナカであっても昼食と休憩を兼ねた時間を取りたい、と思い、ここで思い切って新幹線で静岡に移動します。18きっぷは当然使えませんので、乗車券と特急券を別に購入します。

運良くひかり号が来た。

さすがは新幹線。普通電車で約1時間15分かかる浜松~静岡間をひかり号は僅か20分余りで走ります。
静岡に到着し、エキナカで昼食を取る事が出来ました。

静岡駅キヨスクの新聞陳列。

ここから先は再び普通電車に揺られます。
由比の辺りで駿河湾沿いを走り、車窓からは富士山も見えてきました。富士山と並ぶ日本三霊山である立山連峰を日常的に見ていますが、それでも富士山には惹かれるものがあります。

富士川鉄橋走行中に撮った富士山。

車内で富士山の写真を撮ろうとあちこち動いてはしゃいでいる富山県民を乗せて普通電車は富士川を渡ります。

神奈川県に入り、折り返し点へ。

丹那トンネルを抜け、熱海に着きました。とうとうJR東日本エリアに到達です。ここでは「熱海新聞」と言うローカル新聞があり、有り難い事に駅構内のニューデイズで簡単に手に入ります。

JR東海とJR東日本の駅番号が共存する熱海駅の駅名標。

ここでJR東日本の4ドアの電車に乗り換え、更に東に向かいます。
故郷・横浜が属する神奈川県に入り、小田原に到着しました。

小田原提灯が迎える小田原駅の在来線改札。

小田原では「神静民報」と言うローカル新聞がありますが、売っている場所が限られます。市中コンビニや駅構内の売店では売っていません。
しかし、小田原駅構内で1ヶ所だけ販売している場所があります。それは、小田原駅南口の片隅にある、伊豆箱根鉄道大雄山線の窓口です。

小田原駅在来線改札に吊り下げられている小田原提灯。2018年10月の台風で破れてしまい一旦撤去された。

無事に「神静民報」とニューデイズで「神奈川新聞」ほか東京版全国紙・スポーツ紙を「爆買い」し、滞在時間14分で西に折り返し、普通電車伊東行きに乗り込みます。40分余りかかるので、思い切ってグリーン券を買ってグリーン車に乗りました。

丁度来た数少ない伊東行き電車で折り返す。

再び西へ。本日の宿泊地へ。

首都圏では満席になっている事もあるグリーン車ですが、さすがに小田原発車時点では空いていました。
「お猿のかごや」の陽気なメロディーをアレンジした発車ベルに見送られて小田原を発ちます。折角の機会ではありますが、今回は故郷・横浜や東京都内には足を踏み入れる事はなかったのです。

穏やかな夕暮れの相模湾を堪能する。

夕暮れ時の相模湾を見つつ再び静岡県に入ります。そのまま伊東まで乗車します。東海道線から外れて伊東線に入ると単線になり、すれ違いのために何度か駅で数分停車しました。

伊東駅の顔出しパネル。

日没を過ぎて車窓は暗くなってしまいましたがそれでも大規模なホテルなどが見え、幼少時に散々テレビCMで見ていた某「電話は4126」のホテルのCMソングを思い出しました。

ちょうどサフィール踊り子号が東京に向けて発車していった。

伊東駅のニューデイズでローカル新聞「伊豆新聞」を購入します。丁度店員さんと温泉旅館の中居さんらしき人が話し込んでいました。
折り返して熱海に向かいます。旅館・ホテル・土産物店など観光に関する仕事をされているのでしょうか、意外と退勤する人が乗っていました。
熱海で東海道線に乗り換えて丹那トンネルを通過し、再びJR東海エリアに戻ります。

沼津駅に到着。

2021年元日、初夢は静岡県沼津市で見る事にしていました。
理由は、大好きな作品

「ラブライブ!サンシャイン!!」聖地巡礼

だからです。
元日付の分厚くて重い新聞「ガンジツスゴクオモイシンブン」が詰まったボストンバッグと着替えその他が詰まったキャリーバッグを抱えつつ、内心弾んだ気持ちで沼津駅の改札を抜け、予約していたホテルに向かいました。


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