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企業研究について、思うこと-学生Yのひとりごと#2

「就活始めたてでまだ不安だな」
「先輩の話を聞いてみたい!」
「去年の就活どうだったんだろう?」
という方におすすめの記事はこちら!
2021卒就活経験者に聞いてみた!#1シリーズにて、当時横国生だったYさんにインタビューしましたが、実は掲載しきれなかった内容がありました。この記事では、既に掲載した#1-2に続き、Yさんがどのような考え・価値観に基づき就活を行なっていたのかが、より詳しく書かれています。(所要時間:約4分)

Yさんのプロフィール&あらすじ

就職に直結するスキルを学ぶことはない芸術分野専攻の学生。部活動はトライアスロン部に所属し、アルバイトはフィットネスインストラクターとCOGOO運営。部活が夏まで忙しかったため、秋ごろから就活を開始し、最終的に第一志望の企業に内定。受けた企業はすべて最終選考まで残っていたが、最初に第一志望の企業から内定が出たため、最終選考を受ける前に辞退した。受けた業界は自動車、服飾、SC開発の3つから合計10社。

業界を絞り、ある程度受けたい企業をリストアップできたところで始まった2回目のインタビュー。その次に行ったことは企業研究でした。
この第2回を通して分かった、Yさんの思う業界や企業の絞り方のポイントは、以下の5つでした。

・企業研究の基本はホームページ
・採用ページは自己PRのヒントの宝庫
・企業の歴史に本質が隠されている
・IR情報を生かしたデータ戦略
・簡単に得られない情報で差をつけろ

こちらの記事について詳細を確認したい方は、後に紹介する『就活開始!~企業研究の進め方編~』を是非ご覧ください。

続いては、この記事のメインである、Yさんの思う「企業研究の進め方」について紹介したいと思います。

企業研究の進め方について

私の企業研究は他のどんな学生よりも力をいれたという自信があります。
商品や企業についての知識は、企業機密レベル以外の知識については社員の方と同レベルかそれ以上にしておくことで、企業選びを正しくできたり、面接を有利に進めたりできると思います。

企業研究の意味は大きく二つあると考えます。
まずは、就職活動のはじめの段階として、企業について知ることで自分がその企業に本当に行きたいのかどうかを判断するために、企業研究をしましょう。
私はまず、勤務地や給与、待遇について調べました。企業HPだけでではなく、転職サイトや企業の評価サイトを見比べてみて、入念に調べましょう。
勤務地が東京であっても、東京駅周辺であれば郊外に住んだ場合、通勤時間がかかったり、ラッシュに巻き込まれたりします。
逆に東京駅周辺に住めば家賃が高く、生活が苦しくなるかもしれません。
東京の郊外や埼玉周辺の勤務地であれば、もう少し家賃の低いところに住んだり、会社の近くに比較的安く住んだりできるかもしれません。
首都圏を離れて、地方都市に住めば、生活費は安く上がるかもしれませんが、車が必要になったり、首都圏にしかないイベントやお店に行けなくなる代償があったりするかもしれません。
勤務地だけではなく、給料や福利厚生も同様に人生設計に大きく影響する可能性があるので、自分がどんな生活を送りたいのかを考えて、企業研究した方がいいと思います。

ここからは推測することしかできませんが、営業所や海外拠点がある企業の場合は、自分がそこに配属される可能性も考慮した方がいいでしょう。
理系なら研究分野によって研究所の所在地が本社と異なる場合もあります。いずれにしても、それを知ったうえで就職した方がいいとは思います。

企業研究のもう一つの意味は、今後のESや面接の武器として知識を揃えておくことにあります。
私はここの知識量が面接をスムーズに行う上で最も重要なファクターだと考えています。
お互いの頭の中に同程度の知識や前提がないと、人間の会話は成り立ちません。
だからこそ、社員の方とできるだけ同じ思考回路で物事を考えられるために、その企業が社員に対してどのような教育を行っているのかや、どのような考え方を通して商品を作っているのかを学ぶ必要があります。
社員の方と同じ考え方を持っている、つまり、マッチング度が高いと判断されれば、内定をもらえる確率はぐっと上がります。

私の第一志望の企業についての企業研究は、かなり力を入れて行いました。
まず、その企業が世に出した商品にすべて目を通し、必要であれば開発に関わるストーリーも調べました。
企業の考え方を知るために、過去の何人かの社長や役員の書いた本もいくつか読みました。
結果、ベテラン社員との会話で若手の社員を置いていけるくらいの知識量を身に着けることができました。
企業機密は調べてもほとんど出てこないので、人事の社員や最終面接でお話をする役員クラスにはさすがに及びませんが、その人たちが普段教育をしているであろう若手社員よりも知識があって会話の通じる就活生が現れたとなると、一目置かれるのは間違いないでしょう。
また、このレベルで企業研究をすれば、自然とその企業の考え方が自分の身についてくるので、知識を増やせるということ以外にもメリットはあります。

私はある程度把握するだけにしましたが、数字が得意な人には、会社の業績について分析し、自分が入社することでどれだけの増益を見込めるのかということをシミュレートし、プレゼンした猛者もいたようです。
かなり説得力はあるので、このやり方でいい印象をつかめればいいですが、企業のことを何も知らない若人が見当違いなことを主張しているということにもなりかねないので、よっぽど自信がある人向けの方法だとは思います。

企業研究を最低限行うことは、すべての就活生に必要なことです。
そのうえで、他の就活生との差をつけられる部分が企業研究だと考えます。
だからこそ、他の就活生が得ていないであろう知識を蓄えることで、就活を有利に進めることができるようになると思いますので、過剰なくらいにやっておきましょう。

まとめ

『学生Yの独り言#2』は以上となります。
次回は『自己分析』をテーマにお送りします!7月25日に掲載予定です。

『企業研究』についてのYさんへのインタビューはこちらの記事からCheck!

次回の予習をしておきたい方はこちらの『最重要!自己分析編』から!

その他も含め、Yさんへのインタビュー記事は全部で6つあります。是非ご覧ください!

就活の第一歩~業界、企業の絞り方編~
正しく自分をアピールしよう!ES編
会話のキャッチボールが肝心!面接編1/2
会話のキャッチボールが肝心!面接編2/2

『不採用から学ぶ就職活動』と題したHさんへのインタビューも含めた21卒の方へのインタビュー記事は、マガジンにまとめています。待ち合わせや移動中などのちょっとした時間にいかがでしょうか?

今回も記事を読んでいただきありがとうございました!

(文責・やなぎ)

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